作品賞はアルモドバルVSアメナバル*ゴヤ賞2020 ③ ― 2019年12月15日 12:31
ほぼアルモドバルの「Dolor y gloria」に決まりか?
★作品賞はアルモドバルVSアメナバルの様相を呈していますが、ほぼアルモドバルに決まりかと思っています。しかしゴヤ賞はスペイン映画アカデミー会員の投票で決まるので、会員の好き嫌いも加味されるから予想は控えたい。ゴヤ賞は作品賞枠だけノミネーションが5作、既に紹介している3作を除いて、ノーマークだったベニト・サンブラノの「Intemperie」、紹介不足だったバスクのトリオ監督アイトル・アレギ、ジョン・ガラーニョ、ホセ・マリ・ゴエナガの「La trinchera infinita」の順でアップしたい。
◎最優秀作品賞(5作)
Dolor y gloria(16カテゴリー)
El Primer Deseo AIE / El Deseo DASLU
*作品紹介は、コチラ⇒2019年04月22日
Intemperie(5カテゴリー)
Morena Films / Movistar+ / TVE / Aralan Filma / Ukbar Filmes
*作品紹介は、コチラ⇒2019年12月17日
La trinchera infinita(15カテゴリー)
Irusoin / La Claqueta / Manny Films / Moriarti Produkzioak
*作品紹介は、コチラ⇒2019年12月20日
Lo que arde『ファイアー・ウィル・カム』(4カテゴリー)
Miramemira, SL / Kowalski Filma / 4 a 4 Productions / Tarantura Luxemburgo
*作品紹介は、コチラ⇒2019年04月28日/05月29日/11月21日
Mientras dure la guerra『戦争のさなかで』(17カテゴリー)
Fernando Bovaira
*作品紹介は、コチラ⇒2018年06月01日/2019年09月27日/2019年11月26日
★去る12月12日マドリード、アルモドバルは映画の脚本になった ”Dolor y gloria”(Reservoir Books)の出版記者会見をしました。大勢のファンで会場は満員、ジャーナリストからの質問に長時間にわたって答えたようです。自分にとって「書くということは書き直すこと。一般に人は書くことで考えるが、自分は書き直すことだ」と語った。また「監督というのはフラストレーションの塊りだ」とも。ボブ・ポプは本名ロベルト・エンリケス、TV評論家、作家、コラムニスト、モード界のエキスパートなど多才、今年3月自身が多発性硬化症であることを明らかにしている。
(ボブ・ポプと自著 ”Dolor y gloria” を手にしたアルモドバル、12月12日)
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