第10回ガウディ賞2018*結果発表2018年01月29日 19:17

          カルラ・シモンの『夏、1993』が独占、予想通りの結果でした!

   

 

128日、ガウディ賞の授賞式が2000人収容のフォーラム・オーディトリアムで開催されました。終わってみれば予想通りカルラ・シモン『夏、1993が大賞を独占、俳優・技術部門はノミネーション16アグスティ・ビリャロンガIncerta glòriaが大方を攫いました。カタルーニャ独立問題で中央政府とカタルーニャ州の関係はギクシャクしており、間もなく行われるプチデモン前州首相再任の選挙手続きが憲法裁判所の「映像中継での議会出席は不可」として差し止めになりました(1月27日)。ベルギーから帰国すれば拘束されるから、まったく出口の見えない泥沼戦争になっています。というわけでガウディ賞のガラも政治色の強いものとなりました。下の写真は、出席が恒例となっている州首相の席に、独立派のシンボルの黄色いリボンを置いて抗議の意思を示しました。 

    

  (州議会ロジェル・トレント議長、カタルーニャ映画アカデミー会長イゾナ・パソラ、

   アダ・コラウ)

 

★プチデモン前州首相からはビデオでメッセージが届いたそうです。空っぽの席に出席者から大きな拍手が送られました。「ガウディ賞の授賞式に州首相が欠席したのは初めてのことです。映画界の人々が現在起きていることを共有しているとは思いません。亡命から戻って家に帰れますように」と独立派のシンボル・カラーである黄色いブラウスを着たアカデミー会長イゾナ・パソラが挨拶した。出席者には黄色いドレスやショールなどが多かったとか。

 

★カテゴリー22のうち主な結果は以下の通りです。

作品賞(カタルーニャ語)
Brava 監督ロセル・アギラル
Estiu 1993 Verano 1993『夏、1993 監督カルラ・シモン 
Incerta glòria Incierta gloria 監督アグスティ・ビリャロンガ
La película de nuestra vida 監督エンリケ・バロ

 

           (作品賞受賞『夏、1993の関係者一同)

 

作品賞(カタルーニャ語以外)
Júlia ist 言語スペイン語 監督エレナ・マルティン 
La llamada 『ホーリー・キャンプ!』同西 監督ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ
Tierra firme 英語・西語 監督カルロス・マルケス=マルセ

The Bookshop  (La librería) 英語  監督イサベル・コイシェ 

 

   

監督賞
アグスティ・ビリャロンガ Agustí Villaronga  (Incerta glòria)
カルラ・シモン Carla Simón  (Estiu 1993)
カルロス・マルケス=マルセ Carlos Marques-Marcet  (Tierra firme)
イサベル・コイシェ Isabel Coixet  (The Bookshop )

   

   (スピーチを用意すると受賞できないと縁起を担いでしてこなかったカルラ・シモン)

 

脚本賞・編集賞

Estiu 1993 Verano 1993『夏、1993

 

主演男優賞

ダビ・ベルダゲルTierra firme

   

  

主演女優賞

ヌリア・プリムスIncerta glòria

  

  

助演男優賞

オリオル・プラ 「Incerta glòria

 

    

助演女優賞

ブルナ・クシ『夏、1993

 

 

オリジナル音楽賞・美術賞

The Bookshop La librería

   

撮影賞・衣装賞・録音賞・視覚効果賞・メイクアップ&ヘアー賞・プロダクション賞

Incerta glòria

  

   

アニメーション賞

Tadeo Jones 2El secreto del Rey Midas監督:エンリケ・ガトダビ・アロンソ

   

ドキュメンタリー賞

La Chana」監督:Lucija Stojevic

 

  

ガウディ栄誉賞

◎メルセデス・サンピエトロ

メルセ(メルセデス)・サンピエトロは、1947年、バルセロナ生れの71歳、映画・舞台・TV女優、短編を監督している。1970年舞台デビュー、同時にTVシリーズに出演する。映画デビューはハイメ・チャバリの「A un dios desconocidos」(77)、他ピラール・ミロの「El pajaro de la felicidad」(93)やモンチョ・アルメンダリスの「Cilencio roto」(01)や「Obaba」(05)などに出演。アルゼンチンのアドルフォ・アリスタラインLugales comunes02)でサンセバスチャン映画祭銀貝女優賞、ゴヤ賞主演女優賞を受賞している。その他数々の国際映画祭の受賞歴がある。公開作品ではスペイン最後のガローテ刑をテーマにした、マヌエル・ウエルガの『サルバドールの朝』(06)でサルバドールの母親を演じた。前会長マリサ・パレデスの後を受けて、2003年から2006年までスペイン映画アカデミー会長を務めた。駆け足紹介です。

 

  

観客賞はハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシの『ホーリー・キャンプ!』が受賞した。助演女優賞にノミネートされていたアンナ・カスティーリョは白のすけすけドレスで出席、初めてガウディ賞ガラに出席した二人の監督も、「この映画は女性たちに捧げたミュージカルです」とハビエル・アンブロッシ。

 (アンナ・カスティーリョ)

  

第5回フェロス賞2018*結果発表2018年01月23日 18:14

          カルラ・シモンの『夏、1993』に軍配が上がりました

  

      

122日の夕べ、マドリードのComplejo Magarinosでフェロス賞の授賞式が開催されました。総合司会者はコメディアン俳優のフリアン・ロペス、今年は女性たちのガラとして記憶されるだろうということです。というのはトロフィーはすべて女性によって手渡されたのでした。そういうわけで女性の出席者が目立った授賞式でした。だからカルラ・シモンが受賞したわけではないでしょう。

 

         

             (コメディアン俳優のフリアン・ロペス)

 

先行したフォルケ賞では無冠だった『夏、1993が作品賞(ドラマ部門)、カルラ・シモンの監督賞、脚本賞、更にダビ・ベルダゲルが助演男優賞 と、4賞を獲得しました。ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシの『ホーリー・キャンプ!』がコメディ部門の作品賞、ガラ不参加が報道されていたはずなのに二人で仲良く赤絨毯に現れたようです。主演男優・女優賞はフォルケ賞と同じ顔触れになりました。ハビエル・グティエレスはTVシリーズの「Vergüenzaでも主演男優賞を受賞、ゴヤに雪崩れ込みそうです。アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョHandiaは、オリジナル音楽賞(パスカル・ゲーニュ)とポスター賞(イニャキ・ビリュエンダス)の2冠、大賞には及びませんでした。

 

       

          (喜びのスピーチをする監督賞受賞のカルラ・シモン)

 

★ガラ会場に唯一人リラックスして現れたのが、フェロス栄誉賞ベロニカ・フォルケ1955121日、マドリード、62歳)でした。幾つになっても年を取らないと思っていましたが、やはり年相応の顔になりましたでしょうか。父親はホセ・マリア・フォルケ、それで毎回フォルケ賞には姿を見せます。ゴヤ賞主演女優賞を2個、助演を2個、残るは栄誉賞だけでしょう。2005年マラガ映画祭のマラガ賞、2014年にはバジャドリード映画祭の麦の穂栄誉賞を受賞しています。

  

  

           (栄誉賞のトロフィーを手にしたベロニカ・フォルケ)

 

受賞結果は以下の通り:ノミネーション・リスト(初出に監督名、ゴチック体は紹介作品)

作品賞(ドラマ部門)

El autor (監督マヌエル・マルティン・クエンカ)

Handia (同アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョ)

No sé decir adiós (同リノ・エスカランテ)

Verano 1993」『夏、1993 (同カルラ・シモン)

Verónica 『エクリプス』(同パコ・プラサ)

 

 

 (『夏、1993のスタッフと出演者、中央はトロフィー2個を手にしたライア・アルティガス、

   左側はシモン監督、右側は助演男優賞のトロフィーを手にしたダビ・ベルダゲル

    

作品賞(コメディ部門)

Abracadabra (監督パブロ・ベルヘル)

La llamada」『ホーリー・キャンプ!』(同ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ)

Fe de Etarras」『となりのテロリスト』 (同ボルハ・コベアガ)

Muchos hijos, un mono y un castilloドキュメンタリー (同グスタボ・サルメロン)

Selfie (同ビクトル・ガルシア・レオン)

Tierra firme (同カルロス・マルケス=マルセ)

 

     

        (二人のハビことハビエル・カルボハビエル・アンブロッシ

 

     

             (両監督ほかのスタッフと出演者たち)

 

監督賞

アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョ Handia

イサベル・コイシェ La librería

マヌエル・マルティン・クエンカ El autor

カルラ・シモン Verano 1993

パコ・プラサ Verónica

 

主演男優賞

サンティアゴ・アルベル Selfie

ハビエル・カマラ Fe de Etarras

アンドレス・ヘルトルディス Morir」(監督フェルナンド・フランコ)

ハビエル・グティエレス El autor

アントニオ・デ・ラ・トーレ Abracadabra

     

    

主演女優賞

マリアン・アルバレス Morir

ライア・アルティガス Verano 1993

サンドラ・エスカセナ Verónica

ヌリア・プリムス Incierta groria」(監督コラル・クルス&ジョアン・サレス)

ナタリエ・ポサ No sé decir adiós

マリベル・ベルドゥ Abracadabra

  

  

助演男優賞

フアン・ディエゴ No sé decir adiós

ビル・ナイ La librería

ハイメ・オルドーニェスEl bar」『クローズド・バル』(アレックス・デ・ラ・イグレシア) 

オリオル・プラ Incierta groria

ダビ・ベルダゲル Verano 1993

アントニオ・デ・ラ・トーレ El autor

 

助演女優賞

アデルファ・カルボ El autor

アンナ・カスティーリョ La llamada」『ホーリー・キャンプ!』

ベレン・クエスタ La llamada

ロラ・ドゥエニャス No sé decir adiós

グラシア・オラヨ La llamada

   

脚本賞

アレハンドロ・エルナンデス&マヌエル・マルティン・クエンカ El autor

ディエゴ・サン・ホセ Fe de Etarras

パブロ・レモン&リノ・エスカランテ No sé decir adiós

カルラ・シモン Verano 1993

フェルナンド・ナバロ&パコ・プラサ Verónica

      

  

オリジナル音楽賞

ホセ・ルイス・ペラレス El autor

カルロス・リエラ&ジョアン・バレント El bar」『クローズド・バル』

パスカル・ゲーニュ Handia

アルフォンソ・デ・ビラリョンガ La librería

エウヘニオ・ミラ Verónica

  

     

    

特別フェロス賞

La vida y nada más」アントニオ・メンデス

    

   

予告編賞

フェルナンド・バリャリノEl autor

ラファ・マルティネスEl bar」『クローズド・バル』

アルベルト・グティエレスLa llamada

ラファ・マルティネスPieles」『あなたに触らせて』 (監督エドゥアルド・カサノバ)

ミゲル・A・トゥルドゥTruduVerano 1993」『夏、1993

ラファ・マルティネス「Verónica

   

    

予告編を専門に手がけていラファ・マルティネスは、2017年にパコ・レオンの『KIKI~愛のトライ&エラー』で受賞しているせいか、今回は3作とも逃しました

 

ポスター賞

セルフィオ・ゴンサレス・クンKuhnEl bar」『クローズド・バル』 

イニャキ・ビリュエンダスHandia 

Cartel teaserLa llamada」『ホーリー・キャンプ!』 

セルフィオ・ゴンサレス・クンKuhnPieles」『あなたに触らせて』

オルガ・オルティスVerano 1993」『夏、1993

    

   

ドキュメンタリー賞

La Chanaが受賞しました(製作:Noon Film S.L. 製作国:スペイン・アイスランド・米国、監督Lucija Stojevic2016年、83分)。アントニア・サンティアゴ・アマドールLa Chanaの伝記映画。1946年バルセロナ生れのロマのフラメンコダンサー、196115歳でデビューした。フェロス賞はゴヤ賞の前哨戦の意味合いがありますが、そちらにはノミネーションされておりません。

  

    

     

作品賞(コメディ部門)とダブル・ノミネーションだったグスタボ・サルメロンMuchos hijos, un mono y un castillo残念でした。

 

 

★ノミネーション・リストをアップしなかったTVシリーズの受賞は以下の通りです。

シリーズ・ドラマ部門

La zonaTemporada 1

 

シリーズ・コメディ部門

VergüenzaTemporada 1

  

                        

 

主演男優賞

ハビエル・グティエレス VergüenzaTemporada 1

主演女優賞

◎マレーナ・アルテリオ VergüenzaTemporada 1

 

     

       (喜びを分かち合うハビエル・グティエレスとマレーナ・アルテリオ)

 

助演男優賞

ミゲル・レリャン VergüenzaTemporada 1

 

助演女優賞

◎エンマ・スアレス 「La zonaTemporada 1

 

 (貫禄の受賞、エンマ・スアレス)

    

★赤絨毯を踏んだシネアストが着用した衣装の品定めでは、ベスト・ドレッサーはパウリナ・エチェバリアでした。薄いピンク色で羽根飾りがついた左右非対称のドレス、ホルヘ・アクーニャのデザイン。ベスト・ドレッサーに選ばれた、左からマカレナ・ガルシア、パウラ・エチェバリア、マリベル・ベルドゥ、アナ・ポルボロサ、ベレン・ルエダ、ウルスラ・コルベロの6人。各デザイナーはスペイン人のようです。

 

  

 

最も話題を提供したのが写真の5人でした。フェロス賞の立ち位置は、米国アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞、今年は3人の例外を除いて全員黒ずくめでした。そこで負けじとばかり黒のスーツにしたのか、それでは味気ないと考えたのか、マラガのアーティストのエルネスト・アルティリョにペインティングしてもらった。賛同したのか皮肉ったのか、どちらでしょうか。

 

       

★左からバルバラ・サンタクルス、Brays Efe、ホルヘ・Suquet、ジェマ・ガラン、アルバ・フローレス。Brays Efe2017TVシリーズ(コメディ部門)で、赤毛で太っちょの冴えない男を演じて主演男優賞を受賞した俳優。こんな強面とは知りませんでした。

 


第23回ホセ・マリア・フォルケ賞2018*結果発表2018年01月15日 21:03

          作品賞はEl autorLa libreriaが分け合いました!

 

          

           (作品賞受賞作、El autorLa libreria

 

113日、ホセ・マリア・フォルケの生誕地サラゴサで初めて開催された第23回フォルケ賞の結果発表がありました。北スペインの大都市とは言え、マドリードに比べると決して便利とは言えないにもかかわらず大勢が参加しました。ホセ・マリア・フォルケの愛娘ベロニカ・フォルケは勿論のこと、栄誉賞にあたるEGEDA(オーディオビジュアル著作権管理協会)の金のメダルを受賞者カルロス・サウラに敬意を表してか、候補者以外の出席も多かったようです。総合司会者はエレナ・サンチェスとボリス・イサギーレでした。

(受賞者は以下の通り、ゴチック体は当ブログ紹介作品、印はゴヤ賞にもノミネーション)

    

      

    

         (総合司会者のエレナ・サンチェスとボリス・イサギーレ)

 

長編映画賞(フィクションとアニメーション)

Abracadabra ARCADIA MOTION PICTURES 監督パブロ・ベルヘル)

El autor★  ALEBRIJE CINE Y VIDEO S.A. (監督マヌエル・マルティン・クエンカ)

La libreriaA CONTRACORRIENTE FILMS (監督イサベル・コイシェ)

Verano 1993」『夏、1993AVALON PRODUCTORA CINEMATOGRAFICA S.L.

       (監督カルラ・シモン)

HandiaAUNDIYA FILM A.I.E. (監督アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョ)

 

     

     (El autorの製作者と出演者のアデルファ・カルボ、アドリアナ・パス、

       ハビエル・グティエレス

 

   

    (La libreriaのスペイン・サイドの製作者に付き添ったイサベル・コイシェ

 

 

 (代理で受け取ったイサベル・コイシェ、中央はカジェタナ・ギジェン=クエルボ

 

★プレゼンターは、フリオ・メデム監督と女優カジェタナ・ギジェン=クエルボでした。作品賞が引き分けとなるのは今までなかったことだそうです。作品賞は監督でなく製作者に与える賞、登壇するのは製作者です。というわけでEl autorのマヌエル・マルティン・クエンカ監督はマイアミで撮影中のため欠席でした。フォルケ賞には監督賞がありません。

受賞作El autorの紹介記事は、コチラ2017年8月31日

受賞作La libreriaの紹介記事は、コチラ2018年1月7日

 

長編ドキュメンタリー賞

Alberto Garcia-Alix: La lineade la sombra 監督ニコラス・コンバロ 

Dancing Beethoven 監督アランチャ・アギーレ

Muchos hijos, un mono y un castillo 監督グスタボ・サルメロン

Sauras (s) 監督フェリックス・ビスカレト

Sara Baras: Todas las voces 監督ラファ・モレス&ペペ・アンドレウ

 

      

      (グスタボ・サルメロン、母フリア・サルメロン、右端は監督の兄か?)

 

★両親も出席したフォルケ賞ガラ、グスタボ・サルメロンがトロフィーを手にしました。これでゴヤ賞に一歩近づいたことになります。

受賞作Muchos hijos, un mono y un castilloの紹介記事は、コチラ2018年1月13日

 

短編映画賞 

Los desheredados」ドキュメンタリー  (監督ラウラ・フェレス 製作Inicia Films

Madre (監督ロドリゴ・ソロゴジェン 製作Caballo Films

Tabib (監督カルロ・ドゥルシD'Ursi 製作Potenza Produciones

 

   

         (主演のマルタ・ニエトとロドリゴ・ソロゴジェン監督)

 

主演男優賞

アンドレス・ヘルトルディス  Morir 監督フェルナンド・フランコ

ダビ・ベルダゲル 助演 Verano 1993 

ハビエル・グティエレス  El autor 

フアン・ディエゴ No sé decir adiós 監督リノ・エスカレラ

 

(ハビエル・グティエレス)

  

  

★ハビエル・グティエレスは、2015年にアルベルト・ロドリゲスの『マーシュランド』で受賞しています。更にフェロス賞、ゴヤ賞とオール制覇でした。しかし個人的には今年は割れる予想をしています。

 

主演女優賞

アデルファ・カルボ 助演 El autor 監督マヌエル・マルティン・クエンカ

アンナ・カスティーリョ 助演 La llamada」『ホーリー・キャンプ!』

   監督ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ

マリアン・アルバレス Morir

マリベル・ベルドゥ  Abracadabra 

ブルナ・クシ 新人 Verano 1993」『夏、1993

ナタリエ・ポサ  No sé decir adiós

 

(ナタリエ・ポサ)

       

マリベル・ベルドゥかナタリエ・ポサを予想しておりました。ここ最近の女優賞は候補者が56人と多く、予想がしにくいカテゴリーです。ベルドゥは2013年にパブロ・ベルヘルの『ブランカニエベス』で既に受賞しています。

No sé decir adiósとナタリエ・ポサの紹介記事は、コチラ2017年6月25日

   

 長編ラテンアメリカ映画賞

La cordillera」『サミット』(アルゼンチン) 監督サンティアゴ・ミトレ

Las hijas de Abril(メキシコ) 監督ミシェル・フランコ

Mi Mundial」(アルゼンチン=ブラジル=ウルグアイ) 監督カルロス・モレリィ

Ultimos días en La Habana(キューバ) 監督フェルナンド・ぺレス

Una mujer fantástica」『ナチュラルウーマン』(チリ) 監督セバスティアン・レリオ 

 

  

           (ララ・P・カミーニャとアレックス・ラフエンテ

 

大方の予想通りの受賞でした。こちらも予想通りチリからの出席はなく、スペイン配給会社BTeam Pictures が代理でトロフィーを受け取りました。

受賞作『ナチュラルウーマン』の紹介記事は、コチラ2017126

 

Cine y Educacion en Valores

Deep」(アニメーション) 監督フリオ・ソト・グルピデ

Handia

Lo que de verdad importa 監督パコ・アランゴ 

 

   

               (パコ・アランゴ監督とポスター)

 

★「タメになるうえ、家族揃って安心して見られる映画」だそうです。

 

EGEDA金のメダル栄誉賞)

★カルロス・サウラはEGEDA エンリケ・セレソ会長から金のメダルを受け取りました。

 

  

 

★今宵のベストドレッサー

 

    

     (左から、エレナ・リベラ、マリベル・ベルドゥ、ダフネ・フェルナンデス)


新年のご挨拶*今年で5歳になります2018年01月01日 18:37

                   光陰矢の如し、El tiempo pasa como una flecha

 

★早くも5回目の新年を迎えるとは我ながら驚きです。自分のアタマの体操、もっとスペイン語映画が公開されることを願って始めたブログでしたが、思った以上に時間が取られるものでした。しかし「小人閑居して悪を為すEl ocio es la madre de todos los vicios」とも言いますので、飽きるまでしばらくは続けたいと思います。

 

★映画界は年初から2月にかけて映画賞の季節、スペインもフォルケ賞(113日)、フェロス賞(122日)、ガウディ賞(128日)、ゴヤ賞(23日)が予定されています。うちガウディ賞は未紹介ですが、カタルーニャ語に特化しておりスペイン全体を網羅しておりません。カタルーニャ映画アカデミーが選考母体、カテゴリーはカタルーニャ語とカタルーニャ語以外の言語(主にスペイン語と英語)に大別されています。今年はアグスティ・ビリャロンガの新作「Incerta glòria」がノミネーション最多の16個と独走中、受賞の可能性が高そうです。公開された『ブラック・ブレッド』(10)とテーマが似通っています。

★一応、ガウディ賞の作品賞と監督賞をアップしますと、こんな具合です。(ゴチック体は当ブログ紹介作品)

 

         

       (第10回ガウディ賞2018のポスター、背景は「Incerta glòria」から)

作品賞(カタルーニャ語)
Brava 監督ロセル・アギラル
Estiu 1993 Verano 1993『夏、1993』 監督カルラ・シモン ノミネーション14
Incerta glòria (Incierta gloria) 監督アグスティ・ビリャロンガ 同最多16
La película de nuestra vida 監督エンリケ・バロ

作品賞(カタルーニャ語以外)
Júlia ist 言語スペイン語 監督エレナ・マルティン 
La llamada 『ホーリー・キャンプ!』言語スペイン語 

     監督ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ
Tierra firme 言語英語・西語 監督カルロス・マルケス=マルセ ノミネーション11個        The Bookshop  (La librería) 言語英語  監督イサベル・コイシェ 同12

監督賞
アグスティ・ビリャロンガ Agustí Villaronga  (Incerta glòria)
カルラ・シモン Carla Simón  (Estiu 1993)
カルロス・マルケス=マルセ Carlos Marques-Marcet  (Tierra firme)
イサベル・コイシェ Isabel Coixet  (The Bookshop )

★授賞式の総合司会者は、『夏、1993』と「Tierra firme」に出演しているダビ・ベルダゲルです。次回は英語映画ですが、いずれの賞にもノミネートされながら未紹介のイサベル・コイシェの映画から始めたいと思っています。(1月7日アップしました)

   

   

          (イサベル・コイシェの「La libreria」のポスター)

 

第5回フェロス賞2018*ノミネーション・リスト2017年12月25日 16:32

            スペイン版ゴールデングローブ賞を旗印にしたフェロス賞

 

   

★映画館閉鎖が増えるなかで、やたら多くなったのが映画賞、ゴヤ賞の前哨戦という触れ込みで始まったフェロス賞のノミネーション発表が去る125日にありました。選考母体はAICE, メンバーはジャーナリストや映画批評家など報道関係者約200名以上が参加しています。映画とTVシリーズの2部門に分かれ、映画は88作、TVシリーズは40作から選ばれました。当ブログでは後者は割愛しておりますが、ゴヤ賞やフォルケ賞にカテゴリーのない、お茶の間でタダで鑑賞できるTVシリーズのほうが、スペイン人の関心は高いかもしれません。ノミネーション発表のプレゼンターは、パウラ・エチェバリアとフリアン・ロペス、二人は授賞式の総合司会も務めるようです。授賞式は2018122日、マドリードのComplejo Magariñosで開催されます。

AICE Asociacion de Informadores Cinematograficos de Espana スペイン映画ジャーナリスト協会、現会長はペドロ・バリン。

 

           

            (パウラ・エチェバリアとフリアン・ロペス)

 

  ノミネーション・リスト(初出に監督名、ゴチック体は紹介作品)

作品賞(ドラマ部門)

El autor (監督マヌエル・マルティン・クエンカ)8個ノミネーション

Handia」 (同アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョ)4

No sé decir adiós (同リノ・エスカランテ)5

Verano 1993」『夏、1993 (同カルラ・シモン)7

Verónica」 『エクリプス』(同パコ・プラサ)6

    

作品賞(コメディ部門)

Abracadabra (監督パブロ・ベルヘル)

La llamada」『ホーリー・キャンプ!』(同ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ)6

Fe de Etarras」『となりのテロリスト』 (同ボルハ・コベアガ)3

Muchos hijos, un mono y un castillo」ドキュメンタリー (同グスタボ・サルメロン)

Selfie」 (同ビクトル・ガルシア・レオン)

Tierra firme (同カルロス・マルケス=マルセ)

 

監督賞

アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョ Handia

イサベル・コイシェ 「La librería3

マヌエル・マルティン・クエンカ El autor

カルラ・シモン Verano 1993

パコ・プラサ 「Verónica」 

 

主演男優賞

サンティアゴ・アルベル 「Selfie

ハビエル・カマラ Fe de Etarras

アンドレス・ヘルトルディス 「Morir」(監督フェルナンド・フランコ)

ハビエル・グティエレス El autor

アントニオ・デ・ラ・トーレ Abracadabra

 

   

主演女優賞

マリアン・アルバレス 「Morir

ライア・アルティガス Verano 1993

サンドラ・エスカセナ 「Verónica」 

ヌリア・プリムス 「Incierta groria」(監督コラル・クルス&ジョアン・サレス)

ナタリエ・ポサ No sé decir adiós

マリベル・ベルドゥ Abracadabra

 

   

助演男優賞

フアン・ディエゴ No sé decir adiós

ビル・ナイ 「La librería

ハイメ・オルドーニェスEl bar」『クローズド・バル』(アレックス・デ・ラ・イグレシア) 

オリオル・プラ 「Incierta groria

アントニオ・デ・ラ・トーレ El autor

ダビ・ベルダゲル Verano 1993

 

 

助演女優賞

アデルファ・カルボ El autor

アンナ・カスティーリョ La llamada」『ホーリー・キャンプ!』

ベレン・クエスタ La llamada

ロラ・ドゥエニャス No sé decir adiós

グラシア・オラヨ La llamada

 

   

脚本賞

アレハンドロ・エルナンデス&マヌエル・マルティン・クエンカ El autor

ディエゴ・サン・ホセ Fe de Etarras

パブロ・レモン&リノ・エスカランテ No sé decir adiós

カルラ・シモン Verano 1993

フェルナンド・ナバロ&パコ・プラサ 「Verónica」 

 

オリジナル音楽賞

ホセ・ルイス・ペラレス El autor

カルロス・リエラ&ジョアン・バレント El bar」『クローズド・バル』

パスカル・ゲーニュ Handia

アルフォンソ・デ・ビラリョンガ 「La librería

エウヘニオ・ミラ 「Verónica

 

予告編賞

El autorフェルナンド・バリャリノ

El bar」『クローズド・バル』ラファ・マルティネス

La llamadaアルベルト・グティエレス

Pieles」『あなたに触らせて』ラファ・マルティネス (監督エドゥアルド・カサノバ)

Verano 1993」『夏、1993ミゲル・A・トゥルドゥTrudu

Verónica」ラファ・マルティネス

3作にノミネーとされたラファ・マルティネスは、2017年にパコ・レオンの『KIKI~愛のトライ&エラー』で受賞しています。短編映画のほか、主にメイキングや予告編を専門に多数手がけています。

 

ポスター賞

El bar」『クローズド・バル』 セルフィオ・ゴンサレス・クンKuhn

Handia イニャキ・ビリュエンダス

La llamada」『ホーリー・キャンプ!』 Cartel teaser

Pieles」『あなたに触らせて』 セルフィオ・ゴンサレス・クンKuhn

Verano 1993」『夏、1993オルガ・オルティス

 

ドキュメンタリー賞

Muchos hijos, un mono y un castillo」(監督グスタボ・サルメロン)

作品賞(コメディ部門)とダブル・ノミネーションです。

 

★ゴヤ賞・フォルケ賞・フェロス賞の3賞にノミネーションされた未紹介作品、イサベル・コイシェの「La libreriaは、日本公開も視野に入れてアップ予定。

 

第23回フォルケ賞2018*ノミネーション・リスト2017年12月24日 15:38

           フォルケの生れ故郷サラゴサで初めて開催される

 

   

★今年初めてマドリード以外のセビーリャで開催されたフォルケ賞授賞式、2018年もマドリードを離れて113、ホセ・マリア・フォルケ(1923)の生れ故郷サラゴサで開催されます。サラゴサにはスペインの守護聖母「ピラールの聖母」が祀られているピラール聖母教会があり、サラゴサ観光の目玉でもある。さらにスペイン映画の第1作は、ヒメーノ親子が1896年に撮影した『サラゴサのピラール聖母教会でのミサ後の退出風景』だった。アラゴン州は古くはフローリアン・レイ、アントニオ・サウ、ルイス・ブニュエル、今年の栄誉賞を受賞するカルロス・サウラなどのシネアストを輩出している。

 

    

                (長編映画賞候補の5作品)

 

★フォルケ賞はゴヤ賞に比較して地味だが、ゴヤ賞を占う前哨戦的な意味合いがあった。しかしフェロス賞(第120141月)ができてからは、カテゴリーの数が7部門と少ないぶん、少し様子が変わってきています。ゴヤ賞が監督に光を当てる映画賞なら、フォルケ賞は製作者にスポットを当てる映画賞、したがって監督賞はありません。そもそも選考母体が異なりますから当然です。ゴヤ賞はスペイン映画科学アカデミー、フォルケ賞はEGEDAオーディオビジュアル著作権管理協会です。EGEDAの初代会長ホセ・マリア・フォルケの功績を讃えて創設されたのが本賞でした。もっとも作品賞は、ホラー「Verónica」(『エクリプス』)がコメディ「Abracadabra」に入れ替わっただけですから、ゴヤ賞に影響するかもしてません。

EGEDAについては、コチラ20161230

 

長編映画賞(フィクションとアニメーション)

Abracadabra」 ARCADIA MOTION PICTURES他 (監督パブロ・ベルヘル)

El autor★  ALEBRIJE CINE Y VIDEO S.A. 他 (監督マヌエル・マルティン・クエンカ)

La libreria★ A CONTRACORRIENTE FILMS他 (監督イサベル・コイシェ) 

Verano 1993」『夏、1993★ AVALON PRODUCTORA CINEMATOGRAFICA S.L.  

       (監督カルラ・シモン) 

Handia★ AUNDIYA FILM A.I.E. 他 (監督アイトル・アレギ&ジョン・ガラーニョ)

 

      

         (カルラ・シモンと主演女優賞ノミネートのブルナ・クシ)

 

長編ドキュメンタリー賞

Alberto Garcia-Alix: La lineade la sombra 監督ニコラス・コンバロ 

Dancing Beethoven 監督アランチャ・アギーレ 

Muchos hijos, un mono y un castillo 監督グスタボ・サルメロン 

Sauras (s) 監督フェリックス・ビスカレト 

Sara Baras: Todas las voces 監督ラファ・モレス&ペペ・アンドレウ

 

短編映画賞 

Los desheredados」ドキュメンタリー  (監督ラウラ・フェレス 製作Inicia Films

Madre (監督ロドリゴ・ソロゴジェン 製作Caballo Films

Tabib」 (監督カルロ・ドゥルシD'Ursi 製作Potenza Produciones

 

主演男優賞

アンドレス・ヘルトルディス  「Morir」 監督フェルナンド・フランコ

ダビ・ベルダゲル 助演 Verano 1993 

ハビエル・グティエレス  El autor 

フアン・ディエゴ No sé decir adiós」 監督リノ・エスカレラ 

 

主演女優賞

アデルファ・カルボ 助演 El autor 監督マヌエル・マルティン・クエンカ

アンナ・カスティーリョ 助演 La llamada」『ホーリー・キャンプ!』

   監督ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ

マリアン・アルバレス 「Morir

マリベル・ベルドゥ  Abracadabra 

ブルナ・クシ 新人 Verano 1993」『夏、1993

ナタリエ・ポサ  No sé decir adiós 

 

(ナタリエ・ポサ)

   

 長編ラテンアメリカ映画賞

La cordillera」『サミット』(アルゼンチン) 監督サンティアゴ・ミトレ 

Las hijas de Abril(メキシコ) 監督ミシェル・フランコ

Mi Mundial」(アルゼンチン=ブラジル=ウルグアイ) 監督カルロス・モレリィ

Ultimos días en La Habana(キューバ) 監督フェルナンド・ぺレス

Una mujer fantástica」『ナチュラルウーマン』(チリ) 監督セバスティアン・レリオ 

 

Cine y Educacion en Valores

Deep」(アニメーション) 監督フリオ・ソト・グルピデ

Handia

Lo que de verdad importa」 監督パコ・アランゴ 

 

EGEDA金のメダル(栄誉賞)

カルロス・サウラ

 

     

                 (カルロス・サウラと娘アンナ・サウラ・ラモン)

 

ゴチック体は当ブログ紹介作品、印はゴヤ賞にもノミネートされています。


第4回フェロス賞2017*結果発表2017年01月29日 10:04

            フォルケ賞に続いてラウル・アレバロが大賞3個をゲット!

 

    

       

フォルケ賞に続いて日本時間24日に結果が発表になっておりましたが、管理人PCの不具合でかなり遅れてしまいました。ラウル・アレバロのTarde para la ira作品賞・監督賞・脚本賞と大賞3を手にしたのは、少ないカテゴリーのなかで快挙と言ってもいいでしょう。選考母体がジャーナリストとフォルケ賞とは性格の異なるグループが審査員でしたが、結局似たような結果になりました。こうなるとアカデミー会員約2000人の投票で決まるゴヤ賞ラリーも面白くなってきました。

 

   

  (自らも主演男優賞にノミネートされていた総合司会者のアントニオ・デ・ラ・トーレ)

 

主なフェロス賞ノミネーションと結果

作品賞ドラマ部門

El hombre de las mil caras『スモーク・アンド・ミラーズ』 監督アルベルト・ロドリゲス

  (ノミネーション10個)
Julieta『ジュリエッタ』 監督ペドロ・アルモドバル(同9個)
Que Dios nos perdone 監督ロドリゴ・ソロゴェン(同7個)
Tarde para la ira 監督ラウル・アレバロ(同8個)
Un monstruo viene a verme 監督フアン・アントニオ・バヨナ(同7個)

 

    

         (3賞を手にして次回作が厳しくなったラウル・アレバロ)

 

作品賞(コメディ部門)

Kiki, el amor se hace KIKI~愛のトライエラー 監督パコ・レオン
María (y los demás)」監督ネリー・レゲラ

La noche que mi madre mató a mi padre 監督イネス・パリス
La puerta abierta 監督マリナ・セレセスキー
El rey tuerto 監督マルク・クレウエトCrehuet

 

   

      (右手を挙げているのがパコ・レオン監督、他スタッフとキャスト一同)

 

監督賞

ペドロ・アルモドバル『ジュリエッタ』
ラウル・アレバロ Tarde para la ira
フアン・アントニオ・バヨナUn monstruo viene a verme
アルベルト・ロドリゲス 『スモーク・アンド・ミラーズ』
ロドリゴ・ソロゴイェン「Que Dios nos perdone

 

 

主演女優賞

アナ・カスティージョ「El olivoThe Olive Tree

バルバラ・レニー María (y los demás)
カルメン・マチLa puerta abierta
エンマ・スアレス『ジュリエッタ』

アドリアナ・ウガルテ『ジュリエッタ』

 

 

主演男優賞

ロベルト・アラモQue Dios nos perdone

エドゥアルド・フェルナンデス 『スモーク・アンド・ミラーズ』

アライン・エルナンデス El rey tuerto
ルイス・マクドゥーガル Un monstruo viene a verme
アレックス・モネール La propera pell
アントニオ・デ・ラ・トーレ「Tarde para la ira

 

 

助演女優賞

ルス・ディアス Tarde para la ira
マルタ・エトゥラ 『スモーク・アンド・ミラーズ』

ロッシ・デ・パルマ『ジュリエッタ』
テレレ・パベス La puerta abierta
カンデラ・ペーニャ KIKI~愛のトライ&エラー

 

助演男優賞

カルロス・サントス 『スモーク・アンド・ミラーズ
ルイス・カジェホ Tarde para la ira

ホセ・コロナド 『スモーク・アンド・ミラーズ
ハビエル・ペレイラ「Que Dios nos perdone
マノロ・ソロ Tarde para la ira


脚本賞
アルベルト・ロドリゲス、ラファエル・コボス 『スモーク・アンド・ミラーズ』 

ペドロ・アルモドバル 『ジュリエッタ 
パトリック・ネス Un monstruo viene a verme
イサベル・ペニャ、ロドリゴ・ソロゴジェン Que Dios nos perdone
ダビ・プリドラウル・アレバロ Tarde para la ira

 

       

オリジナル音楽賞

シルビア・ペレス・クルス  Cerca de tu casa
フリオ・デ・ラ・ロサ 『スモーク・アンド・ミラーズ』

アルベルト・イグレシアス 『ジュリエッタ』

フェルナンド・ベラスケス Un monstruo viene a verme
オリビエル・アルソン「Que Dios nos perdone

 

予告編賞

El hombre de las mil caras『スモーク・アンド・ミラーズ
 Julieta」 『ジュリエッタ

 Kiki, el amor se hace KIKI~愛のトライ&エラー
Un monstruo viene a verme
Que Dios nos perdone

 

ポスター賞

El hombre de las mil caras 『スモーク・アンド・ミラーズ
Julieta」 『ジュリエッタ

Kiki, el amor se hace KIKI~愛のトライ&エラー
Monstruo viene a verme

Tarde para la ira

 

ドキュメンタリー賞 Dead Slow Ahead 監督:マウロ・エルセ

特別フェロス賞 La muerte de Luis XIV 監督:アルベルト・セラ

 

栄誉賞受賞のナルシソ・イバニェス・セラドールは車椅子で登場、プレゼンターのアレックス・デ・ラ・イグレシアが「私がもっとも影響を受けた監督の一人」とお祝いの言葉を述べました。今宵のガラで一番盛大な拍手を受けたのがこのときだったようです。また観客や批評家の興味を大いに掻き立てた La muerte de Luis XIVで特別フェロス賞を受賞したアルベルト・セラは「(スペイン以外の)ほかの国々では、私の映画は本日ここにお集まりの方々よりも多い観客に見てもらえました」と若さにまかせて強力パンチをお見舞いした。そうですね、本作はカンヌ映画祭2016ワールド・プレミアした話題作でしたが、ノミネーションされませんでした。

 

    

    (ナルシソ・イバニェス・セラドールとアレックス・デ・ラ・イグレシア)

 

TVシリーズの6カテゴリーは当ブログでは割愛しましたが、コメディ部門では、ハビエル・アンブロシィ Paquita Salas が受賞しました。太っちょで赤毛のぶおとこパキータ・サラスを演じたBrays Efe主演男優賞ベレン・クエスタ助演女優賞と、こちらも3個受賞しました。下の写真はトロフィーを手に喜びの3人と共演者のハビエル・カルボ

 

 

    (左から、アンブロシィ監督、ベレン・クエスタ、Brays Efeビエル・カルボ)

 

 

(パキータに扮したBrays Efeとベレン・クエスタ

 

★結局、最多ノミネーション10個の『スモーク・アンド・ミラーズ はポスター賞1に止まり、半ば予想されていたことですが、ノミネーション9個の『ジュリエッタ』は無冠に終わりました。残るは2月4日開催のゴヤ賞だけになりました。


作品賞はラウル・アレバロの手に*フォルケ賞2017結果発表2017年01月15日 22:35

       トロフィーを手にしたのはエンマ・スアレスとロベルト・アラモ

 

 
 (左からアントニオ・デ・ラ・トーレ、ルス・ディアス、製作者ベアトリス・ボデガス、監督)      

 

114日、フォルケ賞の授賞式が初めてセビージャで開催され、 結果は以下のとおりです。ラウル・アレバロTarde para la iraが受賞したとなると、ゴヤ賞もちょっと分からなくなってきました。2016年スペインで観客動員数第1位はフアン・アントニオ・バヨナUn monstruo viene a verme”(450万人、売上高2600万ユーロ)だった。受賞作は第4位のダニエル・カルパルソルの『バンクラッシュ』(650万ユーロ)、第6位のパコ・レオンの『KIKI~愛のトライ&エラー』(610万ユーロ)にも満たない。いずれも100万人以上の観客を集めたという。勿論、動員数や売上高の多寡で決まるわけではありませんが、少し驚きました。次のフェロス賞(123日)、最後のゴヤ賞(24日)まで続くかどうかは神のみぞ知るです。

 

12日にはゴヤ賞の候補者が一堂に会して行う顔合わせカクテル・パーティがあり、いつもなら同じマドリード市内ということで問題なかったのですが、今回はセビージャということで両方にノミネートされている人は忙しかったでしょう。

 

長編映画賞(フィクション、アニメーション)

El homre de las mil caras”“Smoke&Mirrors”『スモーク・アンド・ミラーズ』

監督アルベルト・ロドリゲス  

Julieta 『ジュリエッタ』監督ペドロ・アルモドバル  

Que Dios nos perdone”“May God Save Us”監督ロドリゴ・ソロゴイェン 

Tarde para la iraThe Fury of a Patient Man”監督ラウル・アレバロ 

製作者ベアトリス・ボデガス

Un monstruo viene a verme”“A Monster Calls”(西・米・英・カナダ)

監督フアン・アントニオ・バヨナ 

1898, Los últimos de Filipinas”監督サルバドル・カルボ

 

    

  (ホセ・コロナドの手からトロフィーを受け取り、もみくちゃの祝福を受けるアレバロ)

 

男優賞

エドゥアルド・フェルナンデス『スモーク・アンド・ミラーズ』監督アルベルト・ロドリゲス 

ロベルト・アラモQue Dios nos perdone 監督ロドリゴ・ソロゴイェン 

アントニオ・デ・ラ・トーレ“Tarde para la ira 監督ラウル・アレバロ 

アレックス・モネール“La propera pell”(“La próxima piel”) 

監督(共同)イサキ・ラクエスタ、イサ・カンポ 

オスカル・マルティネスEl ciudadano ilustre”(アルゼンチン、スペイン)

 監督(共同)ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン 

 

 

ロベルト・アラモは、マドリードの舞台の仕事で欠席した。代理でトロフィーを受け取ったのは、ロドリゴ・ソロゴイェン監督、アラモの「感謝の辞」はビデオで上映された(上記の写真)。

 

女優賞

アドリアナ・ウガルテ『ジュリエッタ』監督ペドロ・アルモドバル 

◎エンマ・スアレス『ジュリエッタ』監督ペドロ・アルモドバル

カルメン・マチ“La puerta abierta”(“The Open Door”)監督マリナ・セレセスキー 

バルバラ・レニー“María (y los demás)”監督ネリー・ネゲラ 

アナ・カスティージョ『The Olive Tree』監督イシアル・ボリャイン 

インマ・クエスタ“La novia 監督パウラ・オルティス 

 

     

         (「映画の夢に向かって全力を尽くす」と感謝したエンマ・スアレス)

 

長編ドキュメンタリー賞

2016, Nacido en Siria監督エルナン・シン

El Bosco, El jardín de los sueños”(スペイン、フランス)監督ホセ・ルイス・ロペス=リナレス

Omega”監督(共同)ヘルバシオ・イグレシアス、ホセ・サンチェス=モンテス

Jota de Saura”監督カルロス・サウラ 

La historia de Jan”監督ベルナルド・モル・オットー

Miguel Picazo, Un cineasta extramuros”監督エンリケ・エスナオラ

 

         

 短編映画賞

Timecode『タイムコード』(15分)監督フアンホ・ヒメネス 

Graffitti 30分)監督リュイス・キレスLluís Quílez (スペイン、ウクライナ)

Bla Bla Bla”監督アレクシス・モランテ

 

         

長編ラテンアメリカ映画賞

Neruda”(チリ、メキシコ)監督パブロ・ラライン 

El ciudadano ilustre『名誉市民』(アルゼンチン、スペイン) 

監督(共同)ガストン・ドゥプラットマリアノ・コーン 

Aquí no ha pasado nada”(“Much Ado About Nothing”)(チリ)

監督アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス 

El acompañante”(キューバ)監督パベル・ジロー

Sin muertos no hay carnaval”(エクアドル、メキシコ、独)監督セバスティアン・コルデロ

 

★ドキュメンタリー賞、ラテンアメリカ映画賞は予想通りの結果でしたが、短編映画賞はカンヌ映画祭パルムドールの『タイムコード』と思っていたので外れました。2作ともオスカー賞2017短編部門のプレセレクション・リスト10作に残っています。どちらもアルカラ・デ・エナレス短編映画祭2016の受賞作品。

 

★栄誉賞にあたるゴールデン賞を受賞したアントニオ・P・ペレスは、前日の金曜日に母親を亡くして「悲しみと喜びとは交互に相次ぐ」を実感しているようでした。人生においてはこういう偶然はときどき起こりますね。

 

 (アントニオ・P・ペレス)

  

  

スペインの映画賞2017の行方を占う2017年01月01日 17:23

 

期待値を下げればハッピーになれるかもしれない

 

★当ブログも4回目の新年を穏やかに迎えることができました。映画の世界も世の中の危機と無縁ではありませんが、映画の未来を信じて発信していきたいと思っています。多くを望まず期待値を若干修正すればそれなりにハッピーになれるかもしれない。秋開催のサンセバスティアン映画祭も節目の65回目を迎えます。サプライズを期待したいところです。

 

★スペインでは新春早々フォルケ賞114日)、フェロス賞123日)、そしてゴヤ賞24日)と大きなイベントが開催されます。それぞれ主宰する組織は異なりますが、前年公開された映画の総決算だから、ノミネーションは当然似てきてしまいます。いわば釣師は違っていても同じ釣堀から釣るわけだから当然なのかも知れません。なかで一番盛大なのが殿りのゴヤ賞ですが、無い袖は振れないというわけで、今年は「地味路線」がはっきりしています。

 

★大体三つの映画賞に共通している最優秀作品賞は、長短はあれ既にご紹介済みの作品です。なかでフォルケ賞にだけノミネートされたサルバドル・カルボのデビュー作1898, Los últimos de Filipinasは当ブログ初登場、ご紹介したいと思っています。タイトルから歴史物であることは一目瞭然、1898年という年は米西戦争によってかつて栄華を誇ったスペイン帝国が完全に瓦解した失意の年です。ゴヤ賞9個(新人監督・新人男優・撮影・プロダクション・美術・録音・衣装デザイン・メイク&ヘアー・特殊効果)は、技術部門に集中しているとはいえ気になります。本作が長編デビューの監督ですが、ルイス・トサール、ハビエル・グティエレス、エドゥアルド・フェルナンデス、カラ・エレハルデなどの演技派ベテランに、リカルド・ゴメス、ミゲル・エラン、アルバロ・セルバンテスなどの若手人気俳優を揃えて、122日封切り以来アクション・アドベンチャーとして若者から年配の男性観客のあいだで評判になっています。

 

  

           (1898, Los últimos de Filipinas”のポスター

 

★他に受賞に絡みそうな作品として、マリナ・セレセスキーLa puerta abiertaもなかなか面白そうです。カルメン・マチ(主演)にテレレ・パベス(助演)がノミネーションとくれば、受賞しなくても鑑賞したい映画リスト入りです。   

 

      
        (“La puerta abierta”のポスターを背にしたカルメン・マチ

 

★ゴヤ賞にはノミネートされませんでしたが、フォルケ賞ラテンアメリカ映画部門のセバスティアン・コルデロSin muertos no hay carnaval(エクアドル、メキシコ、独)なども、ラテンビートを視野に入れてご紹介したい。授賞式までに間に合うよう順を追ってアップできたらと思っています。

 

   

          (Sin muertos no hay carnaval”のポスター

 

 

第22回フォルケ賞2017*ノミネーション発表2016年12月30日 22:57

       授賞式はセビーリャで114日開催――マドリード以外は初めて

 

 

★授賞式がマドリードを離れて開催されるのは初めて、地域振興の意味合いがあるのかもしれません。これは今年67日、EGEDA会長エンリケ・セレソ、アンダルシア評議会文化大臣ロサ・アギラル、セビーリャ市助役アントニオ・ムニョス同席のもと発表されておりました。フォルケ賞はゴヤ賞の前哨戦といわれ、正式名は「ホセ・マリア・フォルケ賞Premios Cinematográfico José María Forqué」です。EGEDAの初代会長だったフォルケの栄誉を讃えて創設された賞。縁の下の力持ち的な製作者の功績を讃えるために設けられた賞、というわけで監督賞はありません。

 

  

  (左から、アントニオ・ムニョス、ロサ・アギラル、エンリケ・セレソ、201667日)

 

★最初は作品賞のみで始まり、第9回から「長編ドキュメンタリー」、「アニメーション」部門が加わり、第15回から男優賞・女優賞、2015年から「ラテンアメリカ映画」、2016年から「短編映画」と「Cine y Educacion en Valores」という賞が加わり、カテゴリーは増加する傾向にあります。栄誉賞にあたる金賞加わりました(該当者なし、あるいは団体のケースもあります)作品賞には3万ユーロ、長編ドキュメンタリーとアニメーション賞には6000ユーロ、男優・女優賞の賞金3000ユーロはAISGE財団**が拠出し、120名以上の映画関係のジャーナリストが選考しています。第22回は2015121日~20161130日の1年間にスペインで公開された作品が対象。

 

Entidad de Gestión de Derechos de los Productores Audiovisuales の頭文字。いわゆる視聴覚製作に携わる人々の権利を守るための交渉団体です。1990年創設だが活動は1993年から。現会長はエンリケ・セレソ、副会長はアグスティン・アルモドバル。

**Artistas Intérpretes, Sociedad de Gestión の頭文字。声優を含む俳優、舞踊家、映画監督などの権利を守る非営利団体、2002年設立、現会長は女優ピラール・バルデム

 

   フォルケ賞ノミネーション

 

長編映画賞(フィクション、アニメーション)

El homre de las mil caras”“Smoke&Mirrors”『スモーク・アンド・ミラーズ』

監督アルベルト・ロドリゲス ★ 

Julieta 『ジュリエッタ』監督ペドロ・アルモドバル ★ 

Que Dios nos perdone”“May God Save Us”監督ロドリゴ・ソロゴイェン ★

Tarde para la ira”“The Fury of a Patient Man”監督ラウル・アレバロ ★ 

Un monstruo viene a verme”“A Monster Calls”(西・米・英・カナダ)

監督フアン・アントニオ・バヨナ ★

1898, Los últimos de Filipinas”監督サルバドル・カルボ

 

男優賞

エドゥアルド・フェルナンデス『スモーク・アンド・ミラーズ』監督アルベルト・ロドリゲス ★

ロベルト・アラモ“Que Dios nos perdone 監督ロドリゴ・ソロゴイェン ★

アントニオ・デ・ラ・トーレ“Tarde para la ira 監督ラウル・アレバロ ★

アレックス・モネール“La propera pell”(“La próxima piel”) 

監督(共同)イサキ・ラクエスタ、イサ・カンポ 

オスカル・マルティネスEl ciudadano ilustre”(アルゼンチン、スペイン)

 監督(共同)ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン 

 

女優賞

アドリアナ・ウガルテ『ジュリエッタ』監督ペドロ・アルモドバル ★

エンマ・スアレス『ジュリエッタ』同上

カルメン・マチ“La puerta abierta”(“The Open Door”)監督マリナ・セレセスキー 

バルバラ・レニー“María (y los demás)”監督ネリー・ネゲラ ★

アナ・カスティージョ『The Olive Tree』監督イシアル・ボリャイン ★

インマ・クエスタ“La novia 監督パウラ・オルティス 

 

長編ドキュメンタリー賞

2016, Nacido en Siria”監督エルナン・シン

El Bosco, El jardín de los sueños”(スペイン、フランス)

  監督ホセ・ルイス・ロペス=リナレス

Omega”監督(共同)ヘルバシオ・イグレシアス、ホセ・サンチェス=モンテス

Jota de Saura”監督カルロス・サウラ 

La historia de Jan”監督ベルナルド・モル・オットー

Miguel Picazo, Un cineasta extramuros”監督エンリケ・エスナオラ

 

短編映画賞

Timecode”『タイムコード』監督フアンホ・ヒメネス 

Graffitti”監督リュイス・キレスLluís Quílez

Bla Bla Bla”監督アレクシス・モランテ

 

長編ラテンアメリカ映画賞

Neruda”(チリ、メキシコ)監督パブロ・ラライン ★

El ciudadano ilustre”『名誉市民』(アルゼンチン、スペイン) 

監督(共同)ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン ★

Aquí no ha pasado nada”(“Much Ado About Nothing”)(チリ)

監督アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス ★

El acompañante”(キューバ)監督パベル・ジロー

Sin muertos no hay carnaval”(エクアドル、メキシコ、独)監督セバスティアン・コルデロ

 

Cine y Educacion en Valores

El olivo”監督イシアル・ボリャイン ★

100 metros”監督マルセル・バレナ ★

Un monstruo viene a verme 監督フアン・アントニオ・バヨナ ★

 (★は紹介記事をアップしているもの)

 

栄誉賞

アントニオ・P・ペレスAntonio P. Pérez は、独立系のプロデューサー、彼が手掛けた代表作品を列挙すると、ベニト・サンブラノの『ローサのぬくもり』(99)と『スリーピング・ボイス~沈黙の叫び』(11)、マテオ・ヒルの『パズル』(99)、最近ではイマノル・ウリベの“Lejos del mar”(15)など。

 

     

               (アントニオ・P・ペレス)

 

作品賞は、約110作の候補から選考され最終的に以上の6作に絞られた。サルバドル・カルボの“1989, Los últimos de Filipinas”が加わっただけで、ゴヤ賞とフェロス賞に同じ、女優賞にフェロス賞2016受賞のインマ・クエスタが選ばれているのは、スペイン公開が1211日だったせいです。公開が境目にあるとノミネーションが分かれるケースが出てくるのは仕方がありません。短編映画賞はゴヤ賞と同じです。いずれもカンヌ映画祭を始めとして国際短編映画祭での受賞歴多数。

 

ドキュメンタリー部門(候補は86作)には、サウラのようなベテランからベルナルド・モル・オットーのような新人、『スモーク・アンド・ミラーズ』の製作者ヘルバシオ・イグレシアス、『マーシュランド』の製作者ホセ・サンチェス=モンテスなど多彩な顔ぶれを揃えたようです。ラテンアメリカ映画部門にキューバとエクアドルがノミネートされたのも久方ぶりのことです。“Sin muertos no hay carnavalコルデロの長編6作目、いずれご紹介したい作品です。

 

★授賞式は年明け早々の2017114日、セビーリャのマエストランサ劇場にて。俳優のイングリッド・ガルシア・ヨンソン、アルバロ・セルバンテス、ハビエル・グティエレスなどが進行を担当する予定。