ハビエル・フェセルにビスナガ栄誉賞*マラガ映画祭2021 ⑲ ― 2021年06月16日 15:26
ハビエル・フェセルにスペイン人3人目となるビスナガ栄誉賞
★6月12日、マラガ映画祭最後となった特別賞の一つビスナガ栄誉賞が、『ミラクル・ぺティント』や『モルタデロとフィレモン』の監督ハビエル・フェセルに授与された。会場には3人の子供たち、脚本家で俳優の兄ギジェルモ・フェセル、短編時代からの友人で製作者のルイス・マンソが馳せつけた。ルイス・マンソはフェセルの短編時代からの製作者、殆どを手掛けています。『カミーノ』がラテンビート2009で上映されたとき、監督と来日、Q&Aに参加しています。またインスティトゥト・セルバンテス東京で「Campeones」(邦題『だれもが愛しいチャンピオン』)の試写会(2019年11月)にも、本作出演のアテネア・マタと3人揃って来日しています。本祭はスペイン語、ポルトガル語に特化した歴史の浅い映画祭のせいか、栄誉賞についてはあまり記事にしなかったのですが、フェセルの受賞はスペイン人としてはアルフレッド・ランダ、アントニオ・バンデラスにつづいて3人目の受賞者となりました。
*監督キャリア&フィルモグラフィーと「Campeones」の作品紹介は、
(拍手に迎えられて登壇したハビエル・フェセル、セルバンテス劇場、6月12日)
★ゴヤ胸像のコレクションは既に7個です。その内訳は短編「Aquel ritmillo」(94)、『カミーノ』(08)作品・監督・脚本、アニメーション「Mortadelo y Filemón contra Jimmy el Cachondo」(14)長編アニメ・脚色、『だれもが愛しいチャンピオン』(18)作品賞、加えてフェロス賞も2賞しています。『ビンタと素晴らしきアイディア』(04,30分)は、米アカデミー賞2007短編部門にノミネートされた。同名の息子ハビエルが「私たちの父親は、映画に<フェセリアンfesseriano>という新しいジャンルを生み出した。このジャンルは可笑しいけれど、登場人物への愛がいっぱい詰まっています」とスピーチした。家族や友人たちの温かいスピーチを受けて登壇した監督はトロフィーを受け取り、「この受賞は執筆したり監督するために重みがあります。しかしとりわけ感謝したいのは、私にこれらの映画を作ることを許してくれた人々です。彼らの名において栄誉賞を受け取りたい。皆さまが私に寄せてくれた信頼があればこそ続けられた」と、彼の映画人生を共にしてくれた人々に感謝のスピーチをした。
(マラガ入りした監督とパートナーのアテネア・マタ、ミラマル・ホテル、6月11日)
★授賞式の後、最新作「Historias lamenntables」が上映された。2019年夏クランクインした本作は、パンデミックのため2020年夏の劇場公開が日延べになっていた。2020年10月アマゾンビデオでの配信が先発したが、やっと今年1年遅れの6月11日に劇場にやってくる。今年のゴヤ賞ではオリジナル脚本賞にノミネートされたが受賞は逸した。
(最新作「Historias lamenntables」のポスター)
★同日午後にセルバンテス劇場ロッシーニ・サロンで行われたプレス会見では、映画と広告の二本立てでオーディオビジュアルの世界で仕事をしてきた監督と本祭ディレクターのフアン・アントニオ・ビガルの対談で行われた。監督は最初のころは広告の仕事が多かったが映画製作を諦めることはなかったと語っている。映画と広告は繋がっていて切り離せないとコメントしている。広告は反応が早いのも魅力の一つ、テクノロジーの新しさは可能性を秘めていると説明した。
(監督と本祭ディレクターのフアン・アントニオ・ビガル、ロッシーニ・サロンにて)
★セクション・オフィシアル作品以下すべての受賞結果が発表になっています。スペイン映画「金のビスナガ」は、アグスティ・ビリャロンガのカタルーニャ語映画「El ventre del mar(El vientre del mar)」、イベロアメリカ映画「金のビスナガ」は、フアン・パブロ・フェリックスの「Karnawal」、共に副賞の10,000ユーロが授与されました。以下は次回にアップします。
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