コンペティション部門のクロージング作*サンセバスチャン映画祭2024 ㉓ ― 2024年09月19日 11:02
ジョン・クローリーの「We Live in Time」はロマンチック・ドラマ
★9月2日、遅れていたセクション・オフィシアルのクロージング作品の発表がありました。アイルランドの監督ジョン・クローリーの「We Live in Time」でアウト・オブ・コンペティションの映画です。既にトロント映画祭2024でプレミアされております。サンセバスチャン映画祭には、主役トビアスを演じるアンドリュー・ガーフィールドの現地入りがアナウンスされています。映画祭最終日の9月28日(土)にメイン会場のクルサールでスペイン語字幕、バスク語電子版字幕入りで上映されます。
(左から、アンドリュー・ガーフィールド、フローレンス・ピュー、監督、トロントFF 9月6日)
「We Live in Time / Vivir el momento」
製作:StudioCanal / Film4 / SunnyMarch
監督:ジョン・クローリー
脚本:ニック・ペイン
撮影:スチュアート・ベントレ
編集:ジャスティン・ライト
音楽:ブライス・デスナー
録音:アーサー・グレイリー
製作者:アダム・アクランド、リア・クラーク、ガイ・ヒーリー、(エグゼクティブ)ベネディクト・カンバーバッチ、他多数
データ:製作国イギリス=フランス、2024年、英語、ドラマ、107分、撮影地ロンドン、公開2024年ポルトガル、アイスランド、米国、ギリシャ、イタリア、ルーマニア、メキシコ他、2025年スペイン、アイルランド、イギリス、ドイツ、フランス(インターネット)、他
映画祭・受賞歴:トロント映画祭2024、サンセバスチャン映画祭セクション・オフィシアル部門クロージング、リオデジャネイロ映画祭(10月)、BFIロンドン映画祭(10月)
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド(トビアス)、フローレンス・ピュー(アルムート)、グレース・デラニー(エラ)、イーファー・ハインズ(スカイ)、グレース・モロニ―(看護師)、リー・ブレイスウェイト(ジャッドJade)、アダム・ジェームズ(サイモン・マクソン)他多数
ストーリー:アルムートとトビアスは二人の人生を変えてしまう思いがけない出遭いをします。たちまち恋に落ち、家を建て、家族になる。一緒に過ごした人生の思い出を通じて、土台を揺るがす恐れのある困難な真実が明らかになる。時間の限界に立ち向かおうとする道を選ぶにつれて、二人は10年にわたる深く胸を打つラブストーリーが辿った尋常でない行程の一瞬一瞬を大切にすることを学ぶことになる。
(家族になったトビアスとアルムート)
キャッチコピーは「1分Ⅰ秒が大切」――ロマンチック・ドラマ
★新進気鋭のシェフと最近離婚したばかりのシェフが偶然の出遭いをして家族になる。偶然の出遭いとは、アルムートがトビアスを誤って車で轢いてしまって知り合うことらしい。10年間の深く感動的なロマンスが語られるのだが、二人に困難が訪れる。限りある時間を彼らはどう過ごすのだろうか。
★キャスト紹介:アルムートに『ドント・ウォーリー・ダーリン』、セバスティアン・レリオのサイコスリラー『聖なる証』の英国人看護師、クリスファー・ノーランの『オッペンハイマー』に出演したフローレンス・ピューが扮する。『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』で、オスカーの助演女優賞にノミネートされている。トビアスにはジョン・クローリーの『BOY A』、『アメイジング・スパイダーマン』、『Tick, tick...BOOM: チック、チック・・ブーン』(21)でオスカーの主演男優賞にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールドが扮する。2人の娘になる可愛らしい子役が人気となっている。
★監督紹介:ジョン・クローリーは、1969年アイルランド南部、ダブリンに継ぐ第二の都市コーク生れ。ユニバーシティ・カレッジ・コークで文学(学士号)と哲学(学士号と修士号)を取得している。シカゴのグッドマン・シアターで4か月間のインターンシップに就いている。上記のように『BOY A』(07)にガーフィールドを起用している。同名小説の映画化『ブルックリン』(15、アイルランド・イギリス・カナダ合作)、批評家の評価が芳しくなかった『ザ・ゴールドフィンチ』(19、米)が公開されている。
*『聖なる証』(原題「The Wonder」)の紹介記事は、コチラ⇒2022年08月06日
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