全セクションの審査員発表*サンセバスチャン映画祭2024 ㉔ ― 2024年09月21日 18:23
金貝賞を競うコンペティション部門の審査委員長はハイオネ・カンボルダ
★開幕3日前の9月17日、全セクションの審査員団が一挙に発表になりました。映画祭は既に開幕してしまいましたが、一応セクション・オフィシアル(コンペティション・金貝賞)と、オリソンテス・ラティノス部門(オリソンテス賞)の審査員メンバーをアップしておきます。
◎セクション・オフィシアル(6名)
*審査委員長:ハイオネ・カンボルダ(スペインの監督、脚本家、アートディレクター、1983年サンセバスティアン生れ)、SSIFF2023にノミネートされたガリシア語で撮った「O Corno / The Rye Horn」(『ライ麦のツノ』)が金貝賞を受賞している。
紹介記事は、コチラ⇒2023年07月17日
*審査員:レイラ・ゲリエロ(アルゼンチンの作家、ジャーナリスト)、軍事独裁政権下の1976年にモントロネス組織の一員だったため誘拐され2年間に渡って拷問を受けた女性シルビア・ラバイルにインタビューして、4月に ”La llamada, un retrato” を上梓して話題になっている。
*審査員:フラン・クランツ(米国の俳優、監督、1981年ロサンゼルス生まれ)、監督デビュー作「Mass」がサンダンス映画祭でプレミアされ、SSIFF2021ではユース賞を受賞、2023年『対峙』の邦題で劇場公開されている。俳優としてはテレドラ『ドールハウス』他に出演している。
*審査員:クリストス・ニク(ギリシャの監督、脚本家、製作者、1984年アテネ生れ)、代表作『フィンガーネイルズ』(23、AppleTV+で配信)、長編デビュー作『林檎とポラロイド』(20)が劇場公開されている。
*審査員:キャロル・スコッタ(フランスの製作者、1966年リオン生れ)、1992年、独立系の制作会社「Haut et Courtオー・エ・クール」設立、2008年、ローラン・カンテが監督した『パリ20区、僕たちのクラス』がパルムドールを受賞している。ほか国際映画祭での受賞歴多数。
*同審査員:ウルリヒ・ザイドル(オーストリアの監督、脚本家、製作者、1956年ウィーン生れ)、SSIFF2022セクション・オフィシアルに「Sparta」がノミネートされている。
紹介記事は、コチラ⇒2022年08月14日
◎オリソンテス・ラティノス部門(3名)
*審査委員長:フェルナンド・フアン・リマ(アルゼンチンの映画批評家、ブエノスアイレス生れ)、アルゼンチン映画アカデミー会長、2017年INCAAの副会長、2020から4年間マル・デ・プラタ映画祭会長を務めていた。「クラリン」紙ほかで映画批評を執筆している。テレビ司会者でもあり、アメリカのゴールデングローブ賞のメンバーでもある。
*審査員:ペドロ・エルナンデス・サントス(スペインの製作者)、アントニオ・メンデス・エスパルサの『ヒア・アンド・モア』、『ライフ・アンド・ナッシング・モア』、カルロス・ベルムトの『マジカル・ガール』、『マンティコア』、最近ソニア・メンデスの「As Neves」などを手掛けている。当ブログ作品紹介の常連プロデューサーの一人。
*審査員:バレンティナ・モーレル(コスタリカの監督)SSIFF2022ノミネートの「Tengo sueños eléctricos」がオリソンテス賞を受賞している。
紹介記事は、コチラ⇒2022年08月25日
追加情報:9月20日、開幕式にカンボルダ以下の審査員全員の紹介がありました。
(レッドカーペットに勢揃いした審査員たち)
(ハイオネ・カンボルダ審査委員長)
(登壇した審査員全員)
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