ジェニファー・ローレンスにドノスティア栄誉賞*SSIFF2025 ⑬2025年09月18日 14:31

       オスカー女優ジェニファー・ローレンスにドノスティア栄誉賞

  

     

 

★第73回サンセバスチャン映画祭の二人目のドノスティア栄誉賞の受賞者にアメリカの女優、プロデューサー、活動家のジェニファー・ローレンスが選ばれました。2013『世界にひとつのプレイブック』でオスカー像を手にしているとはいえ、1990年ケンタッキーのルイビル生れ、35歳になったばかりです。スクリーン、TV放映など主要作品の多くが字幕入りで鑑賞できます。おそらく最新作リン・ラムジー(グラスゴー1969、監督・脚本家・撮影監督)の「Die May Love」での産後鬱の演技が受賞の決定打だったのではないでしょうか。カンヌ映画祭2025コンペティション部門ノミネート作品、日本での配給権はクロックワークスが取得したようです。授賞式は926日、クルサール・ホールにて行われ、「Die May Love」(製作国カナダ)が上映される。

   

       

         (ジェニファー・ローレンス、「Die May Love」から)

    

      

  (ロバート・パティンソン、ラムジー監督、ローレンス、カンヌFF2025フォトコール)

   

★ジェニファー・ローレンスといえば、ギジェルモ・アリアガのオペラ・プリマ『あの日、欲望の大地で』に触れねばならない。既に『アモーレス・ぺロス』(00)、『21グラム』(03)、『バベル』(06)などの脚本で世界的に知られていたアリアガが長年温めてきた映画。監督はオーディションを受けに来たローレンスを一目で気に入り、即採用となった。彼女も期待通りの演技で応え、17歳にしてベネチア映画祭2008で新人賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した。その後の活躍をみれば、アカデミー賞に史上最年少で4度もノミネートされたことも納得がいく。新作「Die May Love」の公開が待たれる。

 

受賞歴のある出演作は多すぎて書ききれないが主なものは以下の通り(年号は受賞年):

2008『あの日、欲望の大地で』上記

2011『ウィンターズ・ボーン』ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞、アカデミー賞ノミネート

2013『世界にひとつのプレイブック』アカデミー賞・ゴールデングローブ賞(ミュージカル)・

  ロサンゼルス映画批評家協会賞などの主演女優賞を受賞、ほか多数

2014『アメリカン・ハッスル』ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞助演女優賞受賞、

トロント・サンフランシスコ・バンクーバー・セントラルオハイオ・セントルイス、

各映画批評家協会賞(2013)を受賞

2016『ジョイ』ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞、アカデミー賞ノミネート

    

    

      (ベストドレッサーでもあるローレンス、アカデミー賞2013授賞式にて)


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