ロドリゴ・ソロゴイェンにマラガ才能賞*マラガ映画祭2018 ③ ― 2018年03月26日 11:24
エロイ・デ・ラ・イグレシア賞がマラガ才能賞に衣替え
◎マラガ才能賞(エロイ・デ・ラ・イグレシア)-La Opinión de Málaga
★今回から各種特別賞にそれぞれ協賛者の名前が入ることになったらしく、エロイ・デ・ラ・イグレシア賞は上記のように長たらしい「マラガ才能賞Premio Malaga Talent(エロイ・デ・ラ・イグレシア)」と名称まで変更になりました。コラボしているLa Opinión de Málagaは、マラガやアンダルシア中心の情報(経済、文化、スポーツ)を発信している日刊紙です。
*エロイ・デ・ラ・イグレシアの紹介記事は、コチラ⇒2014年4月7日
◎キャリア、フィルモグラフィー紹介
★受賞者のロドリゴ・ソロゴイェン(ソロゴジェン)Rodrigo Sorogoyenは、1981年マドリード生れ、監督・脚本家・プロデューサー。マドリードの大学で歴史学の学士号を取得、大学の学業とオーディオビジュアルの勉強の両立を目指して映画アカデミーで学び、3本の短編を制作して卒業。2004年、マドリード市が資金援助をしているECAM(Escuela de Cinematografía y del Audiovisual de la Comunidad de Madrid)の映画脚本科に入り、並行してTVドラマ の脚本執筆を始める。最終学年の2008年にデビュー作「8 citas」を撮り(脚本はペリス・ロマノとの共同執筆)マラガ映画祭2008に出品され高い評価を受ける。本作にはフェルナンド・テヘロ、ベレン・ルエダ、ベロニカ・エチェギ、ラウル・アレバロ、ハビエル・ペレイラなど、現在活躍中の演技派が出演した。
★2011年、Caballo Films製作で長編第2作となる「Stockholm」の脚本に共同執筆者イサベル・ペーニャと着手する。資金難からクラウドファンディングで賛同者を募り完成させる。マラガ映画祭2013監督賞、新人脚本賞を受賞、ゴヤ賞2014新人監督賞ノミネート、シネマ・ライターズ・サークル賞2014新人監督賞受賞、Feroz 賞2014ドラマ部門作品賞受賞、トランシルバニア映画祭グランプリ、その他マイアミ、モントリオール、トゥールーズ他の映画祭正式出品。
*「Stockholm」とキャリア紹介記事は、コチラ⇒2014年6月17日
★2016年、第3作目となるスリラー「Que Dios nos perdone」(英題「May God Save Us」)の脚本をイサベル・ペーニャと共同執筆、キャストにアントニオ・デ・ラ・トーレ、ロベルト・アラモを起用した。サンセバスチャン映画祭2016脚本賞を受賞、主演のロベルト・アラモがゴヤ賞2017、フォルケ賞、フェロス賞で主演男優賞を受賞した。本作は2018年10月「ワールド・エクストリーム・シネマ2017」の一つとして『ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件』の邦題で短期間ながら公開された。
(アントニオ・デ・ラ・トーレとロベルト・アラモ、映画から)
★2017年、短編「Madre」は映画賞60以上の受賞に輝く。アルカラ・デ・エナーレス短編映画祭217観客賞・作品賞・監督賞、「マドリード市短編週刊」で短編映画賞、マラガ映画祭2017観客賞・女優賞(マルタ・ニエト)、アリカンテ映画祭監督賞、フォルケ賞2018(短編フィクション部門)作品賞、ゴヤ賞2018(フィクション部門)短編映画賞など多数受賞している。
*「Madre」関連記事は、コチラ⇒2018年2月10日
(トロフィーを手に受賞スピーチをする監督、ゴヤ賞2018授賞式2月3日)
★2018年、長年撮りたかったと語っていたスリラー「El Reino」が長編第4作となる。既に公開9月28日が予定されている。製作TornasolとAtresmedia、脚本共同執筆イサベル・ペーニャ、出演者は主役にアントニオ・デ・ラ・トーレ、バルバラ・レニー、ジョセップ・マリア・ポウなど演技派を揃えている。
(バルバラ・レニーとアントニオ・デ・ラ・トーレ、映画から)
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