第35回東京国際映画祭2022*ラインナップ発表 ① ― 2022年09月24日 15:09
コンペティション部門3作を含む8作が上映される
★9月21日、第35回東京国際映画祭 TIFF 2022ラインナップの発表会がありました。今年は10月24日~11月2日までと若干早い。当ブログ関連作品はコンペティション部門3作、ガラ・セレクション部門1作、ワールド・フォーカス部門(ラテンビート映画祭共催)のポルトガル映画2作を含む4作、漏れがなければ合計8作です。うち5作が既に作品紹介をしています。未紹介のスペイン映画、カルロス・ベルムトの『マンティコア』は、トロント映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ tiff でワールド・プレミアされています。スペイン・プレミアは多分サンセバスチャン映画祭終了後に開催されるシッチェス映画祭と思います。
★サンセバスチャン映画祭が終了後にアップ予定ですが、一応タイトルだけ列挙しておきます。
◎コンペティション部門
1)『1976』(「1976」)チリ=アルゼンチン=カタール、スペイン語、ドラマ、97分
監督マヌエラ・マルテッリ
*作品紹介は、コチラ⇒2022年09月13日
2)『ザ・ビースト』(「As Bestas / The Beastas」)スペイン=フランス、スペイン語・フランス語・ガリシア語、ドラマ、138分
監督ロドリゴ・ソロゴジェン
*作品紹介は、コチラ⇒2022年06月10日
◎ガラ・コレクション部門
4)『バルド、偽りの記録と一握りの真実』(「Bardo, Falsa cronica de una cuantas verdades」)メキシコ、スペイン語、ドラマ、174分
監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
*作品紹介は、コチラ⇒2022年09月08日
◎ワールド・フォーカス部門(第19回ラテンビート映画祭IN TIFF)共催
5)『ラ・ハウリア』(「La jauría」)コロンビア=フランス、スペイン語、ドラマ、88分
監督アンドレス・ラミレス・プリド
*作品紹介は、コチラ⇒2022年08月25日
*『ルーム・メイド』(「Maid」短編)アルゼンチン=メキシコ、スペイン語、12分、併映
監督ルクレシア・マルテル
*作品紹介は、コチラ⇒2022年10月19日
6)『パシフィクション』(「Pacifiction / Tourment sur les iles」)スペイン=フランス=ドイツ=ポルトガル、仏語・英語、ドラマ、165分
監督アルベルト・セラ
*作品紹介は、コチラ⇒2022年10月13日
7)『この通りはどこ? あるいは、今ここに過去はない』(「Where Is This Street?or With No Before And After」)ポルトガル=フランス、ポルトガル語、ドキュメンタリー、88分、カラー&モノクロ
監督ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ
8)『鬼火』(「Fogo-Fátua / Will-o’-the Wisp」)ポルトガル=フランス、ポルトガル語・英語、ドラマ、67分
監督ジョアン・ペドロ・ロドリゲス
*作品紹介は、コチラ⇒2022年10月25日
★TIFFの『マンティコア』紹介文は、「ゲームのデザイナーとして働く若い男性とボーイッシュな少女との恋愛の行方を描く」とテーマの本質が若干ずれていることもあり、いずれ作品紹介を予定しています。タイトルが「マンティコア」、監督が『マジカル・ガール』のベルムトですから、青年と少女の恋の行方のはずがない。確かに二人は恋をするのですが・・・。ゲーム・デザイナーのフリアン役に、ダニエル・サンチェス・アレバロの『SEVENTEENセブンティーン』(19)で主役を演じたナチョ・サンチェスが扮するのも魅力の一つ、フィルム・ファクトリーが販売権を独占したということですから公開が期待できます。
(ナチョ・サンチェスを配した、トロント映画祭のポスター)
★ポルトガルの『この通りはどこ? あるいは、今ここに過去はない』は、パウロ・ローシャの傑作『青い年』(65)をめぐるドキュメンタリー、先ずそちらから見る必要がありそうです。上記のように邦題は直訳なので、原題探しで迷子にならなくて助かります。また新型コロナウイルス対策として、映画祭スタッフは「マスクの常時着用」、抗原検査ほかを実施する(9月21日の決定)。チケット一般販売は10月15日から。
*追加情報:「ユースTIFF ティーンズ」部門に、スペインのエレナ・ロペス・リエラのデビュー作『ザ・ウォーター』が漏れていました。追加しておきました。
*作品紹介は、コチラ⇒2022年10月17日
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