フェロス栄誉賞2021の受賞者ビクトリア・アブリルが物議を醸す ― 2021年02月28日 20:29
ワクチン接種拒否発言のビクトリア・アブリルに困惑するAICE
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★去る2月25日、第8回フェロス賞2021の栄誉賞受賞者ビクトリア・アブリルがプレス会見で発言した「コロナ・ワクチン接種反対」が論争を引き起こしています。現在はフランス在住ですが、授賞式のため帰国、恒例の受賞プレス会見時の発言「ワクチンは安全性の確証がなくモルモットにはなりたくない。スウェーデンのような集団免疫に戻るべき」と主張して会見場はてんやわんや。
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(司会者の制止を振り切って発言するビクトリア・アブリル、2月25日プレス会見にて)
★フェロス賞を主催するAICE(スペイン映画ジャーナリスト協会)の会長、ジャーナリストのマリア・ゲーラと、協賛するアルコベンダス市長ラファエル・サンチェス・アセラは、対応に困惑しています。当然のごとく、女優の主張とAICEは「意見をまったく共有していない」と発表、一線を画しています。気性が激しく信じたいことだけを信じるタイプのアブリル、接種するしないは個人の自由ですが、スウェーデン・モデルの失敗も認めてないようです。主催者側はコロナ禍のなかの映画について語ってもらいたかったでしょうに、その話はほんの少しだった。日本でも<わきまえない女>で盛り上がっていますが、数日後に迫った授賞式では、アブリルの栄誉賞スピーチが作品賞以上に話題になりそうです。各メディアは現時点で公表されている海外の具体的な数字を示して反論していますが、彼女には役に立ちそうもありませんね。
★マドリード共同体の市議会アルコベンダスによると、ガラは予定通り3月2日、グラン・ビアにあるコリセウム劇場、YouTubeで生中継される予定です。司会者はベテラン女優ピラール・カストロ、アリッツ・モレノの『列車旅行のすすめ』のヒロインを演じた女優さんです。
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(授賞式司会者ピラール・カストロ)
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