ウィレム・デフォーが映画祭の顔に*サンセバスチャン映画祭2020 ③ ― 2020年07月24日 10:14
第68回サンセバスチャン映画祭のポスターが発表になりました

(ウィレム・デフォーをあしらった映画祭ポスター)
★去る7月17日、第68回サンセバスチャン映画祭の顔にアメリカの俳優ウィレム・デフォー(ウィスコンシン州1955)が選ばれました。カンヌ映画祭のように、映画祭の顔を決めるようになったのは、2018年のイザベル・ユペールからで、昨2019年はペネロペ・クルスと女優が続きました。ポスターの制作者は、ニューヨークを拠点に活躍する写真家マーティン・ショレールです。有名無名を問わない肖像写真を得意としているということです。今回のポスターは意表をついた素敵な出来上がりです。
★ウィレム・デフォーは、2005年、本映画祭の栄誉賞ドノスティア賞受賞者です。本国アメリカではアカデミー賞はノミネートだけです。『プラトーン』(86)アカデミー賞助演男優賞ノミネート、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(00)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)、いずれも同じノミネートです。2018年『永遠の門 ゴッホの見た未来』(18)でゴッホを演じ、ベネチア映画祭2018の最優秀男優賞を受賞、しかしアカデミー賞主演男優賞もゴールデン・グローブ賞もノミネートに終わりました。

(ドノスティア賞の栄誉賞受賞、サンセバスチャン映画祭2005授賞式にて)

(ベネチア映画祭2018、ゴッホ役で最優秀男優賞)
★他にもカテゴリーごとのポスターが発表になっています。新型コロナ・ウイリスの感染者拡大で、当然のことながら各映画祭は盛り上がりに欠けています。今年は当ブログもお休み状態、落穂拾いでお茶を濁すことになりそうです。

(小さくてよく分からない、各カテゴリーのポスター一覧)
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