第21回マラガ映画祭2018*結果発表 ⑮ ― 2018年04月25日 14:55
エレナ・トラぺの「Las distancias」とグスタボ・ピッツィの「Benzinho」が作品賞
★4月22日、マラガ映画祭が閉幕いたしました。昨年からスペイン映画とイベロアメリカ映画の2本立てを一本化して、しかしそれぞれに作品賞である「金のビスナガ」を授与する方針に変更されました。スペイン映画は エレナ・トラぺの第2作「Las distancias」、イベロアメリカ映画はグスタボ・ピッツィの「Benzinho」に、それぞれトロフィーが渡されました。エレナ・トラぺの監督賞受賞は意外でしたし、後者はもしかしたら観客賞をとるかなと思っていましたが、金賞受賞は個人的にはサプライズでした。いずれご紹介する予定です。取りあえず主な受賞結果をお知らせします。金賞は作品賞だけで、あとは全て銀賞です。
◎「金のビスナガ」(スペイン映画作品賞)副賞12,000ユーロ
「Las distancias」監督エレナ・トラぺ

(左から、トラぺ監督、スピーチするプロデューサーのマルタ・ラミレス)
◎「金のビスナガ」(イベロアメリカ映画作品賞)副賞12,000ユーロ
「Benzinho」VOSE 監督グスタボ・ピッツィ (ブラジル、ウルグアイ)

◎審査員特別賞銀賞
「Casi 40」監督ダビ・トゥルエバ(スペイン)

「The Queen of Fear」(「La reina del miedo」)
監督ヴァレリア・ベルトゥチェッリ&ファビアナ・ティスコルニア
(アルゼンチン・デンマーク)

◎監督賞銀賞
エレナ・トラぺ 「Las distancias」

◎女優賞銀賞(Hotel AC Málaga Paracio)
ヴァレリア・ベルトゥチェッリ 「The Queen of Fear」(「La reina del miedo」)

アレクサンドラ・ヒメネス 「Las distancias」

◎男優賞銀賞(VIBUK)
ハビエル・レイ 「Sin fin」監督セサル=ホセ・エステバン・アレンダ

(右は共演者のマリア・レオン)
◎助演女優賞銀賞
カルメン・フロレス 「Mi querida cofradía」監督マリア・ディアス・デ・ロペ(スペイン)

(カルメン・フロレス、4月17日マラガ映画祭にて)
◎助演男優賞銀賞
ウラジミール・クルス 「Los buenos demonios」監督ヘラルド・チホーナ(キューバ)

◎脚本賞銀賞
ダニエル・ディアス・トーレス&アレハンドロ・エルナンデス 「Los buenos demonios」
◎音楽賞銀賞
エデシオ・アレハンドロ 「Los buenos demonios」

◎撮影賞銀賞(DELUXE)
ギジェルモ・ニエト「No dormirás」監督 G.エルナンデス(アルゼンチン、西、ウルグアイ)

◎編集賞銀賞
パブロ・スマラガ 「No dormirás」
◎観客賞銀賞(GAS NATURAL FENOSA)
「Mi querida cofradía」

*以上がコンペティション部門の主な受賞作品です。以下は映画製作にコラボした製作会社、TV局、協力団体、企業などに付属賞が贈られました。受賞作品と同じですので作品名を列挙しておきます。
◎「Benzinho」
◎「Casi 40」 ★
◎「Las distancias」
◎「Los buenos demonios」
◎「Mi querida cofradía」
◎「No dormirás」 ★
◎「Sin fin」 ★
◎「The Queen of Fear」(「La reina del miedo」) ★
*★印が当ブログ紹介作品です。
★ノミネーションはアップしませんでしたが、Zonazine部門の
◎作品賞
「Amb el vent」(「Con el viento」)監督Meritxell Colell (スペイン映画部門)
「Casa Coraggio」監督バルタサル・トクマンBaltazar Tokman (イベロアメリカ映画部門)
◎監督賞
バルタサル・トクマン「Casa Coraggio」
★今年のマラガ映画祭の観客動員数は、141,000人、昨年より2.5%増加、5%の増益だったそうです。第22回マラガ映画祭2019は、例年に戻って3月15日~24日まで10日間がアナウンスされました。
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