第38回ゴヤ賞2024授賞式はバジャドリード開催*スペイン情報2023年04月03日 17:43

      ゴヤ賞ガラは来年もマドリードを離れて初のバジャドリード開催が決定

    

   

(映画アカデミー会長メンデス≂レイテとバジャドリード市長オスカル・プエンテ)

 

330日午前、スペイン映画アカデミーは、次二回のゴヤ賞授賞式の開催地を発表しました。2024年はスペイン北西部の県都バジャドリード、2025年はアンダルシアの観光都市グラナダです。これは前例のないことで、2018年を最後に当分はマドリードには戻ってこないことになりました。最近の開催地は、セビーリャ(20232019)、マラガ(20222020)の各2回、バレンシア(2021)でした。第38回となるバジャドリードは224(土)、会場はマジョール広場に近い3000人以上収容できる見本市のホールで開催される。グラナダは2月後半というだけで未定です。

      


            (プレス会見、映画アカデミー本部)

 

★誘致合戦に勝ち抜くための工作が多々あるわけで、バジャドリード開催になった決め手の一つが、フェルナンド・メンデス≂レイテ会長によると、映画祭の老舗として毎年10月下旬に開催される「バジャドリード映画祭の実績」の評価があげられた。一般的には、SEMINCIとして親しまれている映画祭で、サンセバスチャン映画祭に継ぐ歴史ある国際映画祭、昨年67回を開催したばかりです。2007年の12AVEという新幹線も開通して、マドリードから約50分のバジャドリードは、「マドリードにいるようなもの」だそうですが、ただ2月末では気温が低く寒いかもしれない。

 

★開催にはホールだけでなく、ゲスト、スタッフ、その他の出席者を含むガラのために訪れる旅行者の宿泊施設、ホテルの準備も必要、熱意だけでは勝利できない。3ヵ所のパビリオンがあり、ガラ後のパーティー会場、フォトコールができるプレス、レッドカーペットのパティオなどなど。ガラ開催にこれほど申し分のない場所はそんなに多くないでしょうか。歴史的建造物、例えばバジャドリード大聖堂(カテドラル)、サンパブロ教会、国立彫刻美術館、スペイン現代美術館など学問の都市でもあり、観光スポットがたくさんある。 

      

       

 

★バジャドリード市長オスカル・プエンテは、「経済的な出費は重いが、より多くのリターンが期待できます。私は今朝列車でやってきて、セビーリャが手にした経済的なインパクトある数字に接しました。それは驚くべきもでした」と語った。2025年の開催地、グラナダ市長フランシスコ・クエンカはテレマティクスを通じて「グラナダ中心地近くの市議会場で開催される」と述べ、「未来志向で、グラナダの組織力を世界に示したい」とコメントした。両市長ともPSEO社会労働党に属し、地方選挙が目前の528日と差し迫っており、どうやら目玉イベントを密かに模索しているようです。                                                 


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