公式ポスターの顔に選ばれた故マリサ・パレデス*SSIFF 2025 ⑤2025年08月05日 16:53

   ポスターの顔はマリサ・パレデス & ドノスティア栄誉賞はエステル・ガルシア

    

          

         (故マリサ・パレデス、マヌエル・オウトゥムロ撮影)

 

730日、各セクションの公式ポスターが発表になりました。第73SSIFF2025 の顔は、昨年師走に急逝したマリサ・パレデスになりました。1977年初登場以来、昨年までの約40年間の尽力にオマージュが捧げられることになりました。スペインのファッション写真界を代表するマヌエル・オウトゥムロ(ガリシア州オウレンセ1949)が、2000年マドリードで撮影したフォト。2018年にフランスの女優イザベル・ユペールで始まった公式ポスターの顔は、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、シガニー・ウイバー、ジュリエット・ビノシュ、ハビエル・バルデム、昨年はケイト・ブランシェットでした。どういうわけかパレデスはドノスティア栄誉賞は貰っていませんでした。

パレデスのキャリア&フィルモグラフィーは、コチラ2025022520180118

 

★その他、ニューディレクターズ(ドラマ)、オリソンテス・ラティノス(戦争映画)、サバルテギ-タバカレア(ロマンティック・ミュージカル)、ペルラス(サイエンスフィクション)、クイナリーシネマ(ホラー)、ネスト(アニメーション)、シネミラ(アドベンチャー)、メイド・イン・スペイン(ウエスタン)の主要8部門のポスターも勢揃いしました。()はジャンルを表現しているようです。

   

   

             (主要8部門のポスター)

 

 

★ドノスティア栄誉賞にエステル・ガルシア(セゴビア1956)が選ばれました。アルモドバル兄弟の制作会社「エル・デセオ」の中心的な製作者として知られ、1986年にエル・デセオに入社、『マタドール』のプロダクション・アシスタントとして参加以来、アルモドバル映画の全作を手掛けています。1987年『欲望の法則』、1988年『神経衰弱ぎりぎりの女たち』、本祭セクション・オフィシアル出品の『私の秘密の花』(95)、オスカー外国語映画賞受賞の『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)、『パラレル・マザーズ』、最新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』などのほか、エル・デセオがラテンアメリカ映画に出資した映画、例えばダミアン・ジフロンの『人生スイッチ』、パブロ・トラペロの『エル・クラン』、ギレルモ・デル・トロ、ルクレシア・マルテル、ルイス・オルテガなどを含めると、かなりの本数になります。既に映画国民賞2018を受賞した折にキャリア紹介をしておりますが、別途キャリア紹介を予定しています。

映画国民賞受賞の記事は、コチラ20180917