第72回サンセバスチャン映画祭2024*ポスター発表 ①2024年07月01日 16:00

         映画祭の顔にドノスティア栄誉賞受賞者ケイト・ブランシェット

 

    

 

★まだ大分先の話になりますが、今年の第72回サンセバスチャン映画祭(920日~28日)の顔にケイト・ブランシェットが選ばれ、同時にドノスティア栄誉賞を受賞します。昨年、全米脚本家組合と俳優組合のストライキに賛同して授与式を2024年に延期していたハビエル・バルデムも今年は現れるはずです。

ハビエル・バルデムの栄誉賞授与式延期の記事は、コチラ20230914

 

★ケイト・ブランシェットをあしらったセクション・オフィシアル(コンペティション部門)のメインポスター以下、各セクションのポスターも一挙に発表になりました(59日)。ノミネートは先になりますが、コンペティション部門のオープニング作品が、レバノン出身のフランスの監督オドレイ・ディヴァンの「Emmanuelle」に決定しています。エマニュエル・カルサン(19322005)の同名小説の映画化、1974年にジュスト・ジャカンによって映画化され世界的な大ヒットとなった。同年『エマニエル夫人』の邦題で公開され、昨2023年暮には製作50周年を記念して4Kレストア版をリバイバル公開している。

   

    

           (オドレイ・ディヴァン、ベネチア映画祭2021ガラ)

 

★オドレイ・ディヴァン(ディワン、1980)は、「LEvénement / Happening」で第78回ベネチア映画祭2021金獅子賞を受賞した注目の監督、受賞作は翌年『あのこと』の邦題で公開されている。アニー・エルノーの同名小説の映画化、翻訳書も刊行されている(『事件』ハヤカワ文庫)。一方、新作は最初主役のエマニュエルにレア・セドゥがアナウンスされていたが、その後『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルランに変わり、ナオミ・ワッツ、ウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアーなどが共演している。

ベネチア映画祭2021金獅子賞の記事は、コチラ20210915

 

★第72回サンセバスチャン映画祭2024の主なポスターをアップしておきます。

     

   

(コンペ部門のポスターをお披露目するホセ・ルイス・レボルディノス総ディレクター)

   

  

 (今年の映画祭の顔ケイト・ブランシェットをあしらったセクション・オフィシアル)

   

   

             (オリソンテス・ラティノス部門)

    

    

 (サバルテギ-タバカレア部門、アニメ、ドキュメンタリーなどジャンルを問わない)

   

   

        (ペルラス部門、本祭以外の今年度の受賞作や話題作)

    

   

              (ニューディレクター部門)

    

     

             (ネスト部門、30分以内の短編)

    

  

     (メイド・イン・スペイン部門、既に公開されているスペインの話題作)