ペネロペ・クルスが女優賞*第78回ベネチア映画祭20212021年09月15日 16:17

    女性監督とネットフリックスに光が当たったベネチア映画祭授賞式

 

      

 

★去る911日(現地時間)、第78回ベネチア映画祭の授賞式がありました。もう古いニュースになってしまいましたが、金獅子賞にフランスのオドレイ・ディワン(ディバン)のLEvénement / Happeningが満場一致の即決だった由、銀獅子賞監督賞にオーストラリアのベテラン監督ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ニュージーランドとの合作)に、マギー・ギレンホール(ジレンホール)の初監督作品「ザ・ロスト・ドーター」(ギリシャ・米国・英・イスラエル)に脚本賞、ノミネーション21作のうち女性監督は5作、うち1作は男性との共同にもかかわらず、メインの大賞を女性監督が独占した形になった。銀獅子賞審査員グランプリにはイタリアのパオロ・ソレンティーノThe Hand of Got 神の手が触れた日』が受賞、主演のフィリッポ・スコッティが新人賞のマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した。オドレイ・ディワン以外は年内Netflixで配信が決定しており、Netflixの存在は無視できなくなったようです。

 

  

             (金獅子賞のオドレイ・ディワン)

 

      

        (銀獅子賞審査員グランプリのパオロ・ソレンティーノ)

 

      

         (銀獅子賞監督賞のジェーン・カンピオン)

   

     

            (脚本賞のマギー・ギレンホール)

 

ペドロ・アルモドバルMadres paralelasに主演したペネロペ・クルスが、女優賞ヴォルピ杯を受賞しました。彼女はアルゼンチンのデュオ監督ガストン・ドゥプラットマリアノ・コーンCompetencia oficialにも主演していたので、豪華な衣装代もさることながらフォトコールに駆けまわっていました。

  

     

      (バッグなど小物も含めてシャネルで決めたペネロペ・クルス)

 

★栄誉金獅子賞は、既に紹介済みのロベルト・ベニーと、アメリカの女優ジェイミー・リー・カーティスでした。当日には、ジョン・カーペンター総指揮の新作ホラー『ハロウィンKILLS』が上映された。『ハロウィン』(78)の40年後を描いた続編、彼女は主人公ローリーを演じている。

 

   

                 (ロベルト・ベニーニ)

     

   

(ジェイミー・リー・カーティス)

 

 

Netflixの宣伝をするわけではありませんが、各映画の配信予定は以下の通り:

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は202111月公開・配信は、2021121日~

The Hand of Got 神の手が触れた日』の配信は、20211215日~

「ザ・ロスト・ドーター」の配信は、20211231日~