ビスナガ栄誉賞にハビエル・フェセル監督*マラガ映画祭2020 ③ ― 2020年03月18日 11:52
第23回マラガ映画祭のビスナガ特別賞のご紹介
★新型コロナウイリスの蔓延で、全世界の映画祭&映画賞の延期または中止が報道されていますが、マラガ映画祭もその例にもれず今後の動向は皆目分かりません。しかし完成した作品はいずれ近い将来には観客に届くはずです。気を取り直して、まず既に発表になっておりましたマラガの特別賞を列挙しておきます。例年なら授与式にキャリア&フィルモグラフィを紹介してきましたが、今年は取りあえず名前だけアップしておきます。
◎ビスナガ栄誉賞
ハビエル・フェセル(マドリード1964、監督、脚本家)
*2019年12月『だれもが愛しいチャンピオン』が劇場公開された。マラガ映画祭では最新作「Historias lamentables」が上映予定。
*『だれもが愛しいチャンピオン』と監督紹介は、コチラ⇒2018年06月12日/2019年07月01日
(最新作「Historias lamentables」から)
◎マラガ・スール賞
ガエル・ガルシア・ベルナル(メキシコ、監督、俳優、製作者)
*本賞はマラガの最高賞で海岸沿いの遊歩道に手形入りの記念碑を建ててもらえる。カンヌ映画祭2019特別上映枠で上映された、監督第2作目「Chicuarotes」がコンペティション外で上映予定。
*「Chicuarotes」の紹介記事は、コチラ⇒2019年05月13日
(監督第2作目「Chicuarotes」のポスター)
◎マラガ才能賞-ラ・オピニオン・デ・マラガ
カルロス・マルケス=マルセ(バルセロナ1983、監督)
*本映画祭でデビュー作「10,000 KM」が作品賞を受賞、ゴヤ賞2015新人監督賞を受賞している。本映画祭2019では「Els dies que vindran」が監督賞を受賞するなどマラガ映画祭の常連監督。
*監督キャリア&フィルモグラフィの紹介記事は、コチラ⇒2014年04月11日/2019年04月11日
◎リカルド・フランコ賞
タチアナ・エルナンデス(衣装デザイナー)
*ゴヤ賞2011に「Lope」で衣装デザイン賞を受賞している。
◎レトロスペクティブ賞-マラガ・オイ
アルトゥーロ・リプスタイン(メキシコ・シティ1943、監督)
*来マラガをキャンセルしたニュースをアップいたしましたが残念でした。セクション・オフィシアルに最新作「El diablo entre las piernas」が上映予定。字幕入りで鑑賞できた代表作は、カンヌ映画祭に出品された『夜の女王』(94)、ベネチア映画祭に正式出品された『ディープ・クリムゾン 深紅の愛』(96)など、後者はアリエル賞を独占している。新作はいずれご紹介したい。
(新作の英語題ポスター)
◎ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞(今年は2人)
キティ・マンベール(マラガ1953)、女優、映画、舞台、TVで活躍
*アルモドバルの『神経衰弱ぎりぎりの女たち』、『抱擁のかけら』、エンリケ・ウルビスの「Todo por la pasta」でゴヤ賞1992の助演女優賞を受賞している。
オスカル・マルティネス(ブエノスアイレス1949)俳優、作家、舞台演出家
*公開された作品では、ダミアン・ジフロンの『人生スイッチ』(14)、ベネチア映画祭に正式出品されたガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーンの『笑う故郷』(16「名誉市民」)で本邦でもお馴染みになった。マルティネスは男優賞を受賞した。
*『人生スイッチ』の紹介記事は、コチラ⇒2015年07月29日
*『笑う故郷』の紹介記事は、コチラ⇒2016年10月13日/同年10月23日
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