ジョディ・フォスターに栄誉パルムドール*プレゼンターはアルモドバル2021年07月09日 11:18

     2年ぶりのカンヌ映画祭、アルモドバルがジョデイ・フォスターにトロフィーを

 

     

  

2年ぶりの第74回カンヌ映画祭20212ヵ月遅れで開幕した。開幕宣言は、栄誉パルムドール受賞者ジョデイ・フォスター、栄誉パルムドールのプレゼンターのペドロ・アルモドバル、審査員委員長スパイク・リー(去年と同じ)、2019年のパルムドール受賞のポン・ジュノ4人でした。

 

          

         (アルモドバルとジョデイ・フォスター、202176日)

 

ジョディ・フォスター(ロスアンゼルス1962)は、「『タクシードライバー』がパルムドールを受賞したのは45年前、私のキャリアを変えてくれたカンヌにとても感謝しています」。だから彼女にとってここに戻ってくることはとても重要。「未来が私たちに期待していることを皆さんと一緒に見られるよう望んでいます」と完璧なフランス語でスピーチした。彼女はロスにあるフランス人学校のリセに在籍、バカロレアの国家試験に合格している。マーティン・スコセッシの『タクシードライバー』(76)に娼婦役で出演したのはなんと13歳でした。

   

           

           (トロフィーを披露するジョディ・フォスター)

 

★フォスターにとって、この1年で多くの映画館が閉鎖され、時には耐えがたい苦しみに直面している人々が増えているとしても、すべてが映画への愛に絞られる。「映画館が閉鎖されているけれども、映画は常に存続していきます。今年、映画は私の救命具でした」と語った。また52年間のキャリアを通して思うのは「映画は人を感動させ、人と繋がり、変化させる。だから映画に対する感謝をなくすことは決してない」と締めくくった。

 

★プレゼンターのペドロ・アルモドバルは、女優が2019年にロスアンゼルスで『ペイン・アンド・グローリー』をプレゼンスしたときのことを思い出したが、それよりずっと以前から彼女を身近に感じていた。それはBugsy Maloneの可愛い歌姫役で、『タクシードライバー』より数ヵ月前に制作された映画でした。アルモドバルは「女性の映画人が珍しかった時代に、彼女は役選びにも賢明だった。弱さを隠すことなく強さを見せる女性像の創造を知っていた」と、この類いまれな才能の受賞者を彼流に絶賛した。アラン・パーカーのデビュー作は、『ダウンタウン物語』の邦題で翌年公開された。禁酒法時代のニューヨークはダウンタウンを舞台に、抗争を繰りひろげる二大ギャング団を描いたミュージカル。全員子役が大人に扮して出演、マシンガンから飛びだすのは弾丸ではなくパイ、最後はみんなパイだらけになって終わる。フォスターはボスの情婦でキャバレーの妖艶な歌姫になった。

 

★コロナが収束したわけではないので、メイン会場には、ワクチン2回接種の証明書のある人、あるいは48時間ごとのPCR検査(無料)合格者とガードは厳しい。結果が分かるには最低でも6時間ほど必要だからどうなるのか。レッドカーペットに登場したシャネルやプラダのドレスに身を包んだマスク無しのセレブたちは、合格してるということですね。因みにフォスターのドレスはジバンシィだそうです。パートナーの写真家で監督のアレクサンドラ・ヘディソンも出席、アツアツぶりの映像が配信されています。

 

★オープニング作品はレオス・カラックスのミュージカルAnnette アネット2021、英語、140分)は、5分間のスタンディングオベーションだった由、監督よりスタンダップ・コメディアンを演じたアダム・ドライバーに注目が集まったとか。本作はアマゾン・オリジナル作品、ネットフリックスとの話合いは平行線でノミネーションはNO、一方でアマゾン・プライム・ビデオ、アップルTVYES、観客の一人としては違和感を覚えるが、将来的に問題を残すのではないか。ピンクのダブルの背広上下にサングラス、スニーカーで現れた審査委員長のスパイク・リーは「ストリーミングのプラットホームは共存する」とインタビューに応えて、新型コロナが世界を、映画産業をも変えてしまったことを印象づけた。

残念ながら『老人スパイ』は受賞ならず*第93回アカデミー賞結果2021年04月28日 15:53

     長編ドキュメンタリー賞は『オクトパスの神秘 海の賢者は語る

   

     

(三つ編みのお下げにエルメスのドレスと白のスニーカー、監督賞受賞のクロエ・ジャオ)


★視聴率過去最低の記録になった第93回アカデミー賞授賞式、従来の対面方式でしたがアーティストなどのライブもなく、死ぬほど退屈だったと酷評する向きもありましたが、クロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』が作品賞・監督賞・主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)の主要大賞を制して終了しました。下馬評通りの結果でしたが、主演男優賞が本命視されていた『マ・レイニーのブラックボトム』の故チャドウィク・ボーズマンではなかったことで衝撃が走ったとか。それはそうでしょう、どの映画賞も大トリは作品賞と決まっているのに、順番を主演男優賞と入れ替えてガラを盛り上げようとしていたのですから。アカデミーもさぞかしガックリしたことでしょうが、Netflixもガックリだったようです。受賞はないと思っていたか、あるいは高齢のせいか欠席していた『ファーザー』フロリアン・ゼレールアンソニー・ホプキンスがレクター博士以来29年ぶり、2回目のオスカー像を手にしました。しかし彼は少しも悪くありません。

    

       

(フランシス・マクドーマンドとジャオ監督、ピーター・スピアーズほかの製作者たち)

 

★期待の長編ドキュメンタリー賞、マイテ・アルベルディの『老人スパイ』は残念でした。受賞するに越したことはありませんが、今年7月には邦題83歳のやさしいスパイ』シネマカリテ他で公開されることになりました。これもひとえにノミネートのお蔭です。監督、主演のドン・セルヒオ以下チリの皆さん、お疲れさまでした。下馬評ではギャレット・ブラッドリーの『タイム』でしたが、ピッパ・エアリック他の『オクトパスの神秘 海の賢者は語る』(原題「My Octopus Teacher)が受賞しました。受賞作はスランプに陥っていた映像作家クレイグ・フォスターが偶然出会った1匹のタコとの1年間にわたる交流を軸にしたドキュメンタリー。海中の映像美に止まらずタコの未知の生態への興味、疎遠だった息子との共同作業を通してフォスター自身が再生していくドラマが、会員の心を打ったのかもしれません。

 

Netflix7冠を獲得、うち短編アニメーション賞『愛してるって言っておくね』もシンプルだが余韻が残る作品だった。他『Mank(マンク)』の美術・撮影、『マ・レイニーのブラックボトム』は、上記のように主演男優賞は逃しましたが、メイクアップ&ヘアー賞と衣装デザイン賞の2冠、前者の受賞者セルヒオ・ロペス=リベラはスペイン出身、二番目のオスカー受賞者となりました。最初のオスカー賞は、ギレルモ・デル・トロ『パンズ・ラビリンス』06)のダビ・マルティモンセ・リベの二人でした。

        

       

         (受賞者の3人、右端セルヒオ・ロペス=リベラ)

 

★国際長編映画賞は、トマス・ヴィンターベアの「Druk」(デンマーク)、英題のカタカナ起こし『アナザーラウンド』として新宿武蔵野館ほかの公開が決定しています。短編ドキュメンタリー賞では、『ラターシャに捧ぐ 記憶で綴る15年の生涯』をご紹介しましたが、受賞作はアンソニー・ジアッチーノColette米国、24分)でした。ナチ占領下のフランス、75年間記憶を封印してきたコレット・マリン・キャサリンが、歴史を学ぶ学生ルーシーに説得されて過去の忌まわしい亡霊と向き合うことを決心する。当時レジスタンスとして共に戦った兄ジャン=ピエールの最期の地、ナチ強制収容所を訪れる。言語は仏語と独語ですが英語字幕入りYouTubeで鑑賞できます。

   

        

           (オスカー像を手にしたトマス・ヴィンターベア)


第93回アカデミー賞ノミネーションの記事は、コチラ⇒2021年03月21日

 

チリのジェームズ・ボンド、ハリウッドへ*米アカデミー賞20212021年04月23日 20:17

            ドン・セルヒオ、重装備で初めての海外旅行

   

    

 (第93回オスカー賞ドキュメンタリー部門ノミネートの『老人スパイ』のポスター)

 

チリのジェームズ・ボンドことセルヒオ・チャミーが、93回アカデミー賞授賞式(425日)出席のため監督マイテ・アルベルディ監督、代表プロデューサーのマルセラ・サンティバネスなど「老人スパイ」の御一行と一緒に現地入りできたようです。コロナ・ワクチンの2回接種(チリは南米の優等生で30%の接種率、ただし最近感染者が急増している)、何回も受けたPCR検査を合格して、写真のようなマスク&フェイスシールドの重装備で搭乗、これが初の海外旅行とか。2017年撮影時には御年83歳でしたが既に87歳、人生死ぬまで何があるか分かりません。

アカデミー賞ドキュメンタリー部門ノミネートの記事は、コチラ20210321

『老人スパイ』の紹介記事は、コチラ202010221122

 

      

   (少し緊張気味のドン・セルヒオ)

   

  

            (アルベルディ監督とドン・セルヒオ)

 

★本作の製作国は、チリのほか米国=ドイツ=オランダ=スペインと大所帯、スペインはマリア・デル・プイ・アルバラド(エグゼクティブ、サンセバスティアン生れ42歳)とマリサ・フェルナンデス・アルメンテロス(共同製作者、サンタンデール生れ45歳)の二人、前者はロドリゴ・ソロゴジェンの短編Madreを手掛けている。これは第91回アカデミー賞短編部門のノミネート作品です。

 

    

(左マリア・デル・プイ・アルバラドとマリサ・フェルナンデス・アルメンテロス、マドリード)

 

★「1年前は公開できるかどうかさえ分からず、袋小路に入っていました。しかしサンセバスチャン映画祭で息を吹き返しました」とフェルナンデス・アルメンテロス。1月にサンダンスでプレミアされ、9月にサンセバスチャン、観客の反応はとても違っていた。オランダだけリリースされたが、それも「10日後にはロックダウン」で市民は自宅監禁されたわけです。だからオスカー賞ノミネートのニュースには「涙が止まらなかったし、部屋の中を走り回りました」とも語っている。「チリのアルベルディに会いに行くことはできませんから、地球の反対側から朝の9時だというのにシャンペンで祝いました」と。「20パーセントの確率はあるわけだから、ガラは我が家かマリアの家かどちらかで見守ることになる」とフェルナンデス。

 

★アルバラドは「ダイヤローグはそのままで手を加えずに自然さを捉えるようにした。もっとも重要な質問は個人的なものでした。つまり、私たちの老後はどうなるの?老人ホームで暮らすようになるの?私たちは老人に何をしたらいいの?」と語っている。老人問題ではなく自分自身の問題だったのでしょう。「セルヒオは自分にあるルールを課した。重要なのはスパイすることや盗聴することではなく、相手の話を聞くことだと気づいたのです」とフェルナンデスは当時を思い出して語っている。アルベルディ監督も「老人たちは私たちがなりたい老人について決して尋ねません」と。

 

コロナ禍の最中に開催されるオスカー賞、87歳という高齢を考えて授賞式が行われるドルビー・シアター近くのホテルが準備された由、ガラではトム・クルーズやマット・デイモンのクルーの近くの席とか、チリ政府もアメリカ側も気づかっているようです。人生終盤近くにこんな夢にも見なかっただろう晴れ舞台が準備されていたとは、ドン・セルヒオも想像していなかったでしょう。日本では26日月曜日午前中、WOWOWの独占生中継です。

 

アカデミー賞2021ノミネーション*ドキュメンタリー部門に『老人スパイ』2021年03月21日 18:08

      動画配信のみでも対象とするのは今回だけの特例措置とか・・・

 

  

 

★先日、第93回アカデミー賞2021のノミネーションが発表になりました。当ブログで作品紹介をしたチリのマイテ・アルベルディ『老人スパイ』がドキュメンタリー部門の最終候補に残り、イベロアメリカ映画は本作だけでした。今回だけの特例措置ということですが、コロナ禍で劇場が閉鎖されたことから動画配信のみでも対象になり、久しく映画館から遠ざかっているにも拘わらず、ざっと一瞥しただけで20作近くが鑑賞済みなのでした。Netflixは合計16作ということです。試写会、ランチ会などのイベントはオール中止、会場となるドルビー・シアターに出席できるのは、ノミネートされた人とそのゲスト、プレゼンターだけとアナウンスされました。425日(現地)、日本では翌26日の昼間になります。

『老人スパイ』の作品&監督キャリア紹介は、コチラ202010221122

     

    

    

            (老人スパイのセルヒオ・チャミーとマイテ・アルベルディ監督)

 

★作品賞の最有力は下馬評ではクロエ・ジャオの『ノマドランド』と、公開されたばかりのリー・アイザック・チョンの『ミナリ』Netflixで配信された実話をベースにした法廷劇『シカゴ7裁判』、デビッド・フィンチャーのモノクロ映画『マンク(Mank)』、アマゾン配信の『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』と、8作のうち3作が動画配信されている。開催されなかったカンヌ映画祭のノミネート作品、サンセバスチャン映画祭にエントリーされ、ゴヤ賞2021ではヨーロッパ映画賞を受賞したフローリアン・ゼレールの『ファーザー』もノミネートされている。認知症の父親役アンソニー・ホプキンスが主演男優賞、娘役オリビア・コールマンが助演女優賞候補ですが、受賞はほぼ決定しているらしく、難しそうですね。

  

     

   (本命視されている『ノマドランド』のポスターと主演のフランシス・マクドーマンド)

 

★『老人スパイ』がノミネートされたドキュメンタリー部門の対抗馬は、アマゾン・オリジナルのギャレット・ブラッドリーの『タイム』が最有力だが、アカデミー会員の中には反発する向きもいそうです。Netflix配信の『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』『ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け』と、5作のうち3作が動画配信されている。どの映画もスクリーンで観るよう製作されるが、前者のような作品は特にスクリーンで見るべきです。しかしいつも不満に思うのがこの長たらしい思わせぶりな邦題、何とかならないものでしょうか。さて女性監督の活躍が目につくが、大穴で『老人スパイ』になるかもしれない。

  

      

                (最有力候補の『タイム』のポスターとブラッドリー監督)

 

★国際映画賞の最有力は、監督賞にもノミネートされているトマス・ヴィンターベアAnother Roundでスウェーデンとオランダ合作のデンマーク映画、サンセバスチャン映画祭2020では、マッツ・ミケルセン以下4人の出演者がグループで最優秀男優賞を受賞した。東京国際映画祭で『皮膚を売った男』の邦題で上映された、チュニジアの女性監督カウテール・ベン・ハニアの作品には、モニカ・ベルッチが出演してTIFFでも話題の映画だった。公開されるというニュースはどうなってるのだろうか。

  

          

                (最有力の「Another Round」のオリジナル・ポスター)

 

★動画配信で鑑賞した作品は、前述以外に『マ・レイニーのブラックボトム』(肺癌で鬼籍入りしたチャドウィック・ボーズマンが主演男優、ヴィオラ・デービスが主演女優、他)、『私というパズル』(バネッサ・カービーが主演女優)、トム・ハンクス主演の『この茫漠たる荒野で』(撮影・音響・作曲・美術など)、ソフィア・ローレンの息エドゥアルド・ポンティが母親を主役にして撮った『これからの人生』(ラウラ・パウジーニが歌う歌曲賞)、『ザ・ファイブ・ブラッズ』(作曲賞)、『ザ・ホワイトタイガー』(脚色賞)、ジョージ・クルーニー主演の『ミッドナイト・スカイ』(視覚効果賞)、長編アニメーション部門の『フェイフェイと月の冒険』、短編アニメーションの『愛してるって言っておくね』、短編ドキュメンタリーの『ラターシャに捧ぐ~記憶で綴る15年の生涯』、アマゾン配信では見ていない映画、例えばクリストファー・ノーランのTENETテネット』など何作か残っている。


『猿』がロンドン映画祭で作品賞受賞*ラテンビート2019 ④2019年10月17日 13:52

            アレハンドロ・ランデスの『猿』がロンドン映画祭で作品賞受賞

 

  

★例年10月に開催される英国最大規模の映画祭、第63BFIロンドン映画祭2019102日~13日)が閉幕、オフィシャル・コンペティション部門にノミネートされていたコロンビアのアレハンドロ・ランデス『猿』Monosが最優秀作品賞を受賞しました(今年は3作品が受賞)。昨年はクリスティナ・ガジェゴチロ・ゲーラ『夏の鳥』が特別推薦賞(スペシャル・コメンデーション)を受賞しているから、冗談ですがコロンビアは相性がいいのかもしれない。今年は審査委員長が英国のテレビ、ドキュメンタリーや独立系の映画監督ウオッシュ・ウェストモアランドだったので、ランデス監督は秘かに期待してガラまで待機していたのではないか。20年来のパートナーだった故リチャード・グラッツァー(ALSで死去)と共同監督した『アリスのままで』は忘れられない作品でした。

       

       

   

    (インタビューを受けるアレハンドロ・ランデス監督、BFIロンドン映画祭にて)

 

★サンセバスチャン映画祭(ホライズンズ・ラティノ部門)では、個人的に期待していたのですが残念賞でした。ロンドンで受賞できたのはラテンビートにとって嬉しいニュースになりました。年初のサンダンス映画祭以来、ベルリンFFパノラマ部門、カルタヘナFFと、世界の映画祭巡りをしてきたわけで、終盤での受賞は待った甲斐がありました。

 

        

        (ランデス監督とウェストモアランド審査委員長、1012日)

 

★ラテンビート上映作品の第3弾が待たれますが未だのようです。

『猿』の作品紹介は、コチラ⇒2019年08月21日


ペドロ・アルモドバル 「栄誉金獅子賞」 受賞*ベネチア映画祭2019 ①2019年06月15日 17:50

        76回ベネチア映画祭「栄誉金獅子賞」にペドロ・アルモドバル

 

614日、映画祭主催者から第76回ベネチア映画祭2019「栄誉金獅子賞」ペドロ・アルモドバルに授賞するとの発表がありました。今年は828日から97まで開催されます。新作Dolor y gloriaのスペインでの入場者チケットが92万枚、イタリアでも封切り4週間め調べで45万枚と好調です。だからというわけではないでしょうが、アルモドバルは「ルイス・ブニュエル以来スペインで最も影響力の大きい監督」、国際映画祭でも非常にエモーショナルな作品を製作していることが授賞理由のようです。因みにルイス・ブニュエルは、1969年から始まった栄誉金獅子賞の1回受賞者でした。

 

     

  (主な出演者に囲まれてファンに挨拶するアルモドバル監督、カンヌ映画祭20195

 

★最近の受賞者は複数が続いているので、この後もう一人アナウンスされるかもしれません。2018年はイギリスの女優ヴァネッサ・レッドグレーヴとデイヴィッド・クローネンバーグ監督、2017年はリテーシュ・バトラが監督した『夜が明けるまで』に共演したロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダ、2016年はジャン=ポール・ベルモンドとイエジー・スコリモフスキ監督でした。

 

★アルモドバルは授賞の知らせに「この栄誉賞という贈り物に感激と栄誉でいっぱいです。ベネチアには良い思い出しかありません。私が国際舞台にデビューしたのがベネチアで、1983年の『バチ当たり修道院の最期』、1988年の『神経衰弱ぎりぎりの女たち』もベネチアでした。この栄誉賞は私のお守りにいたします。このような賞を与えてくれた映画祭に心から感謝いたします」と喜びを語った。

   

    

               (新作「Dolor y gloria」ポスター)

 

★そろそろ秋の映画祭のニュースが飛び込むようになってきました。


イベロアメリカ・フェニックス賞財政難で一旦休止のニュース2019年04月07日 15:29

             ない袖は振れない苦しい台所事情も政治がらみか?

 

      

                               (黒いフェニックスの卵)

 

★毎年初冬の11月に開催されていた「イベロアメリカ・フェニックス賞」が、メキシコ当局による財政援助が難しくなり、やむなく休止に追い込まれてしまいました。第1回が2014年でしたから、たったの5回しか開催されなかったことになります。イベロアメリカと銘打たれておりましたが、選考母体は2012年創設されたばかりの「Cinema 23」でメキシコ主導の映画賞、授賞式開催国は持ち回りでなくメキシコと決まっていました。元宗主国のスペインとポルトガルも参加してノミネーションはされましたが、グランプリに輝くことはついぞありませんでした。

 

     

      (第1回グランプリ作品ディエゴ・ケマダ=ディエスの「金の鳥籠」、授賞式から)

 

2017年には、TVシリーズ部門にNetflixオリジナル作品の参加を開始、Netflixに門戸を開いた。麻薬王エスコバルの誕生から死までを描いた『ナルコス』がドラマ部門で、コメディ部門でも『クラブ・デ・クエルボス』が受賞した。第5回の2018年には『ペーパー・ハウス』が受賞、さらに「ネットフリックス・プリマ・オペラ賞」を設けて盛上げに協力し始めていたのですが、所詮焼け石に水だったようです。

 

       

                (TVシリーズ部門、2018年受賞作『ペーパー・ハウス』Netflix

 

★本映画賞の二大資金援助はメキシコの連邦政府と地方政府だったようで、主催者によると両者の折合いが難航、回答が貰えなかったことが休止の主たる理由だという。メキシコ新大統領アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドルは、一部の反汚職運動のような市民団体への助成金カットを数週間前に発表していた。政権批判をして論争のタネを振りまくNGOや文化団体には援助したくないのでしょう。そういう意味では本映画賞は、受賞作品を一瞥すれば一目瞭然、かなり政治的な色合いが濃く、援助カットの標的になってもおかしくない。第1回授賞式は、メキシコの麻薬密売組織に関係している政治家や警察関係者による学生43名の失踪殺害事件を厳しく批判、第5回はフェミニズム運動、特にアルゼンチンでの妊娠中絶合法化のシンボル緑のハンカチ運動など、毎年ラテンアメリカ諸国政府への「No」を鮮明にしている。

 

1回作品賞2014『金の鳥籠』(メキシコ)ディエゴ・ケマダ=ディエス監督

2回作品賞2015『ザ・クラブ』(チリ)パブロ・ラライン監督

3回作品賞2016『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』(チリ)パブロ・ラライン監督

4回作品賞2017『ナチュラルウーマン』(チリ)セバスティアン・レリオ監督

5回作品賞2018『夏の鳥』(コロンビア)クリスティナ・ガジェゴ&チロ・ゲーラ共同監督

   

      

(第3回作品賞『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』の製作者フアン・デ・ディオス・ラライン、

    トロフィーを手にしたネルーダ役のルイス・ニェッコ、刑事役のG.G.ベルナル)

      

     

   

 (第4回作品賞『ナチュラルウーマン』で女優賞に輝いたダニエラ・ベガ)

  

 

     

(第5回作品賞『夏の鳥』ガラ、緑のハンカチを巻いたクリスティナ・ガジェゴ監督とスタッフ)

 

★残念なニュースですが、再開を願って2020年を待ちましょうか。

 

『オフィシャル・ストーリー』にラテン金の映画賞*マラガ映画祭2019 ⑪2019年03月31日 11:53

     「ラテン金の映画賞」にルイス・プエンソの『オフィシャル・ストーリー』

    

     

 (養父母に扮したエクトル・アルテリオとノルマ・アレアンドロ、養女役アナリア・カストロ)   

 

★今回から「ラテン金の映画賞」が始まり、第1回目はルイス・プエンソのアルゼンチン映画『オフィシャル・ストーリー』La historia oficialが選ばれました。1986年に南米大陸に初のアカデミー外国語映画賞のオスカー像をもたらした映画、さらにゴールデン・グローブ賞も受賞しており、両賞を受賞した唯一のアルゼンチン映画でもある。その他カンヌ映画祭1985審査員エキュメニカル賞、養母を演じたノルマ・アレアンドロが女優賞を受賞している。そのほか銀のコンドル賞など数々の国際映画賞を受賞しており、今回の「ラテン金の映画賞」受賞は文句なしと言えるでしょうか。アルゼンチンが次にオスカー像を手にするには2009年のフアン・ホセ・カンパネラ『瞳の奥の秘密』まで待たねばならなかった。

 

2016年、公開30周年を記念して修復版が再上映されています。公開30年後のプレス会見で、民主化されたとはいえ軍事独裁政権(197683)の総括はなされていなかったから「撮影中には多くの脅迫や嫌がらせをうけた。当時4歳だった養女役のアナリア・カストロが撮影のため外出できないよう自宅を見張って妨害した」と監督は語っていた。また「脚本については、五月広場の祖母たちから貴重なデータや協力を受けた」とも語っています。有名なのは五月広場の母親たちですが、逮捕時に妊娠していた娘たちが出産後直ちに殺害されていたことが既に分かっていたから、孫捜索に切り替わっていた。『オフィシャル・ストーリー』で政府高官夫妻が養女にした子供の母親は、そういう犠牲者の一人でした。オフィシャルな歴史と現実は、往々にして一致しないものです。

   

      

  (30年後の養母役ノルマ・アレアンドロ、監督、養女ガビを演じたアナリア・カストロ)

 

321日、来マラガできなかったプエンソ監督の代理として、映画修復録音部門の責任者で、アルゼンチンの国立映画製作学校長、国立映画視聴覚芸術協会INCAA員のカルロス・アバテがビスナガのトロフィーを受け取った。彼はアルゼンチンのベテラン監督カルロス・ソリンマルセロ・ピニェエロフアン・ホセ・カンパネラの録音を手掛けている。プレゼンターはマラガ・フェスティバル・プログラム委員会のメンバーの一人ミリト・トレイロ氏でした。

    

       

          (カルロス・アバテとミリト・トレイロ、321日)

 

ルイス・プエンソの代表作

1985La historia oficial」(『オフィシャル・ストーリー』)アルゼンチン

   監督・脚本・製作、公開

1989Old Gringo」(『私が愛したグリンゴ』)アメリカ、監督・脚本、公開

1992La Peste」(『プレイグ』)フランス、監督、カミュの小説『ペスト』の映画化、公開

2004La puta y la ballena」(『娼婦と鯨』)アルゼンチン=西、監督・脚本・製作、DVD

2007XXY」(『XXY~性の意思~』)アルゼンチン、製作、監督ルシア・プエンソ、BSスカパー

 (以上字幕入りで観られるもの)

 

第5回イベロアメリカ・フェニックス賞2018*結果発表2018年11月20日 15:18

        コロンビアの『夏の鳥』が作品賞と女優賞にカルミニャ・マルティネス

 

     

★去る117日、メキシコシティのエスペランサ・アイリス・シティシアターで授賞式が行われました。今年は結果発表とラテンビートが重なり大分遅れのアップになりました。作品賞がラテンビート上映の『夏の鳥』だったので、部分的にはラテンビートに絡めて触れております。フェニックス賞はメキシコの「シネマ23」主導の映画賞で、過去4回ともラテンアメリカ諸国の作品が受賞しています。元の宗主国スペインとポルトガルから選ばれたことはなく、今年はそもそも作品賞・監督賞にノミネーションさえありませんでした。映画部門とTVシリーズ部門に分かれています。ノミネーションは以下にアップしています。

イベロアメリカ・フェニックス賞2018ノミネーション発表の記事は、コチラ20180930

 

  *映画部門*

作品賞長編7作品)

Alanis監督アナイ・ベルネリアルゼンチン

As boas maneirasフリアナ・ロハスマルコ・ドゥトラブラジル

Cocoteネルソン・カルロ・デ・ロス・サントス・アリアスドミニカ共和国

Las herederasマルセロ・マルティネシパラグアイ) 邦題『相続人』

Museoアロンソ・ルイスパラシオスメキシコ

Pájaros de veranoチロ・ゲーラクリスティナ・ガジェゴコロンビア)邦題『夏の鳥』

Zamaルクレシア・マルテルアルゼンチン) 邦題『サマ』

 

      

          (クリスティナ・ガジェゴを囲んで喜びの関係者一同)

 

監督賞7人)

アナイ・ベルネリAlanis

フリオ・エルナンデス・コルドンCómparame un Revólverメキシコ

マルセロ・マルティネシLas herederas

ラウラ・モラMatar a Jesúsコロンビア

アロンソ・ルイスパラシオスMuseo

チロ・ゲーラクリスティナ・ガジェゴPájaros de verano

ルクレシア・マルテルZama

 

   

          (『相続人』のマルセロ・マルティネシ監督)

 

女優賞

カルミニャ・マルティネス 『夏の鳥』

 

   

男優賞

ロレンソ・フェロ 「El Angel」監督ルイス・オルテガ(アルゼンチン、西)

 

       

     (トランプ大統領とアルゼンチン大統領マクリを批判したロレンソ・フェロ

 

脚本賞

ラウラ・モラアロンソ・トレスMatar a Jesúsコロンビア

 

(アロンソ・トレス)

 

    

撮影賞

ルイ・ポサス Zama

 

    

        (ミゲル・アンヘル・シルベストルからトロフィーを受け取るルイ・ポサス)

 

美術デザイン賞

レナータ・ピネイロ Zama

 

   

衣装賞

メルセ・パロマ 「La librería」 監督イサベル・コイシェ(スペイン、イギリス)

 

◎録音賞

グイド・ベレンブラムエマニュエル・クロセットZama

 

(エマニュエル・クロセット)

     

 編集賞

ミゲル・シュアードフィンガーカレン・ハーレー Zama

    

     

オリジナル音楽賞

レオナルド・Heiblum 『夏の鳥』

 

長編ドキュメンタリー賞

Muchos hijos, un mono y un castillo 監督グスタボ・サルメロン(スペイン)

   

   

              (左から2人目の監督とヒロインの母親)

 

ドキュメンタリー撮影賞

フアン・サルミエント G. Central Airport THF」監督カリム・アイノズ(ブラジル、独、仏)

 

    

 

ネットフリックス・オペラ・プリマ賞

『相続人』マルセロ・マルティネシ(パラグアイ、独、ブラジル、ウルグアイ、ノルウェー、仏)

 

     

批評家賞

ルシアノ・モンテアグド(アルゼンチンの映画批評家)

 

     

 

シネアスト賞

ルイス・カルロス・バヘット(ブラジルの映画プロデューサー)

 

    

    

Exhibidores

Perfectos desconocidos」監督アレックス・デ・ラ・イグレシア(スペイン)

 

 

  *テレビ部門*

TVシリーズ

La casa de Papel」シーズン2 (スペイン) 邦題『ペーパー・ハウス』

 

   

俳優アンサンブル賞

Aquí en la tierraシーズン1(メキシコ)

 

    

        

(ダニエル・ヒメネス・カチョ)

     
    
                             (ガエル・ガルシア・ベルナル) 
     

(テノチ・ウエルタ)

  

★写真は入手できたもの。

  

第5回イベロアメリカ・フェニックス賞2018*ノミネーション発表2018年09月30日 17:30

          ネットフリックスの存在が大きくなってきたフェニックス賞2018

 

★去る924日、5回イベロアメリカ・フェニックス賞2018のノミネーション発表がメキシコシティでありました。カテゴリーと解説に齟齬があったりカテゴリーの数が違ったりと、サイトでノミネーション個数にばらつきがありますが、当たらずとも遠からずでいくと、最多ノミネーションは、コロンビアのチロ・ゲーラクリスティナ・ガジェゴPájaros de verano9個、アルゼンチンのルクレシア・マルテル『サマ』8個でした。作品・監督・脚本・男優女優・撮影・・・と両作とも主要カテゴリーに選ばれています。

  

★イベロアメリカとはいえ、旧宗主国のスペインとポルトガルは影が薄く、第4回までの作品賞はすべてラテンアメリカ映画が制しています(第1回メキシコの『金の鳥籠』、第2回から4回までの『ザ・クラブ』、『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』、『ナチュラルウーマン』と連続でチリが受賞しています)。今年スペインとポルトガルは主要カテゴリーのノミネーションがゼロでした。

 

      

  (イベロアメリカ・フェニックス賞ノミネーション発表に集まったシネアストたち)

   

★チロ・ゲーラ&クリスティナ・ガジェゴのPájaros de veranoは、カンヌ映画祭2018併催の「監督週間」のオープニング作品です。チロ・ゲーラ映画の製作者クリスティナ・ガジェゴの初監督作品です。2016年には夫婦二人三脚で『彷徨える河』などの力作を撮っています。9カテゴリーの内訳は、作品・監督・脚本・撮影・編集・美術・衣装・オリジナル音楽、ゴッドマザーを演じたカルミナ・マルティネスが女優賞にノミネートされた(美術がないサイトあり)。

Pájaros de verano」の作品紹介は、コチラ20180518

 

      

   (女優賞ノミネートのカルミナ・マルティネスとラウラ・モラの「Matar a Jesús」から)

 

★ルクレシア・マルテルの『サマ』は、ベネチア映画祭2017のコンペティション外上映、国際映画祭に数多く出品され、ラテンビートでも昨年上映されました。しかし批評家の高い評価にもかかわらず今もって作品賞は受賞しておりません。イベロアメリカ諸国の公開が殆ど2018年だったことで、今年のノミネーションになりました。8カテゴリーの内訳は、作品・監督・脚本・撮影・編集・美術・録音とダニエル・ヒメネス・カチョが男優賞にノミネートされました。

『サマ』の主な紹介記事は、コチラ20171013

   

      

     (サマを演じ男優賞ノミネートのダニエル・ヒメネス・カチョ、映画から)

 

2作に続いて、メキシコのアロンソ・ルイスパラシオスの第2Museo6個です。その内訳は、作品・監督・撮影・オリジナル音楽・録音、ガエル・ガルシア・ベルナルの男優賞です。ベルリン映画祭2018脚本賞受賞作品。

Museo」の作品紹介は、コチラ20180219

 

      

           (男優賞ノミネートのガエル・ガルシア・ベルナル、映画から)

 

★同じくパラグアイのマルセロ・マルティネシLas herederas6個です。その内訳は、作品・監督・脚本・撮影・美術・録音、ベルリン映画祭で女優賞を受賞したアナ・ブルンはノミネートされませんでした。ベルリン映画祭2018のアルフレッド・バウアー賞と国際映画批評家連盟賞受賞作品、サンセバスチャン映画祭「ホライズンズ・ラティノ」部門オープニング作品、ラテンビート2018上映作品です。

Las herederas」の作品紹介は、コチラ20180216

 

     

             (監督とアナ・ブルン)

 

★作品賞・監督賞のノミネーションだけアップしておきます。

作品賞7作品)

Alanis監督アナイ・ベルネリ、アルゼンチン

As boas maneirasフリアナ・ロハス&マルコ・ドゥトラ、ブラジル

Cocoteネルソン・カルロ・デ・ロス・サントス・アリアス、ドミニカ共和国

Las herederasマルセロ・マルティネシ、パラグアイ

Museo」同アロンソ・ルイスパラシオス、メキシコ

Pájaros de veranoチロ・ゲーラクリスティナ・ガジェゴ、コロンビア

Zamaルクレシア・マルテル、アルゼンチン

 

監督賞7人)

アナイ・ベルネリAlanis

フリオ・エルナンデス・コルドンCómparame un Revólver」メキシコ

マルセロ・マルティネシLas herederas

ラウラ・モラMatar a Jesús」コロンビア

アロンソ・ルイスパラシオスMuseo

チロ・ゲーラクリスティナ・ガジェゴPájaros de verano

ルクレシア・マルテルZama

 

★という具合でスペイン映画は作品賞にも監督賞にも見当たりませんでした。ドキュメンタリー部門にゴヤ賞2018受賞のMuchos hijos, un mono un castillo、男優賞に「El autor」のハビエル・グティエレス、脚本賞に「Petra」のハイメ・ロサレス、美術賞に「Handia」と「La libreria」他がありました。

 

 

TVシリーズ部門ではネットフリックスの存在の大きさが際立っています。昨年も『ナルコス』などが受賞しましたが、今年もノミネーション5作品のうち3作がネットフリックスがらみです。スペインのLa casa de papel(『ペーパー・ハウス』シーズン2)、メキシコ=米のNarcos(『ナルコス』シーズン3)、アメリカ製作のLuis Miguel:La serie(シーズン1)の3作です。ルイス・ミゲルというのは一名メキシコの「太陽El Sol」と言われるほどのプエルトリコ生れのメキシコの歌手、現在活躍中の歌手のビオピック、グラミー賞5回受賞でハリウッドのウォーク・オブ・フェームに星が刻まれています。しばらく活動を休むなど謎の多い歌手ですが昨年復活しました。ルイス・ミゲルをディエゴ・ボネタ、歌手だった父親をオスカル・ハエナダが演じています。シーズン113話)が20184月からメキシコ、米国、スペイン、生れ故郷プエルトリコでNetflix同時配信されました(日本は未配信のようです)。

 

    

   (『ペーパー・ハウス』から)

 

   

            (『ナルコス』シーズン3

 

   

                 (ディエゴ・ボネタ、Luis Miguel:La serie」から

 

★この映画賞の作品選考はメキシコの「シネマ23」が中心になって行なわれ、イベロアメリカ映画アカデミー連盟、メキシコ映画アカデミーが参画、第16回モレリア映画祭(102028日)で受賞結果発表があり、ガラは117、メキシコシティのエスペランサ・アイリス・シティシアターで開催される予定。