第13回ガウディ栄誉賞にカルメ・エリアス2021年03月29日 14:59

              今年のガウディ栄誉賞は3年ぶりに女性シネアストの手に

     

          

     (ビッキー・ペーニャからトロフィーを受け取るカルメ・エリアス)

 

★前回写真だけアップしたガウディ栄誉賞受賞者カルメ・エリアスのご紹介。トロフィーは盟友ビッキー・ペーニャから渡されました。アカデミーの授賞理由は「演劇、映画、テレビにおいて常に卓越した才能を発揮した」とペーニャが紹介した。エリアスは「目には見えない人々、私を支えてくれたエキスパート、ここにいる人いない人、私の演じた登場人物たちをステージに伴ってきた」と挨拶した。「俳優というのは、役作りには時には意識的に、時には無意識に人生から糧を得る」と告白、「彼らの怖れ、勇気、不確実性を乗り越えてキャラクターの立ち位置を見つけねばならない。もし見つからないときにはとんぼ返りをしなければならない」とスピーチした。

   

     

★また誰でも自分の足跡を残していること、そして「人生を暗闇でなく光の道にしようとすれば、登場人物の話に耳を傾けねばならない」と明かし、この栄誉賞を一般の人々に捧げました。19世紀後半にカタルーニャ語で詩を書き続けた詩人で司祭だったハシント・ベルダゲルの詩の一節でスピーチを締めくくる前に、「私たちのような文明社会では不当に収監された人々が自分自身を表現できる自由があるべきと考えている」とも語った。

  

★カルメ・エリアスは、1951年バルセロナ生れ、舞台俳優を志してバルセロナの演劇研究所や、ウィリアム・レイトンがバルセロナで創設した演劇ラボラトリーで演技を学び、その後ニューヨークに渡り、俳優学校リー・ストラスバーグのメソッド演技法を学んだ。舞台演出家レイトンは合衆国カンザス出身だが、ロンドンで演劇を学んだ後、1960年代からはスペインに軸足をおき、マドリードで演劇学校を開設、後にバルセロナに移って演劇ラボラトリーで後進の指導に当たった。卒業生には2014年にガウディ栄誉賞を受賞したフリエタ・セラーノアナ・ベレンナイワ・ニムリなど、後にスペイン演劇や映画の中核を担うアーティストを輩出している。

   

             

         (栄誉賞受賞の知らせを聞いて、カルメ・エリアス)

 

2009年から始まったガウディ賞も13回を迎え、栄誉賞も同時に始まっているから13人目になります。受賞者はバルセロナ派のシネアストから選ばれ、第1回目はバルセロナ生れのハイメ・カミーノ監督(19362015)でした。本邦では『1936年の長い休暇』が映画祭で上映されただけと思います。女性の受賞者はカルメ・エリアス5人目、一人目は昨年11月に鬼籍入りしたモンセラット・カルーリャ2013)、フリエタ・セラーノ2014)、昨年春、癌に倒れたロサ・マリア・サルダ2016)、メルセデス・サンピエトロ2018)、5人の共通項は映画・舞台・TVで活躍した、あるいは現役の女優ということです。

 

★カルメはスペイン語読みカルメンとしてクレジットされることもありますが、現在はカタルーニャ語のカルメが多い。当ブログではベネズエラの監督クラウディア・ピントのデビュー作La distancia más largaがモントリオール映画祭で「グラウベル・ローシャ賞」を受賞した折りに記事をアップしています。エリアスは実年齢の60歳代の女性に扮し、スペインから思い出のいっぱい詰まった生れ故郷、ベネズエラに最期の旅をする物語でした。翌年マラガ映画祭上映、ウエルバ映画祭観客賞受賞作品。もう1作がカルロス・ベルムト『シークレット・ヴォイス』(サンセバスチャン映画祭2018正式出品)で、そこで簡単にキャリア紹介をしています。バルセロナの演劇ラボラトリーの後輩ナイワ・ニムリと共演したメタファー満載のスリラーでした。

La distancia más larga」の紹介記事は、コチラ20130905

『シークレット・ヴォイス』の紹介記事は、コチラ20190313

   

  

 

   

      (祖母役に扮したエリアス、クラウディア・ピントのデビュー作から)

 

      

     (『シークレット・ヴォイス』撮影時のベルムト監督とエリアス)

 

★出演作は1975年にデビューしたTVシリーズを含めると3桁に及びますが、以下に主な作品を列挙しておきます。本邦ではラテンビート2009の目玉、ハビエル・フェセル監督の信仰と幸福、命と死をテーマにした『カミーノ』でしょうか。エリアスは難病に罹った少女カミーノの母親役でゴヤ賞主演女優賞を受賞した。このゴヤ賞6部門制覇の実話にインスパイアされた作品は、後にオプス・デイ信者の遺族から裁判を起こされるなどした問題作。舞台とTV出演&受賞歴は割愛しますが、舞台女優としてはギリシャ悲劇からスペインの古典、チェーホフ、現代劇と幅広く出演している。

 

      

     

   (カミーノ役のネレア・カマチョと頑迷なオプス・デイ信者の母親役のエリアス)

 

タイトルと監督名、受賞歴の順(ノミネートは除外)

1985年「Stico」監督ハイメ・デ・アルミニャン、ベルリンFF正式出品

1990年「Pont de Varsovia」同ペレ・ポルタベリャ、

    カタルーニャ自治政府の国民映画女優賞受賞

1991年「El rey pasmado」同イマノル・ウリベ

1994年『わが生涯最悪の年』同エミリオ・マルティネス=ラサロ、スペイン映画祭1997上映

1995年『私の秘密の花』同ペドロ・アルモドバル、公開

2000年「Morir (o no)」同ベントゥラ・ポンス、カタルーニャ語

2006年「Los aires dificiles」同ヘラルド・エレーロ、

    マラガ映画祭金のビスナガ賞受賞作品

2008年『カミーノ』同ハビエル・フェセル、ラテンビート映画祭2009上映。

    ゴヤ賞主演女優賞サン・ジョルディ女優賞トゥリア女優賞

    スペイン俳優組合女優賞など受賞

2011年「Planes para mañana」同フアナ・マシアス、

    ムルシア・ウィーク映画祭フランシスコ・ラバル賞受賞

2012年「Tengo ganas de ti」同フェルナンド・ゴンサレス・モリーナ

2013年「La distancia más larga」(ベネズエラとの合作)同クラウディア・ピント

    第2回イベロアメリカ・プラチナ賞2015の初監督作品賞受賞作品

2018年『シークレット・ヴォイス』同カルロス・ベルムト

     

    

          (ゴヤ賞2009主演女優賞のトロフィーを胸に)

 

★最近ではTVシリーズ出演が多いが、デミ・ムーア、ナスターシャ・キンスキー、ダリル・ハンナ、シガニー・ウィバーなどの声優としても活躍している。次回作はベネズエラのクラウディア・ピントの第2作目Las Consecuenciasに出演、アルゼンチン出身だがスペインで活躍しているエクトル・アルテリオ、フアナ・アコスタ、チリのアルフレッド・カストロなどベテラン演技派と共演している。カナリア諸島のパルマで撮影したサイコ・スリラーということです。今回のガウディ栄誉賞ガラにピントも出席とあったがフォトは検索できなかった。


第13回ガウディ賞2021受賞結果*新人監督が大賞を制す2021年03月24日 16:52

             女性シネアストが半分以上の受賞者となったガウディ賞2021

   

       

 

★去る321日、第13回ガウディ賞2021の授賞式がありました。コロナ禍をうけてゴヤ賞は観客ゼロの開催でしたが、こちらは30%に絞って開催されました。マスク着用などは今や常識、赤絨毯でのフォトコールはマスクなしが許可されました。ガウディ賞はカタルーニャ語映画に特化した映画祭ですが、スペイン語枠もあり作品賞はそれぞれ選ばれます。今年はリュイス・ダネスLa vampira de Barcelonaピラール・パロメロLas niñasと監督第1作が大賞を攫いました。21カテゴリーのうち前者がカタルーニャ語作品・美術・衣装・視覚効果・メイクアップ&ヘアー賞の5部門、後者がカタルーニャ語以外の作品・監督・撮影・音響の4部門を受賞、短編・ヨーロッパ映画・ドキュメンタリー・TVムービー賞はダブることはできませんから、2作品で大半を制したことになります。

Las niñas」の作品&監督キャリア紹介は、コチラ20200316

 

          

       (リュイス・ダネスの「La vampira de Barcelona」のポスター)

 

        

     (アナウンスに飛びあがって喜ぶ「La vampira de Barcelona」のスタッフたち)

 

Las niñas」はゴヤ賞も受賞しておりますが、「La vampira de Barcelona」はガウディ賞以外のスペイン映画賞ではノミネーションさえありませんでした。どうもカタルーニャ独立運動が溝を深めている印象です。主演女優賞にイシアル・ボリャインLa boda de Rosa主演のカンデラ・ペーニャが受賞、フォルケ賞、ゴヤ賞に一矢を報いました。主演男優賞にはゴヤ賞と同じNo matarás主演のマリオ・カサスが受賞しましたがガラには欠席、監督のダビ・ビクトリが代わりにトロフィーを受け取りました。

    

★またヌリア・ヒメネスMy Mexican Bretzel(邦題『メキシカン・プレッツェル』)でドキュメンタリー・脚本・編集の3賞を受賞、本作も長編デビュー作でした。栄誉賞は女優のカルメ・エリアスが受賞、女性と新人が輝いた夕べでした。カタルーニャ映画アカデミー会長は、2013年から製作者、監督のイソナ・パソラ・イ・ビダルが続投しています。

 

      

        (挨拶スピーチをする、カタルーニャ映画アカデミー会長イソナ・パソラ)

   

        

  (ガラを盛り上げたリゴベルタ・バンディニ)

 

La boda de Rosa」の作品紹介は、コチラ20200321

No matarás」の作品&監督キャリア、マリオ・カサス紹介は、

  コチラ20210223

My Mexican Bretzel」の作品&監督キャリア紹介は、コチラ20200914

         

 

            ガウディ賞2021の受賞結果

 

作品賞(カタルーニャ語)

La vampira de Barcelona  製作Brutal Media / Filmax / TV3      

                監督リュイス・ダネス

    

      

   (左からカルロス・フェルナンデス、オリオル・サラ=パタウ、ライモン・マスリョレンス)

 

★「受賞できたのは嬉しいが、カタルーニャ以外の映画祭ではノミネートさえなかったことが残念です」と語った製作者ライモン・マスリョレンス。シッチェス映画祭2020観客賞受賞作品。ダネス監督のデビュー作だが、TVシリーズを多数手掛けているベテランです。

★対抗馬は、L'ofrena」ベントゥーラ・ドゥエル、「La dona il-legal」ラモン・テルメンス、「Les dues nits d'uhir」(スペイン語題「Las dos noches de ayer」)Pau Cruanyes、ヘラルド・ビダル(本作は観客賞を受賞)

 

          

              (ノミネート4作のポスター)

 

作品賞(カタルーニャ語以外)

Las niñas   製作Inicia Films / Bteam Pictures / Las Niñas Mujeres A.I.E

        監督ピラール・パロメロ

 

   

  (左から、アレックス・ラフエンテ、ピラール・パロメロ、バレリー・デルピエール)

 

★対抗馬は、La boda de Rosa」のイシアル・ボリャイン、「Sentimental」のセスク・ゲイ、Adú」のサルバドール・カルボでした。

 

 

監督賞

ピラール・パロメロ 「Las niñas

   

      

          (13個のノミネーションに先ず感謝したピラール・パロメロ)

 

★対抗馬は、「Sentimental」のセスク・ゲイ、「La boda de Rosa」のイシアル・ボリャイン、「La vampira de Barcelona」のリュイス・ダネスでした。

 

脚本賞

ヌリア・ヒメネス・ロラング 「My Mexican Bretzel

               (邦題『メキシカン・プレッツェル』)

   

     

     (脚本・ドキュメンタリー・編集賞のトロフィーを手にしたヌリア・ヒメネス)

 

★対抗馬は、「La boda de Rosa」「La vampira de Barcelona」「Sentimental」と金太郎の飴でした。ヒメネスはゴヤ賞ではノミネートに終わりましたが、最後のガウディ賞で3個ゲットできました。

 

主演女優賞

カンデラ・ペーニャ 「La boda de Rosa」 監督イシアル・ボリャイン 

   

    

              (感極まるカンデラ・ペーニャ)

 

★対抗馬は、「L'ofrena」のアンナ・アラルコン、「La vampira de Barcelona」のノラ・ナバス、「Las niñas」のアンドレア・ファンドスでした。ゴヤ賞を受賞した「Ane」のパトリシア・ロペス・アルナイスはノミネートされませんでした。

 

 

主演男優賞

マリオ・カサス  「No matarás」 監督ダビ・ビクトリ

      

 

         

              (ビデオ出演のマリオ・カサス、代理で登壇したダビ・ビクトリ監督)

 

★対抗馬は、「L'ofrena」のアレックス・ブレンデミュール、「Sentimental」のハビエル・カマラ、「Uno para todos」のダビ・ベルダゲルでした。カマラはフォルケ賞を受賞したガラは欠席、落選したガウディ賞は出席でした。

 

助演女優賞

ベロニカ・エチェギ  「L'ofrena」(カタルーニャ語題、スペイン語題「La ofrenda」)

           監督ベントゥーラ・ドゥエル

  

                               (ポスター)

 

★ベントゥーラ・ドゥエルのスリラー、主役のアレックス・ブレンデミュールとアンナ・アラルコンが各々ノミネートされた。マラガ映画祭2020出品作品、公開バルセロナ9月、他。

★対抗馬は、「Las niñas」のナタリア・デ・モリーナ、「La vampira de Barcelona」のヌリア・プリムスとブルナ・クシが揃ってノミネートされた。

 

助演男優賞

アルベルト・サン・フアン 「Sentimental」 監督セスク・ゲイ

  

                  (ポスター)

 

★ゴヤ賞に続いての受賞。対抗馬は、「La dona il-legal」のAbdel Aziz El Mountassir、「La vampira de Barcelona」のフランセスク・オレリャ、「Te quiero, imbécil」のエルネスト・アルテリオ、本作は邦題『愛してるよバカ』で Netflix 配信されているラブコメです。

 

プロダクション賞

ルイス・フェルナンデスアナ・パラ 「Adú」 監督サルバドール・カルボ

   

  (ポスター)

 

ドキュメンタリー賞

My Mexican Bretzel  監督ヌリア・ヒメネス・ロラング

 

                     (ポスター)

 

短編映画賞

Ni oblit ni perdó   監督ジョルディ・ボケ・クララムント

   

    

 (受賞スピーチをするジョルディ・ボケ・クララムント) 

    

                                  (ポスター)

 

TVムービー賞

La mort de Guillem   監督カルロス・マルケス=マルセ

   

   

             (中央が受賞スピーチをするマルク・ロマ)  

      

   

1993年にバレンシアで起きた極右勢力による反ファシストのギリェム・アグリョ暗殺事件の実話に基づく。製作者マルク・ロマがトロフィーを受け取り、故人の思い出を語った由。当ブログではマラガ映画祭2020でカルロス・マルケス=マルセがマラガ才能賞を受賞した折りに作品紹介をしております。

La mort de Guillem」(The death of Guillem)の記事は、コチラ20200829

 

美術賞

リュイス・ダネス  「La vampira de Barcelona」 

   

    

                    (リュイス・ダネス)

 

編集賞

ヌリア・ヒメネス・ロラングクリストバル・フェルナンデス 

  「My Mexican Bretzel」(ドキュメンタリー) 

 

オリジナル作曲賞

Niño de Elche  「Niños somos todos」(2019年、ドキュメンタリー) 

         監督セルジ・カメロン

    

        ポスター

 

★カンタオールのニーニョ・デ・エルチェが音楽のルーツを求めてボリビアへの旅に出るドキュメンタリー。

 

撮影賞

ダニエラ・カヒアス 「Las niñas

    

   

 (ボリビアから馳せつけたダニエラ・カヒアス)

    

衣装賞

メルセ・パロマ 「La vampira de Barcelona」 

 

音響賞

アマンダ・ビリャビエハフェルナンド・ノビリョアレハンドラ・モリーナ 

 「Las niñas

      

      

                      (4部門をゲットした「Las niñas」の受賞者全員 

   

視覚効果賞

リュイス・リベラアンナ・アラゴネスアレックス・トレシリャス

 La vampira de Barcelona

 

メイクアップ&ヘアー賞

ラウラ・ぺレスハビ・バルベルデ 「La vampira de Barcelona

 

ヨーロッパ映画賞

Sorry We Missed You (イギリス) 監督ケン・ローチ

   

       (ポスター)

 

観客賞

Les dues nits d'ahir(スペイン語題「Las dos noches de ayer」 

 監督Pau Cruanyesヘラルド・ビダル

        

   

   (座席で受賞を喜ぶ監督やスタッフたち)

         

        

★作品賞(カタルーニャ語)にノミネートされています。マラガ映画祭2020 Zonacine 部門の銀のビスナガ監督賞受賞作品。

 

 

ガウディ栄誉賞

カルメ・エリアス(女優)

★キャリア&フィルモグラフィー紹介は次回にします。

  

       

    (受賞スピーチをするカルメ・エリアス)

   

       

                          (レッド・カーペットのフォトコール)

 

 

          レッド・カーペットに現れたシネアスト

 

★ノミネートされた人、プレゼンターのうちベストドレッサーに選ばれた人、話題を呼んだ人を選びました。デザイナーが明記されているケースは付け加えました。沈滞気味の映画産業を盛り立てるため俳優たちも散財して頑張りました。

 

    

    

  (グレタ・フェルナンデス、イタリアのフィロソフィ・ディ・ロレンツォ・セラフィニの

    デザイン、特にメイクが話題を巻きました)

             

    

       (マリア・ロドリゲス、メンチェン・トマスのデザイン、

    スパンコールをほどこした網目状の金色のスカートが話題になりました)

 

     

  

 (助演女優賞ノミネートのナタリア・デ・モリーナ、クロスされたドレスとブーツの

  組み合せが好感された。日本でも人気のアミ・アレクサンドル・マテュッシ)

  

     

    

   (主演女優賞受賞のカンデラ・ペーニャ、ペドロ・デル・イエロのデザイン、

       80年代に流行した肩パット入りのミニが話題になりました)

  

   

       

(プレゼンターのレティシア・ドレラ、イタリアのエリザベッタ・フランキの

 デザイン、意表をついた白でまとめたスケスケのブラウスにショートパンツ)

 

       

    

 (助演女優賞ノミネートのブルナ・クシ、ゴージャスな刺繍のあるディオール)

 

       

  

         (初めて主演女優賞にノミネートされたアンドレア・ファンドス、

          シルビア・フェルナンデスのデザイン)

  

    

       

(助演女優賞ノミネートのヌリア・プリムス、スパンコールを施した濃紺のドレス)

           

    

      (映画、TV、舞台女優で歌手でもあるエレナ・タラトスTarrats

    パールドレスが人気のブライダル会社オタディーのエレガントなドレス)

  
  

    

  (ベリャ・アゴッソウ、ジョルディ・ダルマウの裾長のドレス、「Adú」出演)

           

     

(ガウディ栄誉賞プレゼンターのビッキー・ペーニャ、カタルーニャ俳優演出家協会

 副会長及びスペイン映画アカデミー理事を務めている)

           

    

      (バルセロナ派のベテラン、舞台にTV に活躍するマリア・モリンス)   

         

    

    (Netflixのラブコメで認知度あるパウラ・マリア、珍しかったパンツルック)

   

     

     

          (主演男優賞ノミネートのハビエル・カマラ)

  

         

    

              (重鎮カラ・エレハルデ)

   

  

   

     (昨年までゴヤ賞ガラのメイン司会をしていたアンドレウ・ブエナフエンテ)

 

 

  

         (左派の論客でもあるギジェルモ<ウィリー>・トレド)

 

入手できた写真のみアップしました。


第8回フェロス賞2021*結果発表2021年03月05日 16:49

        作品賞は下馬評通り「Las niñas」と「La boda de Rosa

 

      

 

★去る32日、マドリードのグラン・ビアにあるコリセウム劇場で第8回フェロス賞の結果発表がありました。クラスターの発生排除の見地から劇場の収容力を25パーセントにまで削減、参加者全員マスク着用、少しの移動でもソーシャルディスタンス厳守、関係者一同はPCR検査陰性が義務付けられました。伝統になっている受賞者の家族写真撮影、カクテルでの乾杯も中止されました。レッド・カーペットにはノミネートされた人の他、プレゼンターとして出席した、パコ・レオン、ロレス・レオン、ミレナ・スミット、ニコラス・コロナドスス、アブリル・サモラ、ホルヘ・サンス、メラニ・オリバレス、他ユーチューバーのEsty Quesadaの姿もありました。総合司会は女優のピラール・カストロでした。

     

   

              (司会者ピラール・カストロ)

 

       

    (ピラール・カストロ、プロノビアスのデザイン、赤絨毯のフォトコール)

 

★先日発表になったフォルケ賞と大分重なっており、これから開催されるゴヤ賞も予想通りになるかもしれません。3賞ともカテゴリーは若干異なりますが大枠は同じです。唯しんがりのゴヤ賞は映画アカデミー会員の投票ですから違いが出るかもしれません。ドラマ部門の作品賞Las niñasは、約84,000人が映画館に足を運んだようで、3月から5ヵ月遅れて開催されたマラガ映画祭の金のビスナガ賞の人気が続行しています。コメディ部門の作品賞La boda de Rosaはゴヤ賞では同じカテゴリーになるので対決することになります。ロサ役のカンデラ・ペーニャは演技は折り紙付きでも、政治的発言を嫌うテキが多いからゴヤでも泣きを見るかもしれない。

 

        

    (ホルヘ・レドンドのドレスを着たカンデラ・ペーニャ、ミニスカート)

    

★主演女優賞のパトリシア・ロペス・アルナイス はフォルケ賞に続いての受賞、パンデミアにもかかわらず「Ane」も12,000人がチケットを買って映画館で見た。言語はバスク語、20109月、ETAが武装闘争停止宣言をする1年前のビトリアが舞台という地味な映画なのです。男優賞のマリオ・カサスはゴヤ賞はありませんが、フェロスは助演男優賞を2回受賞、主演は初めてです。「Sentimental」のハビエル・カマラとの対決になります。唯カマラは既にゴヤの胸像は手にしています。

 

        

            (今回は残念賞のハビエル・カマラ)

 

 

 8回フェロス賞2021受賞結果

 

作品賞(ドラマ部門)

Akelarre   製作Sorgin Films, A.I.E.    監督パブロ・アグエロ

Ane  製作Amania Films, Euskal Irrati Telebista, TVE   同ダビ・ペレス・サニュド

El año del descubrimiento (ドキュメンタリー) 製作Lacima Producciones S.L. 

            ルイス・ロペス・カラスコ

No matarás  製作Castelao Pictures, Filmax, RTVE   同ダビ・ビクトリ

Las niñas  バレリー・デルピエールアレックス・ラフエンテ

     製作Las Ninas Majicas, A.I.E. 他   監督ピラール・パロメロ 

      

       

              (製作者バレリー・デルピエール)

 

作品賞(コメディ部門)

Los europeos  製作Gonita, Apache Films,   同ビクトル・ガルシア・レオン

Historias lamentable  製作Comunidad de Madrid, Crea SGR, ICAA,  同ハビエル・フェセル

Orígenes secretos  製作In Post We Trust, La Chica de la Curva, RTVE   

         ダビ・ガラン・リンド 邦題『ヒーローの起源 アメコミ連続殺人事件』

Sentimental  製作Impossible Films, ICEC, TV3    同セスク・ゲイ

La boda de Rosa  クリスティナ・スマラガ、リナ・バデネス、フェルナンダ・デル・ニド、

     製作La Boda de Rosa La Pelicula, A.I.E.  監督イシアル・ボリャイン

     

      

             (クリスティナ・スマラガ)

 

監督賞

イシアル・ボリャインLa boda de Rosa

セスク・ゲイSentimental

ルイス・ロペス・カラスコEl año del descubrimiento

ダビ・ビクトリNo matarás

ピラール・パロメロLas niñas

 

         

                (ピラール・パロメロ)

 

 

主演女優賞

アマイア・アベラストゥリ Akelarre

アンドレア・ファンドス Las niñas

キティ・マンベール El inconveniente

カンデラ・ペーニャ La boda de Rosa

パトリシア・ロペス・アルナイス Ane

   

      

     (パトリシア・ロペス・アルナイス、テレサ・エルビグのデザイン)

 

主演男優賞

ラウル・アレバロ Los europeos

ハビエル・カマラ Sentimental

ハビエル・グティエレス Hogar

ダビ・ベルダゲル Uno para todos

マリオ・カサス  No matarás

 

       

                 (マリオ・カサス)

 

助演女優賞

フアナ・アコスタ El inconveniente

ナタリア・デ・モリーナ Las niñas

ナタリエ・ポサ La boda de Rosa

パウラ・ウセロ La boda de Rosa

ベロニカ・エチェギ Explota explota

 

     

         (ディオールのドレスを着たベロニカ・エチェギ)

 

助演男優賞

チェマ・デル・バルコ El plan

ラモン・バレア La boda de Rosa

セルジ・ロペス La boda de Rosa

アルベルト・サン・フアン Sentimental

アレックス・ブレンデミュール (Akelarre

フアン・ディエゴ・ボトー Los europeos

  

   

             (フアン・ディエゴ・ボトー   

  

脚本賞

マリナ・ペレス・プリド、ダビ・ペレス・サニュド Ane

ルイス・ロペス・カラスコ、ラウル・リアルテ El año del descubrimiento

イシアル・ボリャイン、アリシア・ルナ La boda de Rosa

ハビエル・フェセル、クラロ・ガルシア Historias lamentable

ピラール・パロメロ Las niñas

   

      

      

                (二つ目のフェロス賞)

 

 

オリジナル音楽賞

ロケ・バニョス Adú

マイテ・アロタハウレギ、アランサス・カジェハ Akelarre

ロケ・バニョス Explota explota

フェデリコ・フシド、アドリアン・フォルケス No matarás

コルド・ウリアルテBingen Mendizabal Baby

  

     

                                (コルド・ウリアルテ)

 

予告編賞

マルタ・ロンガス、ラファ・マルティネス Akelarre

フアン・サンティアゴ La boda de Rosa

ミゲル・アンヘル・トルドゥ Explota explota

マリナ・フランシスコ、フアン・ガブリエル・ガルシア・ロマン Las niñas

ハビエル・フェセルラファエル・マルティネス Historias lamentable

   

       

               (ラファエル・マルティネス)

 

ポスターFlixOlé

ナタリア・モンテス Akelarre

パブロ・ダビラ、エスピナル・ガブリエル El arte de volver

ダビ・デ・ラス・エラス Los europeos

アルフレッド・ボレス、ベルタ・ゴンサレス La reina de los lagartos

ジョルディ・ラバンダ Rifikins Festival)米国、監督ウディ・アレン

   

     

               (ジョルディ・ラバンダ)

  

ドキュメンタリー賞(新設)

A media voz (キューバ、2019 監督ハイディ・ハッサン、パトリシア・ぺレス・フェルナンデス

Courtroom 3H (『家庭裁判所 3法廷』) 監督アントニオ・メンデス・エスパルサ

Dear Werner  監督パブロ・マケダ

El desafío: ETA TVミニシリーズ) 監督Hugo Stuven 

El año del descubrimiento  監督ルイス・ロペス・カラスコ

 

 

 

特別賞(新設)

Lúa vermella  監督ロイス・パティーニョ

Blanco en blanco (チリ、2019 監督テオ・コート

El plan  監督ポロ・メナルゲス

La reina de los lagartos   監督ブルニン・ペルセベス、ナンド・マルティネス、

                フアン・ゴンサレス

My Mexican Bretzel   監督ヌリア・ヒメネス・ロラング

 

 

         

TVシリーズは、下馬評ではPatriaとアレックス・デ・ラ・イグレシアのホラー・ミステリー30 monedas(全8話)だったのですが、作品賞はどちらも外れました。受賞したディエゴ・サン・ホセのVamos Juanの主役はハビエル・カマラとマリア・プハルテですが、両人とも受賞できませんでした。満遍なく賞をばらけさせら印象です。デ・ラ・イグレシアの新作は、エドゥアルド・フェルナンデスが主演男優賞を受賞しただけ、HBOヨーロッパ製作、監督とゲリカことホルヘ・ゲリカエチェバリアが脚本を共同執筆、出演はメーガン・モンタネル、マカレナ・ゴメス、カルメン・マチ、ペホン・ニエトなど、それぞれ赤絨毯を踏みました。今年はロドリゴ・ソロゴジェンのAntidisturbiosホービック・ケウケリアンの二人が主演男優賞賞を分け合いました。

 

               

          (賞を分け合ったフェルナンデスとケウケリアン)

 

 

    TVシリーズ&ミニシリーズ受賞結果

作品賞(ドラマ部門)

Antidisturbios ロドリゴ・ソロゴジェンイサベル・ペーニャ Movistar/

             The Lab / Caballo Films

 

   

              (ロドリゴ・ソロゴジェン)

 

 

作品賞(コメディ部門)

Vamos Juan  ディエゴ・サン・ホセTNT España / 100 Bala

 

      

               (ディエゴ・サン・ホセ)

 

主演女優賞

エレナ・イルレタ Patria 監督フェリックス・ビスカレト、オスカル・ペドラサ

   

    

                 (エレナ・イルレタ)

 

主演男優賞2名)

エドゥアルド・フェルナンデス 30 monedas  監督アレックス・デ・ラ・イグレシア

 

    

        (エドゥアルド・フェルナンデス)

   

ホービック・ケウケリアンHovik Keuchkerian (Antidisturbios

 

  

                                            (ホービック・ケウケリアン)  

 

助演女優賞

ロレト・マウレオン  Patria

   

     

            (ロレト・マウレオン、オートクチュールKoahariのドレス)

  

助演男優賞

パトリック・クリアド Antidisturbios   

 

      

                      (初受賞のパトリック・クリアド)

 

 

フェロス栄誉賞

ビクトリア・アブリル

   

     

     

★コロナワクチン接種反対で物議を醸した受賞者、ガラの夕べでは早速軌道修正を図りました。コロナで亡くなった方への配慮が足りなかったこと、傷つける意図など毛頭なかったこと、プレス会見で述べたことをどうか許してください、私をどうか信じてください、と許しを請いました。多分そういう意図などなかったのですけど軽率でした。プレゼンターはホルヘ・サンスでした。

    

     

     (メモ用紙を読み上げた受賞スピーチをするビクトリア・アブリル)

 

★今は亡きビセンテ・アランダのミューズであったビクトリア、1987年の「El Lute」つづく88年の「El Lute II」、『アマンテス / 愛人』(91)、アルモドバル映画で残した功績を台無しにしないで欲しい。引退をほのめかしているらしいがどうでしょうか。

ビクトリア・アブリルのキャリア紹介記事は、コチラ20150606

 

★以下は話題になったファッション・ショー、今回もモノクロが主流でした。

   

   

              (主催者AICE会長マリア・ゲーラ)

   

   

(毎回意表をつくマカレナ・ゴメス、鶴をあしらったテレサ・エルビグのデザイン、

 「30 monedas」助演

 

  

 (ナタリエ・ポサ、ペドロ・デル・イエロのデザイン、「La boda de Rosa」助演)

 

     

(ミレナ・スミット、ジャン=ポール・ゴルチエのデザイン、「No matarás」出演)

 

   

                 (メーガン・モンタネル、「30 monedas」主演

  

  

        (アンドレア・ファンドス、「Las niñas」主演)

      

   

        (ナタリア・デ・モリーナ、「Las niñas」助演)

 

    

         (カルメン・マチ、「30 monedas」助演

 

     

       (キティ・マンベール、「El inconveniente」主演)

      

    

        (パウラ・ウセロ、「La boda de Rosa」助演)

   

フェロス栄誉賞2021の受賞者ビクトリア・アブリルが物議を醸す2021年02月28日 20:29

           ワクチン接種拒否発言のビクトリア・アブリルに困惑するAICE

 

        

★去る225日、第8回フェロス賞2021栄誉賞受賞者クトリア・アブリルがプレス会見で発言した「コロナ・ワクチン接種反対」が論争を引き起こしています。現在はフランス在住ですが、授賞式のため帰国、恒例の受賞プレス会見時の発言「ワクチンは安全性の確証がなくモルモットにはなりたくない。スウェーデンのような集団免疫に戻るべき」と主張して会見場はてんやわんや。

 

   

 (司会者の制止を振り切って発言するビクトリア・アブリル、225日プレス会見にて)

 

★フェロス賞を主催するAICEスペイン映画ジャーナリスト協会)の会長、ジャーナリストのマリア・ゲーラと、協賛するアルコベンダス市長ラファエル・サンチェス・アセラは、対応に困惑しています。当然のごとく、女優の主張とAICEは「意見をまったく共有していない」と発表、一線を画しています。気性が激しく信じたいことだけを信じるタイプのアブリル、接種するしないは個人の自由ですが、スウェーデン・モデルの失敗も認めてないようです。主催者側はコロナ禍のなかの映画について語ってもらいたかったでしょうに、その話はほんの少しだった。日本でも<わきまえない女>で盛り上がっていますが、数日後に迫った授賞式では、アブリルの栄誉賞スピーチが作品賞以上に話題になりそうです。各メディアは現時点で公表されている海外の具体的な数字を示して反論していますが、彼女には役に立ちそうもありませんね。

 

★マドリード共同体の市議会アルコベンダスによると、ガラは予定通り32、グラン・ビアにあるコリセウム劇場、YouTubeで生中継される予定です。司会者はベテラン女優ピラール・カストロアリッツ・モレノの『列車旅行のすすめ』のヒロインを演じた女優さんです。

  

            

                           (授賞式司会者ピラール・カストロ)


第26回フォルケ賞2021*結果発表&授賞式2021年01月17日 17:15

        作品賞はピラール・パロメロのデビュー作「Las niñas」が受賞

 

     

 

116日、26回フォルケ賞2021の受賞結果が発表になりました。総合司会者はアイタナ・サンチェス=ヒホンミゲル・アンヘル・ムニョスが担いました。教育・文化・スポーツ大臣ホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス、マドリード共同体副会長イグナシオ・アグアド、そしてEGEDAオーディオビジュアル著作権管理協会の会長エンリケ・セレソが出席した。ソーシャルディスタンスを守って座れない座席にはマークが入り、トロフィーもプレゼンターの手渡しでなく台座に置いてあるなど、やはり例年とは異なるガラとなったようです。

        

      

      (司会者のアイタナ・サンチェス=ヒホンとミゲル・アンヘル・ムニョス)

 

EGEDAが選考母体のフォルケ賞は、1990年代初頭のスペイン社会に青春期を送った少女たちを描いたピラール・パロメロのデビュー作Las niñasを最優秀作品賞に選んで閉幕しました。長編ドキュメンタリー映画賞には、同じく1992年のスペイン、特にムルシアに焦点を当てたルイス・ロペス・カラスコの「El año del descubrimiento」がトロフィーを手にしました。

 

    

               (EGEDA会長エンリケ・セレソ)

 

★フォルケ賞は初めてTV作品を新設、もはや無視できないことを認識したようです。作品賞の他、TV男優・女優の2部門も新設、受賞者の幅が広がりました。TVシリーズ作品賞にフェリックス・ビスカレッドオスカル・ペドラサPatria、女優賞に「Ane」のパトリシア・ロペス・アルナイスTV女優賞に「Patria」のエレナ・イルレタなど、バスク映画が評価された2021年ガラだった。

    

   26回ホセ・マリア・フォルケ賞受賞結果印ゴチック体が受賞)

   

作品賞(フィクション&アニメーション)副賞30,000ユーロ

Adú       製作Ikiru FilmsICAA 他 

Akelarre     製作Sorcin Films 他 

La boda de Rosa  製作Hally Production 他 

 Las niñas   製作Bteam Pictures / Inicia Films / Las Ninas Mujeres, A.I.E. 他 

     

   

             (製作者バレリー・デルピエール)

  

           

   

長編ドキュメンタリー映画賞 副賞6,000ユーロ

Antonio Machado, Los días azules   監督Laura Hojman ラウラ・ホイマン   

Cartas mojadas         監督パウラ・パラシオス  

El drogas    監督ナチョ・レウサ

 El año del descubrimiento     監督ルイス・ロペス・カラスコ

  

 

  

 

 

短編映画賞 副賞3,000ユーロ

A la cara  13分)   監督ハビエル・マルコ・リコ

Yo  (13分)  監督ベゴーニャ・アロステギ

 Yalla  (10分)   監督Carlo D'Ursi カルロ・ドゥルシ

  

                 

  

      

   

TVシリーズ作品賞(新設)副賞6,000ユーロ

 Antidisturbios (監督ロドリゴ・ソロゴジェンボルハ・ソレル

La casa de papel 『ペーパー・ハウス』(監督ヘスス・コルメナル、アレックス・ロドリゴ)

Veneno (監督ハビエル・アンブロッシ、イサベル・トーレス、他)

Patria (監督フェリックス・ビスカレッド、オスカル・ペドラサ) 

   

    

             (ロドリゴ・ソロゴジェン)

  

     

   

男優賞 副賞3,000ユーロ

ダビ・ベルダゲル (Uno para todos) 監督ダビ・イルンダイン 

フアン・ディエゴ・ボトーLos europeos)フランスとの合作、監督ビクトル・ガルシア・レオン

マリオ・カサスNo matarás2019年、監督ダビ・ビクトリ

 ハビエル・カマラSentimental) 監督セスク・ゲイ

   

  

   (今年最初の授賞式に出席できなかったハビエル・カマラ、映画から)

    

 

 

女優賞 副賞3,000ユーロ

アンドレア・ファンドス     (Las niñas) 監督ピラール・パロメロ

カンデラ・ペーニャ       (La boda de Rosa) 監督イシアル・ボリャイン

キティ・マンベール       (El inconveniente) 監督ベルナベ・リコ

 パトリシア・ロペス・アルナイス (Ane) 監督ダビ・ペレス・サニュド

  

   

        (感激の晴れ舞台、パトリシア・ロペス・アルナイス)

    

    

 

TVシリーズ男優賞(新設) 副賞3,000ユーロ

アレックス・ガルシアAntidisturbios) 監督ロドリゴ・ソロゴジェン、ボルハ・ソレル

ハビエル・カマラVamos Juan) 監督ボルハ・コベアガ、ビクトル・ガルシア・レオン、他

ラウル・アレバロAntidisturbios)監督ロドリゴ・ソロゴジェン、ボルハ・ソレル

 Hovik KeuchkerianAntidisturbios  監督ロドリゴ・ソロゴジェンボルハ・ソレル

 

    

   (コロナの犠牲者に黙祷を捧げるよう呼びかけたホービック・ケウケリアン)

    

     

                 

 

TVシリーズ女優賞(新設) 副賞3,000ユーロ

アネ・ガバライン (Patria

ダニエラ・サンティアゴ (Veneno

ビッキー・ルエンゴ Antidisturbios

 エレナ・イルレタ (Patria

    

 

(ライバルのアネ・ガバラインを制してトロフィーを手にしたエレナ・イルレタ)

    

        

ラテンアメリカ映画賞 副賞6,000ユーロ

El agente topo (チリ『老人スパイ』)監督マイテ・アルベルディ 

El olvido que seremos (コロンビア) 監督フェルナンド・トゥルエバ 

El robo del siglo (アルゼンチン) 監督アリエル・ウィノグラド

 Nuevo Orden (メキシコ=フランス) 監督ミシェル・フランコ

 

    

(ベネチア映画祭銀獅子賞審査員大賞受賞作品「Nuevo Orden」アップ予定作品)

    

     

  (銀獅子賞のトロフィーを手にしたミシェル・フランコ、ベネチア映画祭2020)

   

 Cine en Educación y Valores

Las niñas

La boda de Rosa

Adú

 Uno para todos   監督ダビ・イルンダイン  

  

        

                        (トロフィーを手にダビ・イルンダイン)

 

    

印は当ブログで紹介している作品)

 

★優れた製作者に贈られるEGEDA金のメダルは、フェルナンド・コロモベアトリス・デ・ラ・ガンダラが受賞した。キャリア&フィルモグラフィーは次回に。

   

      

    (EGEDA金のメダルのフェルナンド・コロモとベアトリス・デ・ラ・ガンダラ

 

★ミュージック・パートをパブロ・アルボランパブロ・ロペスが担いました。

    

     

                                (パブロ・ロペス)

第8回フェロス賞2021*ノミネーション発表2021年01月13日 17:59

            フェロス賞2021ノミネーション発表、最多は「La boda de Rosa」の9

 

      

   

202012月108回フェロス賞202119カテゴリーのノミネーション発表がありました。今回からドキュメンタリー特別賞2カテゴリーが新設されました。フェロス賞はゴヤ賞の前哨戦といわれながらもかなり違いがあります。作品賞がドラマ部門とコメディ部門に分かれ、各5作品がノミネートされるのでノミネート・チャンスが大きい。また撮影や衣装デザインがない代わり、予告編、ポスターの2カテゴリーがあるなどの特徴があります。作品賞(ドラマ&コメディ)は製作と監督名を載せました。TVシリーズ・ミニシリーズは鑑賞できる確率が低いこともあり、受賞結果のみをアップすることにしました。今年に限りオンライン上映のみの作品もカバーしたということです。コロナで世界が一変した2020年は忘れられない年になるでしょう。 授賞式は28(月)、アルコベンダスにて開催されます。

 

          8回フェロス賞2021ノミネーション

 

作品賞(ドラマ部門)

Akelarre   製作Sorgin Films, A.I.E. 他  監督パブロ・アグエロ

Ane  製作Amania Films, Euskal Irrati Telebista, TVE 他  監督ダビ・ペレス・サニュド

El año del descubrimiento (ドキュメンタリー) 製作Lacima Producciones S.L. 他

            監督ルイス・ロペス・カラスコ

Las niñas 製作Las Ninas Majicas, A.I.E. 他  監督ピラール・パロメロ

No matarás  製作Castelao Pictures, Filmax, RTVE   監督ダビ・ビクトリ

 

  

作品賞(コメディ部門)

La boda de Rosa  製作La Boda de Rosa La Pelicula, A.I.E. 他 監督イシアル・ボリャイン

Los europeos  製作Gonita, Apache Films,   監督ビクトル・ガルシア・レオン

Historias lamentable  製作Comunidad de Madrid, Crea SGR, ICAA,  監督ハビエル・フェセル

Orígenes secretos  製作In Post We Trust, La Chica de la Curva, RTVE 他  

         監督ダビ・ガラン・ガリンド 邦題『ヒーローの起源 アメコミ連続殺人事件』

Sentimental  製作Impossible Films, ICEC, TV3 他  監督セスク・ゲイ

 

  

監督賞

イシアル・ボリャインLa boda de Rosa

セスク・ゲイSentimental

ルイス・ロペス・カラスコEl año del descubrimiento

ピラール・パロメロLas niñas

ダビ・ビクトリNo matarás

 

 

主演女優賞

アマイア・アベラストゥリ (Akelarre

アンドレア・ファンドス (Las niñas

パトリシア・ロペス・アルナイス (Ane

キティ・マンベール (El inconveniente

カンデラ・ペーニャ (La boda de Rosa

 

主演男優賞

ラウル・アレバロ (Los europeos

ハビエル・カマラ (Sentimental

マリオ・カサス  (No matarás

ハビエル・グティエレス (Hogar

ダビ・ベルダゲル (Uno para todos

 

助演女優賞

フアナ・アコスタ (El inconveniente

ベロニカ・エチェギ (Explota explota

ナタリア・デ・モリーナ (Las niñas

ナタリエ・ポサ (La boda de Rosa

パウラ・ウセロ (La boda de Rosa

 

助演男優賞

チェマ・デル・バルコ (El plan

ラモン・バレア (La boda de Rosa

フアン・ディエゴ・ボトー (Los europeos

アレックス・ブレンデミュール (Akelarre

セルジ・ロペス (La boda de Rosa

アルベルト・サン・フアン (Sentimental

 

 

脚本賞

マリナ・ペレス・プリド、ダビ・ペレス・サニュド (Ane

ルイス・ロペス・カラスコ、ラウル・リアルテ (El año del descubrimiento

イシアル・ボリャイン、アリシア・ルナ (La boda de Rosa

ハビエル・フェセル、クラロ・ガルシア (Historias lamentable

ピラール・パロメロ (Las niñas

 

音楽賞

ロケ・バニョス (Adú

マイテ・アロタハウレギ、アランサス・カジェハ (Akelarre

コルド・ウリアルテ、Bingen Mendizabal (Baby

ロケ・バニョス (Explota explota

フェデリコ・フシド、アドリアン・フォルケス (No matarás

 

予告編賞

マルタ・ロンガス、ラファ・マルティネス (Akelarre

フアン・サンティアゴ (La boda de Rosa

ミゲル・アンヘル・トルドゥ (Explota explota

ハビエル・フェセル、ラファ・マルティネス (Historias lamentable

マリナ・フランシスコ、フアン・ガブリエル・ガルシア・ロマン (Las niñas

 

ポスターFlixOlé

ナタリア・モンテス (Akelarre

パブロ・ダビラ、エスピナル・ガブリエル (El arte de volver

ダビ・デ・ラス・エラス (Los europeos

アルフレッド・ボレス、ベルタ・ゴンサレス (La reina de los lagartos

ジョルディ・ラバンダ (Rifikins Festival)米国、監督ウディ・アレン

  

 

ドキュメンタリー賞(新設)

A media voz (キューバ、2019 監督ハイディ・ハッサン、パトリシア・ぺレス・フェルナンデス

El año del descubrimiento  監督ルイス・ロペス・カラスコ

Courtroom 3H (『家庭裁判所 3法廷』) 監督アントニオ・メンデス・エスパルサ

Dear Werner  監督パブロ・マケダ

El desafío: ETA (TVミニシリーズ) 監督Hugo Stuven

 

  

 

特別賞(新設)

Lúa vermella  監督ロイス・パティーニョ

Blanco en blanco (チリ、2019) 監督テオ・コート

My Mexican Bretzel  監督ヌリア・ヒメネス・ロラング

El plan  監督ポロ・メナルゲス

La reina de los lagartos 監督ブルニン・ペルセベス、ナンド・マルティネス、

               フアン・ゴンサレス

 

     

 

<TVシリーズ・ミニシリーズ>も、作品賞はドラマ部門、コメディ部門の2カテゴリー、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞の計6カテゴリーありますが、ノミネートは割愛、受賞結果だけアップいたします。

 

★新設された2カテゴリーには小さくて分かりにくいですがポスターを入れました。またスペイン映画以外には国名を入れましたが、国際映画祭の受賞作から選ばれているようです。どんどん間口が拡がっていく傾向が顕著になってきました。

     

追加情報:授賞式の日程が3月2日に変更になりました。コロナに振り回される2021年です。


ヴィゴ・モーテンセンにドノスティア栄誉賞*サンセバスチャン映画祭2020 ⑭2020年09月26日 18:14

          プレゼンターは『アラトリステ』のアグスティン・ディアス・ヤネス

 

  

 

924日、メイン会場クルサールで初監督、主演作品Falling上映後、本映画祭のハイライトの一つであるドノスティア栄誉賞の授与式がありました。今年の受賞者ヴィゴ・モーテンセンは、登場したばかりは若干緊張して動揺しているようでしたが、以下のように素晴らしい授与式になりました。1986年から始まった栄誉賞受賞者の68人目、奇しくも本映画祭回数と同じでした。プレゼンターは『アラトリステ』の大物プロデューサーで監督のアグスティン・ディアス・ヤネスがトロフィーを手渡しました。Falling」(カナダ=英、字幕スペイン語入り上映)のフォトコールでは、コロナ禍でヤジウマが制限されていましたが、あちこちから「ヴィゴ、ヴィゴ!」と声がかかり、その人気ぶりがうかがえました。第1回目上映後のプレス会見も彼一人で応対していた。

Falling」の作品&キャリア紹介は、コチラ20200708

 

          

      (アグスティン・ディアス・ヤネスからトロフィーを受け取るヴィゴ)

 

★ガラの司会者エドゥルネ・オルマサバル(タバカレラ理事会ディレクター)によるヴィゴ・モーテンセンのキャリア紹介がバスク語とスペイン語で始り、彼のようにどんなタイプの役柄でも演じ分けられる <ジャンボな俳優> は多くないと、その35年間にわたるキャリアを称賛した。代表的な出演映画『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役に触れ、次々とコンパクトにモンタージュされた映像で『アラトリステ』『G.I.ジェーン』『イースタン・プロミス』『インディアン・ランナー』『ザ・ロード』『グリーンブック』などが紹介された。

 

★受賞スピーチは、素晴らしいアーティストに贈られるドノスティア賞受賞者の一員になれたことに感動していること、このように伝統のある賞を手にできた幸運に感謝していること、これからも精進して良い仕事をしていきたい、と述べた。最後のスピーチは「人生とは不確実なものだが、贈り物であることも忘れないようにしたい。孤独な人々に寄り添い、もうここにはいない人々に敬意を払って、できる限りの精進をし続けたい」、そしてバスク語で「ドノスティア映画万歳!」、よく響くスペイン語で「ビバ・エル・シネ!」と締めくくって退場した。

     

           

           (会場の歓声に感動するヴィゴ・モーテンセン)

 

★モーテンセンの友人3人のビデオメッセージ、イギリスの製作者ジェレミー・トーマス、アルゼンチンの元サッカー選手ベト・アコスタ、シネアストのデヴィッド・クローネンバーグがビデオで祝福を送った。製作者は彼の俳優だけでなく詩人やミュージシャン、監督のような分野での活躍に触れ、彼と一緒に仕事をする素晴らしさを語った。元サッカー選手は彼がサッカーチーム <サンロレンソ・デ・アルマグロ> の熱狂的なサポーターであることを紹介、ユニホームを贈りたいと(ベトは現役時代にサンロレンソでもプレイした)。その後、サンセバスティアンが本拠地のサッカークラブ、レアル・ソシエダのミッドフィルダーのアシエル・イジャラメンディの手から、青と白のレアル・ソシエダと濃紺のサンロレンソのユニホーム2着が贈られた(サンロレンソといえば赤と青が有名だが、新しいデザインでしょうか)。

  

       

      (アシエル・イジャラメンディから2着のユニホームを受け取るヴィゴ)

 

    

   (VIGGOとネームの入ったレアル・ソシエダのユニホームを来場者に披露するヴィゴ)

 

★最後に『イースタン・プロミス』の監督が彼とコラボできたのは非常に光栄なことで、「君は素敵な俳優というだけでなく、製作、脚本、美術、撮影、小道具にまで通じていた。もし君が望むなら、また一緒に仕事をしたい。映画のどんな分野にも精通し、いつも愉快で、思いやりのある愛すべき協力者、これがヴィゴという人間だ」と最大級の祝辞を送った。

   

      

    (映画祭参加者の署名をするヴィゴ)

   

    

                (カメラマンの要望に気軽に応えるヴィゴ、9月24日、フォトコール)

     

第12回ガウディ賞2020*結果発表2020年01月23日 14:31

    作品賞はカルロス・マルケス=マルセの辛口コメディ「Els dies que vindran

      

     

★ガウディ賞の正式名称は「カタルーニャ映画アカデミー<ガウディ賞>」、2002年から始まったバルセロナ映画賞がその前進、第1回は2009年でした。カタルーニャ語映画に特化した映画賞ですが、別枠にカタルーニャ語以外の映画賞もあって、こちらにゴヤ賞やフォルケ賞にノミネートされた作品が並ぶことになります。しかし当然傾向は異なり、どちらかというとバルセロナ派の作品が選ばれています。アカデミー会員は年々増える傾向にあり、現在では400名を超えていると思いますが、メンバーの投票で決定します。授賞式の規模も大きく派手になってきております。マドリード派への対抗意識が強く、それがゴヤ賞とは異なる受賞結果になっています。

 

★作品賞(カタルーニャ語)は、カルロス・マルケス=マルセEls dies que vindran(スペイン語題「Los días que vendrán)、カタルーニャ語以外の作品賞は、ベレン・フネスLa hija de un ladrónが受賞しました。フネス監督は監督賞、共同執筆者マルサル・セブリアンと脚本賞も受賞しました。両作ともゴヤ賞作品賞にはノミネートされておりません。またゴヤ作品賞ノミネートの5作は、ガウディ賞ではノミネーションはゼロでした。21カテゴリーのうちメイン・カテゴリーの受賞作品は以下の通りです。

 

作品賞(カタルーニャ語)

Els dies que vindran 監督カルロス・マルケス=マルセ、脚本カルロス・マルケス=マルセ、クララ・ロケル、コラル・クルス

製作:Lastor Medias / Avalon Productora Cinematográfica 協賛TV3カタルーニャTV

作品紹介は、コチラ⇒2019年04月11日

 


                      (カルロス・マルケス=マルセ監督)

(主演のマリア・ロドリゲスとダビ・ベルダゲル)

 

 

作品賞(カタルーニャ語以外)

La hija de un ladrón 監督ベレン・フネス、脚本ベレン・フネス&マルシャル・セブリアン

製作:Obelon Cinematográfica / Bteam Pictures  協賛TV3カタルーニャTV

 

    

       (実のエドゥアルドとグレタのフェルナンデス父娘が主役を演じた)

 

監督賞 

ベレン・フネス  映画「La hija de un ladrón

 

   

              (ベレン・フネス監督)

 

 

脚本賞

ベレン・フネスマルサル・セブリアン 映画「La hija de un ladrón」 

 

   

           (ベレン・フネス、マルサル・セブリアン

 

主演女優賞

マリア・ロドリゲス 映画「Els dies que vindran

    

      

      (撮影中は大きなお腹を抱えて奮闘したマリア・ロドリゲス)

 

〇サンセバスチャン映画祭2019女優賞受賞のグレタ・フェルナンデス(「La hija de un ladrón」)と予想しましたが外れました。

 

主演男優賞

カラ・エレハルデ 映画『戦争のさなかで』(監督アレハンドロ・アメナバル)

 

     

          (ノミネーションの山でしたが、やっと1賞しました)

 

〇他の候補者は、エドゥアルド・フェルナンデス(「La hija de un ladrón」)、ダビ・ベルダゲル(「Els dies que vindran」)などでした。

 

 

助演女優賞

ライア・マルル 映画「La inocencia」(監督ルシア・アレマニー)

 

 

                          (大喜びのライア・マルル)

   

   

    (主演女優賞ノミネートのカルメン・アルファと母娘を演じたライア・マルル)

 

〇意外だったか意外でなかったかは人によるでしょう。他の候補者はアルモドバルの「Dolor y gloria」出演のフリエタ・セラノとノラ・ナバスなどでした。

La inocencia」の作品紹介は、コチラ2019年07月24日

 

助演男優賞

エンリク・アウケル 映画「Quíen a hierro mata」(監督パコ・プラサ)

 

    

    (受賞のアナウンスに白のロングコートで走り回って喜んだエンリク・アウケル)

   

〇フェロス賞の映画部門&TV シリーズ部門で2冠だったエンリク・アウケル、これで3冠となりました。ゴヤ新人賞が楽しみになってきました。対抗馬は『戦争のさなかで』のエドゥアルド・フェルナンデス、ロドリゴ・ソロゴジェンの「Madre」出演のアレックス・ブレンデミュール、「La hija de un ladrón」のアレックス・モネールでした。  

 

プロダクション賞

オリオル・マイモ 映画「Quíen a hierro mata 

  

       

         (パコ・プラサ監督のスリラー「Quíen a hierro mata」のポスター

 

編集賞

アナ・プファフカルロス・マルケス=マルセオスカル・デ・ジスペルト 

映画「Els dies que vindran

 

   

         (アナ・プファフ、カルロス・マルケス=マルセ)

 

撮影賞

マウロ・エルセ 映画『ファイアー・ウィル・カム』(監督オリベル・ラシェ)

〇本作では オリベル・ラシェヨーロッパ映画賞の栄誉賞も受賞しました。

  

  

           (やっと1賞したオリベル・ラシェ監督)

 

美術賞

マルタ・バサコ 映画「La hija de un ladrón」 

 

★簡単でしたが以上です。去る119日(現地)に結果発表になっておりましたが、大分遅れてしまいました。いよいよ25日のゴヤ賞が目前となりましたが、どんな結果になるでしょうか。監督賞ノミネーションの4人の監督が出席して行われる恒例座談会(エル・パイス紙主催)で、それぞれ思いを語っていますが、今回はアルモドバルが取るのではないでしょうか。


第7回フェロス賞2020*結果発表2020年01月22日 13:57

          アルモドバルの「Dolor y gloria」が6カテゴリーを独占したフェロス賞

 

  

   

★去る116日、第7回フェロス賞2020の結果発表が、マドリードのアルコベンダスで開催されました。総合司会は女優のマリア・エルバス。ドラマ部門は ペドロ・アルモドバルの「Dolor y gloriaがメインの作品・監督・脚本・主演男優・助演女優・オリジナル作曲賞の6を制しました。主演男優のアントニオ・バンデラスは欠席でしたが、ホセ・マリア・フォルケ賞に続いての受賞、第92回米アカデミー賞の男優賞にもノミネートされましたから、2020年は大変な年になりそうです。「Dolor y gloria」も国際映画賞部門の最終候補5作に選ばれ、師弟揃ってハリウッド入りになります。本作でアルモドバルの分身サルバドールを演じたバンデラスについて「彼は時には私の内面に入り込んできた」とガラで語っていた。

 

             

          (赤絨毯に登場した総合司会者のマリア・エルバス)

 

★助演女優賞にはペネロペ・クルスフリエタ・セラノ2人が同じ枠にノミネートされていましたが、予想通り先輩に軍配が上がりました。自分を起用してくれた監督に対して「贈り物だった」と感謝のスピーチをした。オリジナル作曲賞は最近のアルモドバル映画の殆ど全作を手掛けているアルベルト・イグレシアスでした。下の写真は6冠の「Dolor y gloria」、それぞれトロフィーを手にした4人、ペドロ・アルモドバルが3個手にしているのはバンデラスの分が含まれているのか。本当の勝負は間もなく開催されるマラガ対決です。

  

    

      (左から、アルベルト・イグレシアス、監督・脚本賞のP・アルモドバル、

       フリエタ・セラノ、A・アルモドバル)

 

   

             (3個のトロフィーを手にしてご満足のアルモドバル監督)

 

6部門ノミネートだったLa trinchera infinitaは、ベレン・クエスタ主演女優賞のみ、3部門ノミネートのアメナバルの『戦争のさなかで』は無冠でした。11部門しかないなかで、今年のように1作に集中した結果に白けた方もいたはずです。両作の監督たちの姿も見当たりませんでした。ベレン・クエスタの受賞は意外と受け止められたようです。下馬評ではロドリゴ・ソロゴジェンのMadre出演のマルタ・ニエトを推す人が多かったということでしたが、どちらも未見ですから何とも言えません。

 

★フェロス賞はドラマ部門とコメディ部門に分かれ、後者アリッツ・モレノ『列車旅行のすすめ』でした。ダニエル・サンチェス・アレバロのSEVENTEENセブンティーン』は残念でした。以下が受賞結果です(ゴチック体が受賞)。

 

 

  映画11カテゴリー)

作品賞(ドラマ部門6作)

Dolor y gloria  El Primer Deseo AIE / El Deseo DASLU  10個)

El hoyoThe Platform  Basque Films 6個)

La trinchera infinita  Irusoin / La Claqueta / Manny Films / Moriarti Produkzioak6個

Lo que arde   Miramemira, SL / Kowalski Filma / 4 a 4 Productions / Tarantura Luxemburgo

   『ファイアー・ウィル・カム』(5個)

Los días que vendrán   Avalon PC / Lastor Media SL

Quien a hierro mata   Vaca Films / Atresmedia Cine, SLU

    

 

〇作品賞のプレゼンターはドレスが不評だった『アタメ!』主演のビクトリア・アブリル、「El Deseo」のアグスティン・アルモドバルが代表で受け取りスピーチ、続いて兄が弟より長いスピーチをしました。壇上にはペネロペ・クルス、フリエタ・セラノ、アルベルト・イグレシアス、助演ノミネートのアシエル・エチェアンディアなどが登壇しました。

 

 

作品賞(コメディ部門5作)

Diecisiete  Atípica Films  監督:ダニエル・サンチェス・アレバロ『SEVENTEEN セブンティーン』

El incríble finde menguante  Montreux Entertainment / Trepamuros Producciones

Litus  A Contracorriente Films / SL AlamoPASL / Neón Producciones  SL

     監督:ダニエル・デ・ラ・オルデン

Lo dejo cuando quiera  Telecinco Cinemas, SAU / Mod Pictures, Mod Producciones, SL

Ventajas de viajar en tren Morena Films / Señor y Señora, SL  『列車旅行のすすめ』7個)

 

ダニエル・サンチェス・アレバロ『SEVENTEEN セブンティーン』は残念でした。

   

 

監督賞

ペドロ・アルモドバル Dolor y gloria

ジョン・ガラーニョ、ホセ・マリ・ゴエナガ、アイトル・アレギ La trinchera infinita

ガルデル・ガステル⋍ウルティア 「El hoyoThe Platform

オリベル・ラシェ 『ファイアー・ウィル・カム』

アリッツ・モレノ 『列車旅行のすすめ』

 

          

   (監督・脚本どちらか区別できませんが、受賞スピーチをするアルモドバル)

  

主演女優賞

ピラール・カストロ 『列車旅行のすすめ』

ベレン・クエスタ La trinchera infinita

グレタ・フェルナンデス La hija de un ladrón 監督:ベレン・フネス

マルタ・ニエト  Madre 監督:ロドリゴ・ソロゴジェン

マリア・ロドリゲス・ソト Los días que vendrán 監督:カルロス・マルケス=マルセ

 

       

La trinchera infinitaからは、ベレン・クエスタの1賞だけでした。今年のドレスは白と黒が流行でしたが、彼女のドレスはレトロ過ぎたということで若干不評でした。襟元がⅤ字にあいているのも今年の流行のようです。

 

主演男優賞

アントニオ・バンデラス Dolor y gloria(欠席)

アントニオ・デ・ラ・トーレ La trinchera infinita

カラ・エレハルデ 『戦争のさなかで』(4個)

ルイス・トサール Quien a hierro mata 監督:パコ・プラサ

ダビ・ベルダゲル Los días que vendrán

 

助演女優賞

ペネロペ・クルス Dolor y gloria

モナ・マルティネス Adiós

ライア・マルル La inocencia

アントニア・サン・フアン El hoyoThe Platform

フリエタ・セラノ Dolor y gloria

 

     

〇大喜びの受賞者、自分を起用してくれたアルモドバル監督に感謝の辞を述べました。

 

助演男優賞

エンリク・アウケル Enric Auquer Quien a hierro mata

アシエル・エチェアンディア Dolor y gloria

エドゥアルド・フェルナンデス 『戦争のさなかで』

キム・グティエレス 『列車旅行のすすめ』

レオナルド・スバラグリア Dolor y gloria

 

     

〇飛び上がって喜ぶ受賞者は、TVシリーズ部門でもレティシア・ドレラVida perfecta出演で助演男優賞を受賞しました。今宵のダブル受賞はこれからの人生でも忘れられない一日となるでしょう。

 

脚本賞

ペドロ・アルモドバル Dolor y gloria

ダビ・デソラ&ペドロ・リベロ El hoyoThe Platform

ホセ・マリ・ゴエナガ&ルイソ・ベルデホ La trinchera infinita

オリベル・ラシェ&サンティアゴ・フィリョル 『ファイアー・ウィル・カム』

ハビエル・グジョン 『列車旅行のすすめ』

 

オリジナル音楽賞

セルティア・モンテス Adiós

アルトゥーロ・カルデルス Buñuel en el laberinto de las tortugas

アルベルト・イグレシアス Dolor y gloria

パスカル・ゲーニュ La trinchera infinita

アレハンドロ・アメナバル 『戦争のさなかで』

クリストバル・タピア・デ・ベエル 『列車旅行のすすめ』

 

    

〇トロフィーのコレクター、いつも穏やかで謙虚なアルベルト・イグレシアス。久しぶりに音楽を担当したアレハンドロ・アメナバルは残念でした。

 

予告編賞

ミゲル・アンヘル・トゥルドゥ Adiós

ホルヘ・ルエンゴ Dolor y gloria

ラウル・ロペス El hoyoThe Platform

マルコス・フロレス 『ファイアー・ウィル・カム』

ラファ・マルティネス 『戦争のさなかで』

 

     

 

ポスター賞

ミゲル・ナビア El crack cero

エドゥアルド・ガルシア El hoyoThe Platform

ラウラ・レナウ 8月のエバ』 監督:ホナス・トゥルエバ

アイトル・エラスキン&カルロス・イダルゴ 『ファイアー・ウィル・カム』

ホセ・アンヘル・ペーニャ 『列車旅行のすすめ』

  

     

このポスターは文句なしの受賞でしょうか。実に素晴らしい。El crack ceroは引退したとばかり思っていたホセ・ルイス・ガルシが監督しました。私立探偵ヘルマン・アレタを主人公にした、1981年の「El crack」と1983年の「El crack」と合わせて三部作になる。今回はモノクロでガルシ監督が撮るということで、ルイス・アンヘル・ぺレス、カエタナ・ギジェン・クエルボ、カルロス・サントス、マカレナ・ゴメスなど演技派が参集しました。ガルシは『黄昏の恋』(82)でスペインに初のオスカーをもたらした監督です。

 

 

TVシリーズ部門は、主要作品を満遍なく選び、4作品にばらけました。コメディ部門で選ばれた、レティシア・ドレラが監督主演した「Vida perfecta」は、第2回カンヌ国際シリーズ映画祭2019で作品賞に当たるシリーズ賞主演賞(演技賞)をレティシア・ドレラ、アイシャ・ビリャグランセリア・フレイジェイロ3人が揃って受賞した作品。サンセバスチャン映画祭の大型スクリーンで上映されるベロドロモ部門でも上映されているから受賞は想定内でした。レティシアは主演、アイシャとセリアは助演女優賞にノミネートされていましたが、カンデラ・ペーニャ(主演)とヨランダ・ラモス(助演)の手に渡りました。代わりにエンリク・アウケルが今宵2個目となる助演男優賞を手にしました。

Vida perfecta」の作品紹介は、コチラ20190804

 

 

 TVシリーズ6カテゴリー)

作品賞(ドラマ部門)

Hierro Movistar+

 

    

           (Movistar+ の製作者のようですが・・・)

 

 

〇「Hierro」(シーズン18話)のキャスト陣は、主演女優賞のカンデラ・ペーニャの他、ダリオ・グランディネッティが主演男優賞ノミネートされていた。他にKimberley Tell、フアン・カルロス・ベジィド、マルガ・アルナウ、アントニア・サン・フアンも出演している。カナリア諸島を舞台にしたスリラー。

 

 

作品賞(コメディ部門)

Vida perfecta (Movistar+

 

  

    (喜びのスピーチをする監督主演のレティシア・ドレラ、右端)

 

        

                      (全員登壇して喜び合ったスタッフと俳優陣)

 

 

主演女優賞

カンデラ・ペーニャ 作品「Hierro

   

     

〇ミニスカート姿のカンデラ・ペーニャ、以前と雰囲気が変わった印象、レティシア・ドレラやヨランダ・ラモスもミニスカートでしたが、これも今年の流行でしょうか。

 

 

主演男優賞

ハビエル・カマラ 作品Vota Juan(コメディ)

   

    

      

 

助演女優賞

ヨランダ・ラモス 作品Paquita Salas(コメディ『パキータ・サラス』Netflix配信)

 

      

 

助演男優賞

エンリク・アウケル 作品「Vida perfecta

 

      

 

 特別賞

栄誉フェロス賞(Premio Feroz de Honor

 

      

    (受賞者フリア・グティエレス・カバとエミリオ・グティエレス・カバの姉弟)

 

       

          (左側にプレゼンターのベレン・ルエダの姿が見える)

 

★今年AICE(スペイン映画ジャーナリスト協会)が選んだ栄誉フェロス賞は、フリア・グティエレス・カバエミリオ・グティエレス・カバの姉弟シネアストでした。フリアは1932年マドリード生れの舞台・映画・TVシリーズで活躍する女優。アントニオ・バルデムNunca pasa nada631966フォトグラマス・デ・プラタ賞)やホセ・マリア・フォルケのコメディUn millón en la basura67)、代表作はマリオ・カムスのEl color de las nubesで主役を演じゴヤ賞1998にノミネート、ホセ・ルイス・ガルシYou're the Oneでゴヤ賞2001助演女優賞を受賞した。公開作品ではギリェム・モラレス『ロスト・アイズ』10)がある。本作の主役を演じたベレン・ルエダがプレゼンターでした。シネマ・ライターズ・サークル賞3回、フォトグラマス・デ・プラタ賞2回、サン・ジョルディ賞2回、マラガ映画祭2019の特別賞ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞を受賞している。

フリア・グティエレス・カバのキャリア紹介は、コチラ20190317

 

      

         (ゴヤ賞2001助演女優賞のトロフィーを手にしたフリア)

 

      

  (マラガ映画祭2019ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞の受賞スピーチをするフリア)

 

エミリオ・グティエレス・カバ1942年バジャドリード生れの俳優。両親とも俳優という俳優一家の末っ子として父親と同じ名前エミリオを貰った。長姉イレーネも女優でしたが1995年に鬼籍入りしている。周囲の環境もあって子供の頃にスタート、芸歴は長く勿論現役で200作を超える。映画は1966年にカルロス・サウラ『狩り』バシリオ・マルティン・パティノNueve cartas a Bertaに出演した。ピラール・ミロのWether86)、マラガ映画祭1998に出品されたミゲル・アルバラデホLa primera noche de mi vidaで男優賞を受賞した。しかし忘れていけないのがアレックス・デ・ラ・イグレシアのヒット作13みんなのしあわせ』で第15ゴヤ賞2001助演男優賞、スペイン俳優ユニオンやシネマ・ライターズ・サークルの助演男優賞などを受賞した。翌年アルバラデホのロマンティック・コメディEl cielo abierto2個目のゴヤ賞助演を受賞した。

      

           13みんなのしあわせ』でゴヤ賞助演男優賞受賞)

 

★他にパブロ・ラライン『ネルーダ』16でのピカソ役、アルベルト・ロドリゲス『スモーク・アンド・ミラーズ』17Netflixで配信されたフェルナンド・ゴンサレス・モリナ『ヤシの木に降る雪』15)やフリオ・メデム『ファミリー・ツリー~血族の秘密~』18)がある。マラガ映画祭2016で姉より一足先に特別賞ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞に輝いた。

エミリオ・グティエレス・カバのキャリア紹介は、コチラ20160414

 

      

    (マラガ映画祭2016ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞を姉から受け取った)

 

 

ドキュメンタリー賞に、ビクトル・モレノLa ciudad ocultaが受賞しました。ノミネートがあったのかどうか気づきませんでしたが、今までなかったカテゴリーです。ゴヤ賞にはノミネートされておりません。

 

    

          (ビクトル・モレノ監督と撮影監督のホセ・アラヨン)

 

★ノミネートされたり、プレゼンターとして招かれた出席者のうち、ベスト・ドレッサー、ワースト・ドレッサーは、こんなシネアストたちでした。

 

     

 (スパンコールのシャネル・スーツのペネロペ・クルス、エレガントではあるが平凡の採点)

 

       

          (『列車旅行のすすめ』で主演女優賞ノミネートのピラール・カストロ)

 

    

 (昨年12月にはなかったというタトゥーを披露した、ベレン・ルエダ、栄誉賞プレゼンター)

 

      

 (ベストに選ばれたグレタ・フェルナンデスの左右対称の黒のドレス)

 

   

 (「El hoyo」で助演女優賞ノミネートのアントニア・サン・フアン、ワースト採点)

   

  

        (ドラマ部門作品賞プレゼンターのビクトリア・アブリル、ワースト採点)

   

       

(今年の流行、黒のミニスカートのレティシア・ドレラ)

 

   

  (セリア・フレイジェイロ、「Vida perfecta」で助演助演女優賞ノミネート)

 

      

 (常に品よくはみ出さない、ロドリゴ・ソロゴジェンとマルタ・ニエトのカップル)

 

   

(グレーのスリー・ピースのアントニオ・デ・ラ・トーレ)

 

     

             (相変わらず目立つスーツのアシエル・エチェアンディア)



第25回ホセ・マリア・フォルケ賞2020*結果発表2020年01月13日 14:37

         最優秀作品賞はバスクの監督トリオの「La trinchera infinita」に!

  

     

  (グレタ・フェルナンデス、アントニオ・レシネス、イツィアル・カストロ、第25回ガラ)

 

111日、マドリード市庁舎IFEMAのイベント会場(1800人収容)で第25回ホセ・マリア・フォルケ賞の授賞式がありました。総合司会は今回3回目となるエレナ・サンチェスサンティアゴ・セグラ。ホセ・マリア・フォルケの生れ故郷サラゴサ市で、2年連続開催されていたガラもマドリードに戻ってきました。ノミネーションを受けた人々、トロフィーのプレゼンターたちは勿論ですが、マドリードとあって多くのシネアストたちが赤絨毯を踏みました。ゴヤ賞の前哨戦といわれていた本賞も、フォルケ賞が始まってからはその役目は終わったと判断したのか、独自の視点で授賞者を選んでいるようです。監督のようには光の射さない縁の下の力持ち、製作者集団を讃える賞がその始り、従って監督賞はなく、現在ある俳優賞も後に追加されたものでした。

 

      

      (息の合った総合司会者、エレナ・サンチェスとサンティアゴ・セグラ)

 

★フォルケ賞の選考母体はEGEDA(オーディオビジュアル著作権管理協会)で、会長はエンリケ・セレソです。会長がEGEDA金のメダルという栄誉賞のプレゼンターを務めます。今年は比類ないシネアストであるゴンサロ・スアレス(オビエド193485歳)が受賞しました。

フォルケ賞2020のノミネーション記事は、コチラ20191127 

 

        

        (EGEDA金のメダルを手にしたゴンサロ・スアレス)

 

 

  第25回ホセ・マリア・フォルケ賞結果発表(ゴチック体が受賞)

 

作品賞(長編ドラマ&アニメーション)

Dolor y gloria 監督ペドロ・アルモドバル

La trinchera infinita 監督ジョン・ガラーニョ、アイトル・アレギ、ホセ・マリ・ゴエナガ

Mientras dure la guerra (『戦争のさなかで』)監督アレハンドロ・アメナバル

O que arde (『ファイアー・ウィル・カム』)監督オリベル・ラシェ

 

     

        (プレゼンターのグラシア・ケレヘタ監督と女優のパス・ベガ)

 

     

      (ジョン・ガラーニョ、アイトル・アレギ、ホセ・マリ・ゴエナガ

 

 

女優賞

ベレン・クエスタLa trinchera infinita

マルタ・ニエトMadre)監督ロドリゴ・ソロゴイェン

グレタ・フェルナンデスLa hija de un ladlón)監督ベレン・フネス

ピラール・カストロVentajas de viajar en tren)『列車旅行のすすめ』 アリッツ・モレノ

 

  

 

     

      (赤絨毯に現れたマルタ・ニエトとロドリゴ・ソロゴジェンのカップル)

 

 

男優賞

アントニオ・バンデラスDolor y gloria

アントニオ・デ・ラ・トーレLa trinchera infinita

カラ・エレハルデMientras dure la guerra)『戦争のさなかで』

Enric AuquerQuien a hierro mata 監督パコ・プラサ

 

〇アントニオ・バンデラスは欠席。代理として製作者のアグスティン・アルモドバルが受け取りました。プレゼンターはナタリア・デ・モリーナとマルタ・アサス。

  

ラテンアメリカ映画賞

La odisea de los giles(アルゼンチン) 監督セバスティアン・ボレンステインBorensztein

Monos(コロンビア)『猿』 監督アレハンドロ・ランデス

Araña(チリ)『蜘蛛』 監督アンドレス・ウッド

La camarista(メキシコ) 監督リラ・アビレス

 

〇受賞作は、ゴヤ賞イベロアメリカ映画賞にもノミネートされています。 リカルド・ダリンとチノ・ダリンが共演している。監督は長年リカルドを主役にした映画を撮っていることで有名)

 

      

  (右側が製作者のフェルナンド・ボバイラ、『戦争のさなかで』もプロデュースしている)

 

Cine en Educación y Valores

Abuelos  監督サンティアゴ・レケホ

Vivir dos veces  監督マリア・リポル

Elisa y Marcela 『エリサ&マルセラ』 監督イサベル・コイシェ Netflix邦題)