マラガ映画祭の全容が発表されました*マラガ映画祭2021 ⑩ ― 2021年05月25日 17:28

         セクション・オフィシアル作品19作、コンペ外4作はオールコメディ

 

        

       (マラガ映画祭2021の発表会、5月24日、セルバンテス劇場にて)

 

★開幕を目前にした5月24日、マラガ映画祭総裁(マラガ市長フランシスコ・デ・ラ・トーレ)、映画祭総ディレクター(フアン・アントニオ・ビガル)以下協賛企業、メディア関係者一同が勢揃いして映画祭本部のセルバンテス劇場で、コンペティション部門、アウトコンペティション、審査員、特別栄誉賞、金の映画賞などの発表があり、やっと全体像が見えてきました。スペイン語、ポルトガル語に特化した映画祭ですが、70ヵ国2321本(うち715本が女性監督)の応募の中から厳選したそうです。マラガ市長は文化と映画祭への重要な取組と支援について、すべてのスポンサー、協力者に感謝の言葉を述べました。

 

★総代表ビガルは、新型コロナウイリスのワクチン接種者の増加で状況は改善されたとはいえ、従来の映画祭に戻ることはできないと考えている。パンデミックによって出来している混乱状況や制限に適応して開催することが宣言された。つまり、昨年通り、セルバンテス劇場正面のレッドカーペットは敷かない、メディアのための大規模なフォトコールは、招待者や関係者が宿泊するミラマル・ホテルの庭園で観客を入れずにする、ソーシャル・ディスタンスを守り、マスク着用などの衛生管理の対策を立てて映画祭に臨むことをアピールした。70ヵ国約2300本以上の応募があったことは、本祭の国際的位置づけを示しているとも語った。

 

★セクション・オフィシアルの審査員は、委員長にノラ・ナバス(女優、スペイン映画アカデミー副会長)、カルレス・トラス(監督、「Callback」2016金のビスナガ賞)、ラファエル・コボス(脚本家、2019リカルド・フランコ賞)、バレリー・デルピエール(製作者、『悲しみに、こんにちは』2017、「Las niñas」2020の金のビスナガ賞)、エレナ・S・サンチェス(ジャーナリスト、TV司会者)の5名。全てのシネアストを既にご紹介しています。

*カルレス・トラスの「Callback」作品紹介は、コチラ⇒2016年05月03日

*エレナ・S・サンチェスの紹介記事は、コチラ⇒2015年05月14日

 

★特別賞(6賞)は、ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞以外は既に発表になっておりました。繰り返しますと、

◎マラガ―スール賞(本映画祭とスール紙が与える大賞)アレハンドロ・アメナバル

*コチラ⇒2021年05月15日

 

◎レトロスペクティブ賞―マラガ・オイ(マラガ・オイ紙とのコラボ)マリアノ・バロッソ

*コチラ⇒2021年04月22日

 

◎マラガ才能賞―マラガ・オピニオン(マラガ・オピニオン紙とのコラボ)オリベル・ラシェ

*コチラ⇒2021年05月01日

 

◎リカルド・フランコ賞(映画アカデミーとのコラボ)フリア・フアニス(フィルム編集者)

*コチラ⇒2021年05月07日

 

◎ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞 ペトラ・マルティネス(女優)

*主演作『マリアの旅』でキャリア紹介、コチラ⇒2020年10月27日/11月29日

 

     

          (『マリアの旅』主演のペトラ・マルティネス)

 

◎ビスナガ栄誉賞 ハビエル・フェセル

*昨年の受賞者ですが、パンデミックで授賞式が延期されていました。授与式には最新作である「Historias lamentables」(20)が上映される予定。

 

       

        (『だれもが愛しいチャンピオン』の監督ハビエル・フェセル)

 

★金の映画は、1951年にルイス・ガルシア・ベルランガとフアン・アントニオ・バルデムが共同監督した「Esa pareja feliz」(「The Happy Couple」公開は1953年)というクラシックコメディが選ばれました。主演はフェルナンド・フェルナン・ゴメス、皆さん鬼籍入りしています。今年はベルランガ生誕100周年の年で想定内の選択でした。ほかにも開催中にベルランガ映画のオマージュのイベントが多数準備されているようです。

     

      

           (金の映画「Esa pareja feliz」のポスター)

 

★既にセクション・オフィシアル(コンペティション&アウトコンペティション部門)は、五月雨式に発表されておりましたが、次回全23作(アウトコンペ4作を含む)を列挙することにします。