ニューディレクターズ部門ノミネーション*サンセバスチャン映画祭2018 ③ ― 2018年07月21日 14:25
奥山大史のデビュー作『僕はイエス様が嫌い』を含め13作がノミネート
★ニューディレクターズ部門は、デビュー作または第2作目までが対象になるセクション、去る7月12日にノミネーション発表がありました。スペイン3作、アルゼンチンの2作ほか、日本、デンマーク、メキシコ、ルーマニア、コソボ、ロシア、スイス、ベトナム各1作ずつ13作品の上映が決定しました(追加があるかもしれない)。デビュー作8本、第2作が5本、受賞作には50,000ユーロの副賞とスペイン一般公開が保証されます。
★奥山大史(ヒロシ・オクヤマ、1996)の長編デビュー作『僕はイエス様が嫌い』(「Jesus」)がサンセバスチャン映画祭のニューディレクターズにノミネーションされた。22歳の若さでのノミネートは多分最年少でしょう。既に「映画comニュース」などで珍しく報道されています。今年は是枝裕和監督のドノスティア栄誉賞受賞があるせいかもしれません。奥山監督はサンセバスチャン入りを楽しみにしているようです。また2019年の劇場公開も決定しているようです。
★スペイン語映画は、スペイン、アルゼンチン、メキシコの合計6作です。長編は第1作か2作でも、短編ではそれなりの実績を残している新人監督ばかりです。ロラ・ドゥエニャスとアンナ・カスティージョが母娘を演じることで、既に話題になっている「Viaje al cuarto de una madre」のような映画もありますが、現段階では作品名と監督名だけ列挙しておきます。
◎ Oreina (Ciervo) スペイン、監督:Koldo Almandoz(サンセバスチャン、1973)
◎ Julia y el zorro アルゼンチン、
監督:Ines María Barrionuevo(アルゼンチンのコルドバ、1980)
◎ La camarista メキシコ・米国合作、監督:Lila Avilés(メキシコ、1982)
◎ Apuntes para una película de atracos スペイン、
監督:Elías León Siminiani(サンタンデール、1971)
◎ Para la guerra キューバ・アルゼンチン・スペイン合作、
監督:Francisco Marise (ラプラタ、1985)
◎ Viaje al cuarto de una madre スペイン・フランス合作、
監督:Celia Rico Clavellino(セビーリャ、1982)
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