宮崎駿監督にドノスティア栄誉賞*サンセバスチャン映画祭2023 ⑮2023年09月14日 16:47

             3人目となるドノスティア栄誉賞に宮崎駿監督

   

   

                    (ドノスティア栄誉賞のトロフィー)

 

98日、第71回サンセバスチャン映画祭の3人目となるドノスティア栄誉賞宮崎駿監督が選ばれました。同時に今年のサンセバスチャン映画祭の顔になっていたハビエル・バルデムの現地入りがなくなり、彼のドノスティア栄誉賞も来たる2024年に持ち越しという爆弾発表もあり、映画祭の顔が登場しないという異例の事態になりました。俳優の欠席理由は、52日から始まった全米脚本家組合のストライキと、ハリウッドで714日から始まった全米俳優組合のストライキに呼応するためです。受賞そのものを辞退するわけでなく、来年に延期するということです。マスメディアへの対応にも応じないし、感謝のビデオテープも録画しないという徹底ぶりです。

    

          

      (映画祭の顔でなくなったが、今さら変更できな公式ポスター)

 

2018年の是枝監督に次いで、アジアで2人目の受賞者となった宮崎駿監督は、長編アニメから引退する意向を表明していたが、新作『君たちはどう生きるか』で復帰した。2013年の『風立ちぬ』から10年ぶりとなる新作は、今回のオープニング作品、期間中6回の上映がアナウンスされている。22日にメイン会場クルサール13回、2回目(2030~)と3回目(2140~)のインターバルで授与式が予定されているようだが、高齢を理由にガラには出席せずオンラインで受けとると、現地メディアは報道している。スペイン公開は1027日の予定。バルデムは延期となり、結局のところ出席は29日のビクトル・エリセ一人となり、異例ずくめとなりました。

 

    

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