フロリアン・ガレンベルガーの『コロニア』*9月17日公開2016年08月06日 12:54

        エマ・ワトソン、体当たりで拷問シーンに耐える政治スリラー

 

        

             (エマの鋭い眼差しが印象的なポスター)

 

6月上旬に公開がアナウンスされていたフロリアン・ガレンベルガーColoniaの公開が近づいてきました。邦題は原題のカタカナ起こし『コロニア』、英題の「コロニア・ディグニダ」が採用されると踏んでいましたが、とにかく長たらしい修飾語が付かずにヤレヤレです。昨年のトロント映画祭2015でワールド・プレミアされたドイツ・ルクセンブルグ・フランス合作映画。舞台背景はチリのピノチェト軍事独裁時代の宗教を隠れ蓑にした拷問施設「コロニア・ディグニダ」、この施設はピノチェトの秘密警察とナチスが巧妙に手を組んだ恐怖の拷問センターでした。実話が素材ですが、やはりフィクションでしょうか。

  

     

              (左から、共演者のダニエル・ブリュール、エマ、監督

 

★本作については、時代背景、キャスト、ストーリーなどを既に記事にしております。アジェンデ政権の瓦解を狙ったピノチェト軍事クーデタと、かつてのヒトラーユーゲント団員、ドイツ空軍の衛生兵だったパウル・シェーファーの結びつきについても紹介しております。現地チリで撮影されましたがチリは製作に参加しておりません。チリもドイツもそれぞれ自国の「歴史的負の遺産」を闇に閉じ込めたままにしています。言語は英語とスペイン語。

 

 

       (シェーファー役のミカエル・ニクヴィストとヒロインのエマ・ワトソン)

 

『コロニア』の紹介記事は、コチラ⇒201637

劇場公開:917日封切り

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