アメナバルの”Regression”が開幕上映*サンセバスチャン映画祭2015 ④2015年08月16日 11:48

         「アメナバルが嫌いな映画祭があるかい?」とディレクター

 

★まあ、ないでしょうね()。オープニング(918日)は大抵コンペティション外から選ばれますが、“Regresión”(西題)も同じコンペ外です。アメリカでは映画祭前の828日に公開予定、スペインは102日封切りがアナウンスされています。ドイツ101日、イギリスの109日と欧州各国で順次公開されます。

★今年初めに2015年公開される映画として既に記事をアップしており、キャスト、プロットなど基本データをご紹介しております。製作国は米国とスペイン、言語は英語、サンセバスチャンではスペイン語吹替え上映のようです(スペイン語の予告編あり)。製作国は米国とスペインですが、IMDbによるとスペイン、カナダとなっております。撮影がカナダのオンタリオ州ミシサガが中心だったせいかと思われます。また時代背景を1880年代とご紹介しておりますが、最近のエル・パイス紙やウィキィでは1990年代とあり、スリラーなのに肝心の内容まで錯綜しております()

Regression”の紹介記事は、コチラ⇒201513

 


            (エマ・ワトソンに演技指導をするアメナバル)

 

 

劇場公開情報、岩波ホールで2作品一挙上映が決定

「ホライズンズ・ラティノ」部門でご紹介したパトリシオ・グスマンのドキュメンタリーEl botón de nácar 2014、チリ≂西≂仏)が、『真珠のボタン』の邦題で公開されることになりました。前作『光のノスタルジア』2010仏≂独≂チリ)と2本立て、前作は既に公開が決定しておりました。 


              (『光のノスタルジア』のポスター)

 

★新作『真珠のボタン』が、ベルリン映画祭2015で銀熊脚本賞を受賞した折りに作品並びに監督紹介をしております。前作は公開までに時間が掛かりましたが、評価の高かったチリのドキュメンタリーが1010日から2作揃って公開の運びとなりました(1120日まで)。地味なドキュメンタリーが一挙公開は珍しいケースかもしれません。公式サイトが立ちあがっております。一般1回券1500円、2回券は2800円と割引になります。

ベルリン映画祭2015パトリシオ・グスマンの記事は、コチラ⇒2015226

 


(トロフィーを手に喜びの監督と製作者レナート・サッチス監督夫人、ベルリン映画祭にて)