新年おめでとうございます2014年01月01日 21:31

新年のご挨拶を兼ねて

★猛暑の8月に恐るおそるデビューした当ブログも新年を迎えることができました。前回御案内したフォルケ賞が終わりますとスペイン最大の映画の祭典ゴヤ賞のノミネーションが発表になります。多分フォルケ賞と重なると思いますが、対象作品選定に2ヶ月のズレがあることから、オリオル・パウロのEl cuerpo2012)のように既に2013年に新人監督賞にノミネートされている作品もあります。今回フォルケ賞に選ばれたのは20121221日公開だったからです。これは昨年10月「シッチェス映画祭、ファンタスティック・セレクション2013」で『ロスト・ボディ』の邦題で上映されました。日本のホラー・ファンの評価も高かったのではないでしょうか。

 


Stockholm2013)でフォルケ賞2014女優賞の候補になっているアウラ・ガリードは、『ロスト・ボディ』にも出演しており、『ブランカニエベス』のマカレナ・ガルシア同様、将来が楽しみな女優さん。『ロスト・ボディ』の演技が認められ「ビルバオ・ファンタスティック映画祭2013」(5月)で新人に与えられるFantrobia賞を受賞しています。1989年マドリード生れの24歳、父親は作曲家で指揮者、母親は画家、母方の祖母と叔母はオペラ歌手だったという芸術一家の出身。4歳からピアノ、5歳でバレエ、女優の道をまっしぐら、テレビ出演を経てフアナ・マシアスのPlanes para mañana2010)で映画デビューしました。

 

(写真:アウラ・ガリード、”Stockholm” から)

★フォルケ賞の本命はLa heridaマリアン・アルバレスと予想しますが、開けてみなければ分かりませんね。

 

★昨年はなかなかクラシック映画には手が回りませんでした。今年はゴヤ賞2014が一段落つきましたら、「温故知新」と欲張って公開未公開に関わらず、スペイン映画に影響を与えた先達者の作品もご紹介したいと考えています。