『ブランカニエベス』残念*ヨーロッパ映画祭2013年12月10日 12:48

127日(現地時間)に発表になりました。『ブランカニエベス』もアルモドバルの『アイム・ソー・エキサイテッド』(コメディ部門)も残念な結果となりました。ヨーロッパの心を捉えたのは、イタリアのパオロ・ソレンティーノのLa grande bellezzaThe Great Beauty)でした。作品賞・監督賞を受賞、主演男優賞にトニ・セルヴィッロが2008年の『ゴモラ』(マッテオ・ガローネ監督)に続いての受賞となりました。予告編で見るかぎりではイタリアの静と動、恐怖と無情、華麗さと悲惨が描かれている印象です。イタリア以外では作れない映画かもしれない。来年のイタリア映画祭上映は確定でしょうか。

 

★既に衣装デザイナー賞が決定していた『ブランカニエベス』のパコ・デルガード、特別賞の「ワールドシネマ貢献賞」受賞のアルモドバルは、それぞれトロフィーを手にしました。コメディ賞は、今年5月に劇場公開になったスザンネ・ビアの『愛さえあれば』(デンマーク、スウェーデン他)が受賞しました。

 

(写真:トロフィーを手にしたアルモドバル)

★ヴィム・ヴェンダース総裁は「我が親愛なるアルモドバル、君の優しい頬笑みを見られるなんて今夜はなんて素晴らしいんだろう!」とスペイン語で挨拶したようです。製作の弟アグスティンは勿論のこと、アルモドバル学校の美女美男(でない人も混じっている?)が会場に押し掛け、『アイム・ソー・エキサイテッド』の歌を合唱した模様。美女とはエレナ・アナヤ、ロッシイ・デ・パルマ、パス・ベガ、レオノール・ワトリング、ブランカ・スアレス、美男とはハビエル・カマラ、カルロス・アレセス、ウーゴ・シルバ、ミゲル・アンヘル・シルベストレ、ラウル・アレバロの生徒さん、“We love you”と斉唱しました。ハビエル・カマラとブランカ・スアレスはラテンビートにゲスト登場して大いに会場を沸かせたばかりです。