第29回マラガ映画祭ノミネート発表*マラガ映画祭2026 ①2026年03月09日 13:43

    セクション・オフィシアル――スペイン映画12作、ラテンアメリカ映画10

 


 

★今年はゴヤ賞ガラが約1ヵ月遅かったこともあって、既に全容が発表になっているマラガ映画祭(36日~16日)のアップが遅れてしまいました。セクション・オフィシアルが22作、うちスペインが12作、メキシコ、アルゼンチンなどラテンアメリカ諸国が10作です。アウト・オブ・コンペティションの21作は2作以外スペイン映画です。期間中に全セクションで263作が上映される予定です。他に大賞マラガ-スール賞ロッシ・デ・パルマ)以下の特別賞、審査員団、特別上映などが発表になっています。一応セクション・オフィシアルのノミネート作品のタイトル・監督・脚本家・キャストを列挙しておきます。新人登竜門の映画祭とはいえ、昨今ではオープニング作品のマリヤム・トゥザニの「Calle Málaga」のように、既に国際映画祭巡りをしているベテラン勢が増加しています。最もオープニング作品はコンペティション部門ですがグランプリ受賞は先ずないでしょう。

 

    29回マラガ映画祭2026セクション・オフィシアル作品(スペイン)

 

1)Calle Málaga」(モロッコ=西=仏=ベルギー=独)2025年、116分

 オープニング作品

 監督マリヤム・トゥザニMaryam Touzani1980、モロッコ、タンジール)、モロッコの映画監督、脚本家、女優。2019年、「Adam」(邦題『モロッコ、彼女たちの朝』)で長編デビューする。2作目『青いカフタンの仕立て屋』(22、「Le bleu du caftan」)、両作ともカンヌFF「ある視点」に出品、後者でFIPRESCI賞を受賞し、米アカデミー賞モロッコ代表作品になった。新作「Calle Málaga」が3作目、スペイン語・アラビア語、ドラマ、116分。ベネチアFF2025、トロント、チューリッヒ、バンクーバー、BFIロンドン、シカゴなどの国際映画祭上映作品、他多数。

 脚本:ナビル・アユチ、マリヤム・トゥザニ

 キャスト:カルメン・マウラ(マリア・アンヘレス)、マルタ・エトゥラ(娘クララ)、アーメド・ブーラン(アブスラム)、マリア・アルフォンサ・ロッソ(ホセファ)、ミゲル・ガルセス、他多数

 


 

 

2)Altas capacidades / Better Class」(スペイン=ウルグアイ)2025年、101分

 監督ビクトル・ガルシア・レオン、共同脚本:ボルハ・コベアガ、ビクトル・ガルシア・レオン

 製作Buena Pinta Media / Think Studio / Sayaka Producciones / Altas capacidades Película

 キャスト:マリアン・アルバレス、イスラエル・エレハルデ、フアン・ディエゴ・ボット、ナタリア・レイェス、ピラール・カストロ、スソ・ナンクラレス

 


 

 

3)Después de Kim」(スペイン)2025年、107分

 監督&脚本アンヘレス・ゴンサレス=シンデ

 製作Después de Kim AIE / Voramar Films / Tornasol Media

 キャスト:アドリアナ・オソレス、ダリオ・グランディネッティ、グロリア・マルチ、ケビン・ブランド、ロヘル・アランダ、クリスティナ・ローゼンヴィング

 


 

 

4)Corredora」(スペイン)2026年、96

 監督&脚本ラウラ・ガルシア・アロンソ

 製作Distinto Films / Elastica Films / Dos Soles Media

 キャスト:アルバ・サエス、マリナ・サラス、アレックス・ブレンデミュール

 


 

 

5)Iván & Hadoum」(スペイン=ドイツ=ベルギー)2026年、101分、長編デビュー作

 監督&脚本イアン・デ・ラ・ロサ、ドイツ出身の監督だがスペイン語で撮っている。ベルリン映画祭初監督テディ賞受賞。

 製作Avalon / Pecado Films / Vayolet Films / Iván & Hadoum AIE / Port au Prince Films / Saga Film、他

 キャスト:シルベル・チコン(イバン)、エルミニア・ロ・モレノ(アドゥム/ハドゥムHadoum)、ウルスラ・ディアス・マンサノ(アンパロ)、エスペランサ・グアルダド(カルメン)、ニコ・モントーヤ(マヌエル)、他

受賞結果:銀のビスナガ審査員特別賞、男優審査員特別メンション(シルベル・チコン)、銀のビスナガ脚本賞(イアン・デ・ラ・ロサ)

 


  

 

6)La buena hija / The Good Daughter」(スペイン)2025年、101分、長編2作目

 監督&脚本フリア・デ・パス(バルセロナ1995)、ESCAC監督科卒、デビュー作「Ama」(21)はマラガFFプレミア上映、ゴヤ賞、フェロス賞ノミネート。2024TVシリーズ、アラウダ・ルイス・デ・アスアの「Querer」の共同クリエーター。

 製作Astra Pictures / Avalon / Krater Films / Harta la Película AIE 

 キャスト:キアラ・アランシビア、ジャネット・ノバス、フリアン・ビリャグラン、ペトラ・マルティネス

 

     

 

 

7)Lapönia」(スペイン)2025年、89

 監督&脚本ダビ・セラーノ(監督、脚本家、製作者、劇作家)、エミリオ・マルティネス=ラサロ監督がマラガFF2002で金のビスナガを受賞した「El otro lado de la cama」の脚本を手掛けている。

 製作The Mediapro Studio

 キャスト:ナタリア・ベルベケ(モニカ)、フリアン・ロペス、アンヘラ・セルバンテス(ヌリア)、ブランカ・ラミレス、ヴェビョルン・エンガー

 

 

 

 

8)Mala bèstia」(スペイン)2025年、94分、長編デビュー作

 監督&脚本バルバラ・ファレ(脚本家、監督、製作者)2016ESCAC卒、

 製作Mimosa Produce / Sumendie Filmak / Lagrima Films / Kabak Films Studio  

 キャスト:イリア・デル・リオ、ロジェール・カザマジョール、マリア・シュヴィンゲン

 

 

 

 

9)Mi querida señorita / My Dearest Señorita」(スペイン)2026年、112

 監督フェルナンド・ゴンサレス・モリーナ、脚本アラナ・S・ポルテロ

 製作Suma Contento

 キャスト:エリザベス・マルティネス、アンナ・カステーリョ、パコ・レオン、ナゴレ・アランブル、マヌ・リオス、エネコ・サガルドイ、ロラ・ロドリゲス、他

 

  

 

 

10)Pioneras. Solo querían jugar」(スペイン=ポルトガル)2025年、106分、長編3作目 

 監督&脚本マルタ・ディアス・デ・ロペ・ディアスESCAC監督科卒、2018年デビュー作「Mi querida cofradia」がマラガFF観客賞ほか受賞、共同脚本:セビナ・ゲーラ、1970年代初め、女子のスポーツは禁じられていたが、ある女子高サッカー・クラブを舞台にした女子サッカーの歴史が語られる。

 製作Cine365Film / NadieEs Perfecto / Ciudadano Ciskul / Bando A Parte / Pioneras La Película AIE

 キャスト:ソフィア・デ・イスナハル、ブルナ・ルカダモ、ダニエル・イバニェス、アイシャ・ビリャグラン、ノラ・オチョテコ、他多数

受賞結果:銀のビスナガ観客賞

 


 

 

11)Pizza Movies」(スペイン)2026年、95分、長編4作目

 監督カルロ・パディアル、監督、脚本家、作家、2012年デビュー作「Mi Loco Erasmus」、TVシリーズも手掛けている。共同脚本:カルロ・パディアル、カルロス・デ・ディエゴ、デシレ・デ・フェス

 製作

 キャスト:ジュディット・マルティン、ベルト・ロメロ、ジョセップ・セギ、ルベン・ヒメネス、レオン・マルティネス、ブルナ・クシ、ホアキン・レジェス、ラウル・アレバロ、タマル・ノバス、ミゲル・ノゲラ、他多数

  

    

 

 

12)Yo no moriré de amor / I Wont Die for Love」(スペイン)2026年、94分、デビュー作

 監督&脚本マルタ・マトゥテ

 製作Solita Films / Erastica Films / Saga Film

 キャスト:フリア・マスコルト、ソニア・アルマルチャ、トマス・デル・エスタル、ラウラ・ワイスマー、ギジェルモ・ベネト

受賞結果:金のビスナガ作品賞(スペイン映画部門)、銀のビスナガ「ACマラガ・パラシオホテル」女優賞(フリア・マスコルト)、銀のビスナガ助演男優賞(トマス・デル・エスタル)

 


 

 

★以上がスペイン映画の12作です。映画祭の大賞マラガ-スール賞も37日、セルバンテス劇場にロッシ・デ・パルマを迎えて授与式が行われました。プレゼンターは、昨年の受賞者カルメン・マチ以下、監督、脚本家、女優のマベル・ロサノ、本賞2023受賞者ブランカ・ポルティージョ、受賞者の娘、女優のルナ・リオネでした。キャリア紹介の予定です。