ノミネートされた候補者男優編*ゴヤ賞2023 ⑧ ― 2022年12月31日 15:33
ノミネート259名の多くが参集した前夜祭

★女優編に続いて男優編をアップしますが、〈Encuentro de nominados〉と言われる前夜祭のフォトは、女優陣ほど多く入手できなかったのでフレームからの登場です。「Modelo 77」のハビエル・グティエレスとミゲル・エランは不参加、アルベルト・ロドリゲス監督、脚本賞のラファエル・コボス、助演男優賞のヘスス・カロサが参加、ほか監督、新人監督は概ね参加しているようでした。
★主演男優賞
*ドゥニ・メノーシェは、ロドリゴ・ソロゴジェンの「As bestas」(『ザ・ビースト』)でノミネート、フォルケ賞で男優賞のトロフィーを手にしたばかりです。東京国際映画祭でも男優賞を受賞している。おそらく現地入りするはずです。

*ルイス・トサールは、フアン・ディエゴ・ボットの「En los márgenes」でノミネート、前回のイシアル・ボリャインの「Maixabel」に続いてのノミネートです。

*ナチョ・サンチェスは、カルロス・ベルムトの「Manticora」でノミネート、監督、新人女優賞ノミネートのゾーイ・スタインと3人で参加しています。

*ハビエル・グティエレスは、アルベルト・ロドリゲスの「Modelo 77」でノミネート、おそらく受賞はないでしょう。
*ミゲル・エランは、アルベルト・ロドリゲスの「Modelo 77」でノミネート、二人とも不参加。

(グティエレスとエラン、フレームから)
★助演男優賞
*ディエゴ・アニドは、ロドリゴ・ソロゴジェンの『ザ・ビースト』でノミネート、ルイス・サエラとフランスからの移住者と対立する兄弟役で共演した。
*ルイス・サエラは、上記に同じ。東京国際映画祭に作品を代表して来日しました。ソロゴジェンの「El reino」で第33回ゴヤ賞2019助演男優賞を受賞しています。受賞の可能性ありです。

(左から、ディエゴ・アニド、ルイス・サエラ)
*ラモン・バレアは、アラウダ・ルイス・デ・アスアの「Cinco lobitos」でノミネート、出演本数が短編、TVシリーズを含めると3桁に上るが初ノミネートに驚く。1949年ビルバオ生れ、監督、脚本家でもある。

*フェルナンド・テヘロは、「Modelo 77」でノミネート、不参加。ダビ・セラーノのコメディ「Días de fútbol」でゴヤ賞2004新人男優賞を受賞している。助演男優賞ノミネートは2004年のナチョ・G・ベリーリャの『シェフズ・スペシャル』に続いて2回目。1967年コルドバ生れ。

(中央がフェルナンド・テヘロ、フレームから)
*ヘスス・カロサは、上記に同じ。フォルケ賞TVシリーズ部門の「Apagón」で男優賞を受賞している。ゴヤ賞絡みでは、同監督の「7 vírgenes」で2006年新人賞を受賞している。1987年セビーリャ生れ、故郷に錦を飾れるか。

★新人男優賞
*アルベール・ボッシュは、カルラ・シモンの「Alcarras」でノミネート。

*ジョルディ・プジョルは、上記に同じ。

*ミケル・ブスタマンテは、「Cinco lobitos」でノミネート。

*クリスティアン・チェカは、「En los márgenes」でノミネート。

*テルモ・イルレタは、フェルナンド・フランコの「La consagración de la primavera」でノミネート。

(左は共演者のバレリア・ソローリャ)
★今年の漢字〈戦〉がぴったりの1年でした。私たちとは思考回路の異なる人々が世界を動かしておりますが、希望を捨てずに新しい年を迎えたいと思っています。来る年は庶民にとって良い年でありますように。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://aribaba39.asablo.jp/blog/2022/12/31/9551763/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。