フォト集落穂ひろい*サンセバスチャン映画祭2022 ㉔ ― 2022年10月04日 15:02
ベロドロモ部門、サバルテギ-タバカレラ部門の人気シネアスト集合
★今回は3000人収容の大型スクリーンで観られるベロドロモ部門はアップしませんでしたが、カルメン・マウラやカルメン・マチが共演するパコ・レオンの「Rainbow」、アリアドナ・ヒル主演の「Black is Beltza II:Ainhoa」などが上映された。両カルメンは奇抜な衣装でファンを楽しませました。サバルテギ-タバカレラ部門上映のカルラ・シモンの「Carta a mi madre para mi hija」、カルロッタ・ペレダの「Cerdita」にはカルメン・マチやピラール・カストロなどが出演、揃って現地入りして、パパラッチの要望に応えていました。フランスのルイ・ガレルの「L'innocent」、セクション・オフィシアルのピラール・パロメロの「La maternal」やペトル・ヴァーツラフの「Il Boemo」、フェルナンド・フランコの「La consagración de la primavera」、その他、「Walk Up」のホン・サンスのクルー、ニューディレクターズ部門『なぎさ』の古川原壮志のフォトなどアップしておきます。
◎ベロドロモ部門、上映日の18日はパパラッチも大忙しでした。パコ・レオンの「Rainbow」は、既に『レインボー』のタイトルでNetflix 配信が開始されています(9月30日)。一種の群像劇ということで出演者も多く、カルメン・マウラやカルメン・マチは映画と同じ奇抜な衣装で参加、ドラに扮したドラ・ポスティゴ、ルイス・ベルメホなど宣伝を兼ねて大勢で参加していました。レオン監督の実母カルミナ・バリオスやロッシ・デ・パルマも脇役で出演していますが不参加でした。歌手のドラ(2004)はディエゴ・ポスティゴと今は亡きビンバ・ボゼーの長女、本作がデビュー作。父親がバルバラ・レニーと再婚したので、義理の母親になり、近く弟か妹かが生まれる。

(ドラの愛犬トトを抱くパコ・レオン監督)

(悪女役が似合うカルメン・マウラ)

(カルメン・マチ、監督、カルメン・マウラ、9月18日フォトコール)

(母親探しの旅に出る子供でも大人でもない16歳のドラ役ドラ・ポスティゴ)

(偶然旅の道連れになる役柄になったルイス・ベルメホ)
◎ベロドロモ部門、フェルミン・ムグルサのアニメーション「Black is Beltza II:Ainhoa」のグループも監督以下主役アイノアのボイスを担当したアリアドナ・ヒル、アントニオ・デ・ラ・トーレ、マネックス・Fuchs、イツィアル・イトゥニョ、ダルコ・ペリック、ゴルカ・オチョアほか大勢が参加しました。

(一堂に会した出演者とスタッフ、9月23日フォトコール)

(フェルミン・ムグルサ監督)

(ホテル入りするアリアドナ・ヒル)

(アントニオ・デ・ラ・トーレ)

(イツィアル・イトゥニョ)
◎セクション・オフィシアルSO部門、20日ピラール・パロメロの「La maternal」、カルラ・キレスが主演俳優賞を受賞した。他にアンヘラ・セルバンテス、クラウディア・ダルマウ

(ピラール・パロメロ監督、9月20日)

(少女の母親を演じたアンヘラ・セルバンテス、カルラ・キレス、監督)

(カルラ・キレスとクラウディア・ダルマウ)
◎SO部門、フェルナンド・フランコの「La consagración de la primavera」には、監督以下エンマ・スアレス、バレリア・ソローリャ、テルモ・イルレタが参加した。

(フェルナンド・フランコの監督とエンマ・スアレス、9月21日)

(脳性麻痺の青年を演じたテルモ・イルレタ)

(バレリア・ソローリャ、テルモ・イルレタ、監督、エンマ・スアレス)
◎SO部門、ミケル・グレアの「Suro」は、バスク映画イリサル賞とFIPRESCI賞を受賞した。地元ということもあって大勢で参加していました。

(ミケル・グレア監督、9月19日プレス会見)

(ヴィッキー・ルエンゴ、フォトコール)

(左から、Ilyass El Ouahdani、ヴィッキー・ルエンゴ、ポル・ロペス、監督)
◎SO部門、ペトル・ヴァーツラフの「Il Boemo」(チェコ)には、監督以下ヴォイチェフ・ダイク、エレナ・ラドニッチ、ラナ・ブラディ、バルバラ・ロンキの5名が参加。

(ペトル・ヴァクラフ監督、9月19日)

(バルバラ・ロンキ、エレナ・ラドニッチ、ヴォイチェフ・ダイク、ラナ・ブラディ)
◎SO部門、ホン・サンスの「Walk Up」は、監督以下、主演のクォン・ヘヒョ、チョ・ユンヒー、ソン・ソンミの4人が現地入りした。

(ホン・サンス監督、9月22日フォトコール)

(クォン・ヘヒョ)

(チョ・ユンヒー)

(ソン・ソンミ)
◎サバルテギ-タバカレラ部門では作品紹介はしませんでしたが、カルラ・シモンの「Carta a mi madre para mi hija」とカルロッタ・ペレダの「Cerdita」が人気でした。後者にはカルメン・マチ、ピラール・カストロ、ラウラ・ガラン・モンティハノ、クラウディア・サラス、パコ・イダルゴ、チェマ・デル・バルコ、など総勢14人が参加していました。

(カルラ・シモン監督、9月20日)

(シモン監督とマリア・サモラ)

(カルロッタ・ペレダ監督とラウラ・ガラン・モンティハノ、9月19日)

(ピラール・カストロ、監督、ラウラ・ガラン、カルメン・マチ)
◎ペルラス部門、ルイ・ガレルの「L'innocent」には、ノエミ・メルランが参加、イサキ・ラクエスタの「Un año una noche」にも主演して人気を博していた。

(ルイ・ガレルとノエミ・メルラン、マリア・クリスティナ・ホテルのバルコニー)

(豪華な衣装と美脚でレッドカーペットに登場したノエミ・メルラン)

(舞台挨拶をするルイ・ガレル、9月19日)
◎ペルラス部門、ロドリゴ・ソロゴジェンの「As Bestas / The Beastas」の一行は、監督の専属脚本家のようなイサベル・ペーニャ、スペイン・サイドの出演者ルイス・サエラ、ディエゴ・アニドが参加した。

(ロドリゴ・ソロゴジェン監督、9月18日レッドカーペット)

(左から、ディエゴ・アニド、監督、イサベル・ペーニャ、ルイス・サエラ、フォトコール)
◎ニューディレクターズND部門、マリア・エロルサの「A los libros y alas mujeres canto」は、イリサル賞スペシャル・メンションを受賞した。監督と製作者のマリアン・フェルナンデス・パスカルが参加、賞に絡むと予想していたのが当たりました。

(マリア・エロルサ監督とマリアン・フェルナンデス、9月22日)
◎ND部門の「Secaderos / Tobacco Barns」のロシオ・メサが、ドゥニャ・アヤソ賞を受賞した。本賞は急逝した女性監督ドゥニャ・アヤソの名に因んでいる。異論もあるでしょうが対象は女性監督です。

(ロシオ・メサ監督、9月22日ガラ)

(アダ・マル・ルピアニェスとロシオ監督、9月18日プレス会見)
◎ND部門、『なぎさ』の古川原壮志のフォトも入手、プロデューサーの明里麻美(アカリ・マミ)と現地入りした。『百花』や『宮松と山下』のグループ、短編部門のネストを合わせると、今年は日本からの参加者も多かった。

(古川原壮志監督、9月22日)

(監督と明里麻美、9月23日フォトコール)
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