ゴヤ映画コレクションのDVD発売*ゴヤ賞2022 ― 2022年03月03日 13:55
どこでゴヤ賞ノミネート作品を観ることができますか?
(イシアル・ボリャインの「Maixabel」のジャケット)
★第36回ゴヤ賞2022関連の映画は、おおかた映画館での上映は終了している。ではどこで観ることができるかといえばDVD、ということで受賞作品、ノミネート作品を含めて、エル・パイスによるコレクションCine Goya 2022の19作品が2月20日から9.95€(約1300円)で順次発売されることになった。DVDの価格は普通17.95~15.95€だから割安感ある。とにかく我が家で観ることができるようになります。単品のほか5作(または4作)1パックのまとめ買いをすると10%引きになる。しかしパックの中身が決まっているので10%引きでは人気がないかもしれない。
★作品賞受賞作品のフェルナンド・レオン・デ・アラノア「El buen patrón」は既に発売されていて含まれていないが、なかにはマルセル・バレナの「Mediterraneo」のように既発があっても含まれているものもある。仕様や解説の中身で違いが出るから懐と相談して選ぶことができる。第1弾はブランカ・ポルティーリョの主演女優賞を含めて3冠のイシアル・ボリャインの「Maixabel」が2月20日発売、続いてペドロ・アルモドバル「Madres paralelas」が2月27日に発売になりました。
★以下リストをアップしておきます。ヨーロッパ映画賞にノミネートされた3作が含まれています。(作品名、監督名、受賞あるいはノミネートのカテゴリー、主なキャスト、トレビアなど)
1「Maixabel」イシアル・ボリャイン、主演女優賞ブランカ・ポルティーリョ、助演男優賞ウルコ・オラサバル、新人女優賞マリア・セレスエラ、各受賞。発売日2月20日
*作品紹介は、コチラ⇒2021年08月05日
2「Madres paralelas」ペドロ・アルモドバル、作品賞以下ノミネーション8個でしたが無冠、ベネチア映画祭2021オープニング作品、発売日2月27日
*作品紹介は、コチラ⇒2021年09月04日
3「Chavalas」カロル・ロドリゲス・コラス、新人監督賞・新人女優賞にアンヘラ・セルバンテスがノミネートされたが叶わなかった。4人の女友達の物語、コメディドラマで若い観客に人気があった。
4「Libertad」(『リベルタード』)クララ・ロケ、新人監督賞と助演女優賞にノラ・ナバスが受賞、本作はラテンビート2021でオンライン配信された。
*作品紹介は、コチラ⇒2021年10月12日/同年11月20日
5「Mediterraneo」マルセル・バレナ、作品賞ノミネート、撮影賞受賞キコ・デ・ラ・リカ受賞、オリジナル歌曲賞ノミネート。癌を克服したダニ・ロビラとエドゥアルド・フェルナンデスが主演した政治ドラマでもある。
*作品紹介は、コチラ⇒2021年12月13日
6「La hija」(『ザ・ドーター』)マヌエル・マルティン・クエンカ、監督賞と主演男優賞にハビエル・グティエレスがノミネートされた。東京国際映画祭2021コンペティション部門上映。
*作品紹介は、コチラ⇒2021年10月16日/同年11月07日
7「Un blues para Teherán」ハビエル・トレンティノ、製作アレハンドラ・モラ・ぺレス、 ルイス・ミニャロ、ドキュメンタリー賞にノミネートされた。
*作品紹介は、コチラ⇒2021年09月14日
8「Tres」フアンホ・ヒメネス・ペーニャ、録音賞受賞、オリジナル脚本賞に監督とペレ・アルタミラがノミネートされた。
9「Way Down」ジャウマ・バラゲロ、特殊効果賞にパウ・コスタ、ラウラ・ペドロが受賞した。
11「Pan de limon con semillas de amapola」ベニト・サンブラノ&クリスティナ・カンポス、脚色賞ノミネート
12「Una mujer prometedora」(『プロミシング・ヤング・ウーマン』)エメラルド・フェネル、イギリス、2020、キャリー・マリガン主演、米アカデミー賞2021オリジナル脚本賞、2021年公開、プライムビデオ配信。
13「Adiós idiota」アルベール・デュポンテル、フランス、2020、フレンチコメディ、監督自身が主役を演じている。セザール賞2021で作品賞以下、監督賞など総なめにした。
14「El amor en su lugar」ロドリゴ・コルテス、衣装デザイン賞にアルベルト・バルカルセル、プロダクション賞にオスカル・ビヒオラがノミネートされた。
17「Otra ronda」(『アナザーラウンド』)トマス・ヴィンターベア、ヨーロッパ映画賞受賞。デンマーク、2020、ブラックコメディ、マッツ・ミケルセン主演。米アカデミー賞2021国際長編映画賞受賞。
18「La vida era eso」(『マリアの旅』)ダビ・マルティン・デ・ロス・サントス、新人監督賞、主演女優賞ペトラ・マルティネス、ノミネート。ラテンビート2020上映
*作品紹介は、コチラ⇒2020年10月27日/同年11月29日
19「Salvar el árbol」カルメロ・ビバンコ、エゴイツ・ロドリゲスほか、長編アニメーション賞ノミネート
★パック1はナンバー2,3,4,5、6の5作品、パック2は7、8、9、10の4作品、パック3は11、12、13、14、15の5作品、パック4は16、17、18、19の4作品。
第14回ガウディ賞2022*結果発表 ― 2022年03月10日 17:48
世代交代が鮮明になったガウディ賞、若手女性監督が勝利の杯を手にした
★去る3月6日、ガウディ賞の授賞式がバルセロナのカタルーニャ美術館MNACで開催された。昨年もノミネーションを割愛、受賞作品&受賞者をアップしただけでした。ゴヤ賞、フォルケ賞、フェロス賞とは異なり、カタルーニャ映画アカデミーが選考母体、作品賞はカタルーニャ語映画、カタルーニャ語以外の映画に分かれている。後者も他の3賞とは視点が異なり、バルセロナ派のスペイン語映画がノミネートされる傾向にある。従って登壇してトロフィを受け取る顔ぶれも違ってくる。今年はロシアのウクライナ侵攻に反対する青と黄色のリボンを付けている人が目立ち、ノーモア戦争が鮮明の授賞式でした。
★カタルーニャ語作品賞にネウス・バリュスの「Sis dies corrents」(「Seis días corrientes」)、カタルーニャ語以外にはクララ・ロケの「Libertad」(『リベルタード』)が受賞、共に若手女性監督が大賞を制した。前者は作品・監督・主演男優・助演男優・編集の5冠、後者は作品・脚本・主演女優・撮影の4冠と、二人で主要カテゴリーを制した。カロル・ロドリゲス・コラスの「Chavalas」に出演したアンヘラ・セルバンテスが助演女優賞を受賞するなど、若手女性監督が輝いたガウディ賞の夕べでした。バリュス監督の新作は未紹介ですが、ロカルノ映画祭でプレミアしたおり、ヨーロッパシネマ賞や主演・助演男優賞などを受賞、バジャドリード映画祭では銀の麦の穂賞と観客賞、トロント映画祭では「The Odd-Job Men」の英題で出品された。いずれアップを予定しています。
(カタルーニャ語版のポスター)
(ヨーロッパ映画賞を受賞した監督と主演者、ロカルノ映画祭)
★ゴヤ賞では撮影賞にキコ・デ・ラ・リカが受賞しただけのマルセル・バレナの「Mediterraneo」は、プロダクション・オリジナル作曲・視覚効果・観客賞の4賞、ダニエル・モンソンの「Las leyes de la frontera」は、美術・衣装デザイン・メイクアップ&ヘアーの3賞、ゴヤ賞では監督とホルヘ・ゲリカエチェバリアが脚色賞、チェチュ・サルガドが新人男優賞を受賞していた。ほとんどカテゴリーの受賞者が一致しないのが特徴的でした。
*第14回ガウディ賞2022受賞結果*
◎作品賞(カタルーニャ語)
「Sis dies corrents」 監督ネウス・バリュス
(5冠制覇の「Seis días corrientes」チーム)
◎作品賞(カタルーニャ語以外)
「Libertad」(邦題『リベルタード』) 監督クララ・ロケ
(中央がクララ・ロケ監督)
◎監督賞
ネウス・バリュス、「Sis dies corrents」
◎脚本賞
クララ・ロケ、「Libertad」
◎主演女優賞
マリア・モレラ、「Libertad」
◎主演男優賞
モハメド・メラリ、「Sis dies corrents」
(息子と登壇した新人モハメド・メラリ)
◎助演女優賞
アンヘラ・セルバンテス、「Chavalas」
◎助演男優賞
バレロ・エスコラル、「Sis dies corrents」
◎撮影賞
グリス・ジョルダナ、「Libertad」
◎プロダクション賞
アルベルト・エスペル、Kostas Sfakianakis、「Mediterraneo」
◎美術賞 *
バルテル・ガリャル 「Las leyes de la frontera」
◎編集賞
ネウス・バリュス、アリアドナ・リバス、「Sis dies corrents」
◎オリジナル作曲賞
アルナウ・バタジェール、「Mediterraneo」
◎衣装デザイン賞 *
Vinyet Escobar 「Las leyes de la frontera」
◎録音賞 *
ダニエル・フォンロドナ、オリオル・タラゴ、マルク・ビー、マルク・オルス「Tres」
◎視覚効果賞
アレックス・ビリャグラサ 「Mediterraneo」
◎メイクアップ&ヘアー賞 *
サライ・ロドリゲス、ナチョ・ディアス、ベンハミン・ぺレス
「Las leyes de la frontera」
(3冠の「Las leyes de la frontera」のスタッフ、レッド・カーペット)
◎ドキュメンタリー賞
「El retorn:La vida després de l’ISIS」 監督アルバ・ソトラ
◎アニメーション賞
「Mironins」監督ミケル・マス、Txesco Montalt
◎短編映画賞
「Farrucas」 監督イアン・デ・ラ・ロサ
◎TV映画賞
「Frederica Montseuy, la dona que paela」 監督ラウラ・マニャ
◎ヨーロッパ映画賞 *
「Otra ronda」(デンマーク、邦題『アナザーラウンド』)監督トマス・ヴィンターベア
◎観客特別賞
「Mediterraneo」
★ガウディ栄誉賞
撮影監督のトマス・プラデバル・フォンタネ Tomas Pradevall Fontanet、プレゼンターはバルセロナ派を代表するベテラン俳優、ジョセップ・マリア・ポウとメルセ・サンピエトロでした。
(左から、ジョセップ・マリア・ポウ、受賞者、メルセ・サンピエトロ)
★以上が23カテゴリーの受賞者です。観客賞に選ばれた「Mediterraneo」は、バルセロナ出身のオスカル・カンプスが設立した人道支援組織オープン・アームズ NGO Proactiva Open Armsの活動を描いた実話、受賞はほぼ決定しておりました。(*印はゴヤ賞と結果が同じ)
★今年は8月下旬に開催されていたマラガ映画祭が、コロナウイリス以前の3月開催に決定(3月18日~27日)しており、ノミネーションも発表になっている。新作が揃ったマラガ優先にアップしたい。
第25回マラガ映画祭2022*マラガ映画祭2022 ① ― 2022年03月13日 15:55
セクション・オフィシアル21作品以下のノミネーション発表
★去る3月2日、第25回マラガ映画祭の開催が3年ぶりに以前の3月に戻ってきました(18日~27日)。コロナウイリス感染拡大によりここ2年間は8月開催でした。2月初めから栄誉賞、スール賞など特別賞や目ぼしい作品が雨だれ式に発表になっていましたが、今回全体像が姿を現しました。開催まで1週間もありませんので作品紹介は後追いになります。マラガ映画祭はイベロアメリカ映画の新人の登竜門として出発しましたが、以下で見るようにベテラン勢が入りまじるノミネーションです。セクション・オフィシアル作品21作(うち2作はコンペ外)は以下の通りです(2回に分けてアップ)。
(映画祭総ディレクター、フアン・アントニオ・ビガル、3月2日)
*セクション・オフィシアル作品ノミネーション*
1)Código Emperador (オープニング作品)2022年、スペイン、105分
監督:ホルヘ・コイラ、製作:Vaca Films / Proyecto AIE / Playtime、脚本:ホルヘ・ゲリカエチェバリア、撮影:パブロ・ロッソ、音楽:ハビ・フォント&エルバ・フェルナンデス、編集:サンドラ・サンチェス
キャスト:ルイス・トサール、アレハンドラ・マサングカイ、ヘオルヒナ・アモロス、デニス・ゴメス、ラウラ・ドミンゲス、マリア・ボトー、ほか多数
2)A mae [La madre] (字幕)2021年、ブラジル、87分、ポルトガル語
監督:クリスティアノ・ブルラン、製作:Cup Filmes / Bela Filmes / Filmes da Garoa、脚本:アナ・カロリナ・マリーニュ&クリスティアノ・ブルラン、撮影:アンドレス・S・ブランダオ、音楽:リカルド・ゾルネルZollner&Thiago Lugori、編集:クリスティアノ・ブルラン&レナート・マイア
キャスト:マルセリア・カルタクス、Mawusi Tulani、エレナ・イグネス、ほか多数
3)Almost in Love [Ámame] 2021年、アルゼンチン、ブラジル、チリ、オランダ、112分
監督・脚本:レオナルド・Brzezicki、製作:Ruda Cine / Keplerfilm / RT Features / Quijote Films / Vertigo Films、撮影:ペドロ・ソテロ、音楽:ニコ・カサル、編集:マルタ・ベラス
キャスト:レオナルド・スバラグリア、ミランダ・デ・ラ・セルナ、エバ・リョラチ、イバン・ゴンサレス、アルベルト・アハカ、ロドリゴ・ドス・サントス、ほか多数
4)Cadejo blanco グアテマラ、米、メキシコ、2021年、125分
監督・脚本:Justin Lerner、製作:La Danta Films / Imperative Entertainment / The Orange Company / Cine Caribe、撮影:Roman Kasseroller、音楽:Jonatan Szer、編集:セサル・ディアス
キャスト:カレン・マルティネス、ルドイ・ロドリゲス、ブランドン・ロペス、パメラ・マルティネス、フアン・パブロ・Olyslager、ルドイ・ウィルフレド
5)Canallas スペイン、2022年、98分
監督・脚本:ダニエル・グスマン、製作:Movister Plus / El Niño Producciones / Zircozine / La Canica Films / Joaquin Gonzalez La película、撮影:イボン・アントゥニャノ・トロキカ、音楽:ビセンテ・オルティス・ヒメノ、編集:ミゲル・サンス&パブロ・Marzoetto
キャスト:ホアキン・ゴンサレス、ルイス・トサール、ダニエル・グスマン、エステル・アルバレス、ブレンダ・ゴンサレス、チェマ・ゴンサレス、ビクトル・ルイス、ほか多数
6)Cinco lobitos スペイン、2022年、104分
監督・脚本:アラウダ・ルイス・デ・アスア(バラカルド1978)、製作;Encanta Films / Sayaka Producciones / Buena Pinta Media、撮影:ジョンD.ドミンゲス、音楽:アランサス・カジェハ、編集:アンドレス・ジル
キャスト: ライア・コスタ、スシ・サンチェス、ラモン・バレア、ミケル・ブスタマンテ
7)El test スペイン、2022年、105分
監督:ダニ・デ・ラ・オルデン(バルセロナ1989)、製作:Atresmedia Cine / Warner Bros Entertainment España / Alamo Producciones Audiovisuales、脚本:ジョルディ・バリェホ、撮影:パウ・ムニョス、編集:オリオル・ぺレス
キャスト:ミレン・イバルグレン、アルベルト・サン・フアン、カルロス・サントス、ブランカ・スアレス、アントニオ・レシネス、ルナ・フルヘンシオ
8)La cima スペイン、フランス、2021年、85分
監督:イボン・コルメンサナ、製作:Arcadia Motion Pictures / Dorothy Films / LaZona Producciones / Aixerrota Films / Noodles Production、脚本:ネレア・カストロ、撮影:アルベルト・パスクアル、音楽:パウラ・オラス、編集:ダビ・ガリャルト
キャスト:ハビエル・レイ、パトリシア・ロペス・アルナイス、Kiahan Adhikari、ブランカ・アピラネス、カンディド・ウランガ
9)La maniobra de la tortuga スペイン、アルゼンチン、2022年、103分
監督:フアン・ミゲル・デル・カスティーリョ、製作:La Maniobta de la Tortuga AIE / Aralan Films SL / A Contracorrientes Films SL / Aleph Media、脚本:フアン・ミゲル・デル・カスティーリョ&ホセ・ロドリゲス、撮影:ジナ・フェレール、音楽:ハビ・フォント、編集:マヌ・テルセニョ
キャスト:フレド・タティエン、ナタリア・デ・モリーナ、モナ・マルティネス、ナチョ・マテオ
10)La voluntaria スペイン、ギリシャ、2021年、99分
監督:ネリー・レゲラ、製作:Fasten Films / Bteam Produccionas / Homemade Films、脚本:ネリー・レゲラ、エドゥアルド・ソラ、バレンティナ・ビソ、撮影:アイトル・エチェベリア、音楽:ハビエル。ロデロ・ビリャ、編集:アイナ・カジェハ・コルテ&フリアナ・モンタニェス
キャスト:カルメン・マチ、Hamam Aldraweesh-Almanawer、イチャソ・アラナ、アルナウ・コマス、デリア・ブルファウ、エンリエタ・ラウス、ヨハン・レビー
11)Las niñas de cristal スペイン、2021年、138分
監督:ホタ・リナレス(アルゴドナレス1982)、製作:Netflix España / Federation Spain、脚本:ホタ・リナレス&ホルヘ・ナランホ、撮影:グリス・ジョルダナ、音楽:イバン・パロマレス、編集:ハビG. ペレイロ
キャスト:マリア・ペドラサ、パウラ・ロサダ、モナ・マルティネス、マルタ・ハサスHazas、アナ・ワヘネル、オリビア・バグリビ、フアンホ・アルメイダ
12)Libre アルゼンチン、2021年、120分
監督:Natural Arpajou、脚本:Natural Arpajou&アラン・ニコラス・ゴメス、撮影:ナウエル・スルネク、音楽:エステバン・エル・アス、編集:アンドレス・タンボルニノ
キャスト:エステバン・エル・アス、アラン・ニコラス・ゴメス、ナンシー・ドゥプラ、ガストン・パウルス、リチャード・ワグナー、パロマ・コントレラス、ほか多数
★続いて後半7作とアウト・オブ・コンペティション部門2作をアップします。
続セクション・オフィシアル作品*マラガ映画祭2022 ② ― 2022年03月14日 15:25
*セクション・オフィシアル作品ノミネーション続*
★3年ぶりに3月開催となったマラガ映画祭、ソーシャルディスタンスを守って責任ある準備をして臨むと、総ディレクターのフアン・アントニオ・ビガルは挨拶した。セルバンテス劇場のレッドカーペットにお越しの節は、「必ずマスク着用を」とも付け加えた。記者会見の会場はアルベニス館、開催資金は200万ユーロだそうです。
13)Llegaron de noche スペイン、2021年、107分
監督:イマノル・ウリベ(エルサルバドール1950)、製作:Nunca digas nunca AIE / Bowfinger International Picturas SL / Tornasol SL / 64 A Films SL 脚本:ダニエル・セブリアン、撮影:カロ・べリディ、音楽:バネッサ・ガルデ、編集:テレサ・フォント
キャスト:フアナ・アコスタ、カラ・エレハルデ、カルメロ・ゴメス、フアン・カルロス・マルティネス、アンヘル・ボナニー、エルネスト・コリャソ、ベン・テンプル、ほか多数
14)Lo invisible エクアドル、フランス、2021年、85分
監督:ハビエル・アンドラーデ、製作:Punk SA / La Maquinita / Promenades Films、脚本:Anahi Hoeneisen & ハビエル・アンドラーデ、撮影:ダニエル・アンドラーデ、音楽:マウロ・サマニエゴ & パオラ・ナバレテ、編集:フェルナンド・エプスタイン
キャスト:アナイ・ヘーナイゼンAnahi Hoeneisen、マティルデ・ラゴス、ジェルソン・ゲーラ、パオラ・ナバレテ、フアン・ロレンソ・バラガン、レイディ・ゴメス・ロルダン
15)Mensajes privados チリ、2021年、77分
監督:マティアス・ビセ、製作:Ceneca Producciones、脚本:マティアス・ビセ、ニコラス・ポブレテ、ネストル・カンティジャナ、ビセンタ・ウドンゴ、ベロニカ・インティル、撮影;アントニア・セヘルス、ニコラス・ポブレテ、ネストル・カンティジャナ、アレックス・ブレンデミュール、ほか多数、音楽:[Me llamo] セバスティアン&ロドリゴ・ハルケ、編集:ロドリゴ・サケ
キャスト:アントニア・セヘルス、ニコラス・ポブレテ、ネストル・カンティジャナ、ブランカ・レウィン、ビセンタ・ウドンゴ、アレックス・ブレンデミュール、、ベロニカ・インティル、[Me llamo] セバスティアン
16)Mi vacío y yo スペイン、2022年、89分
監督・編集:アドリアン・シルベストレ、製作:Testamento / PromalfiFuturo / AlbaSotorra SL、脚本:アドリアン・シルベストレ、ラファエレ・ぺレス、カルロス・マルケス=マルセ、撮影:ラウラ・エレロ・ガルバン
キャスト:ラファエレ・ペレス、アルベルト・ディアス、マルク・リベラ、イサベル・ロカティ、カルメン・モレノ、カルロス・フェルナンデス・ジュアGiua
17)Nosaltres no ens matarem amb pistoles (Nosotros no nos mataremos con pistolas)(字幕) スペイン、2022年、85分
監督:マリア・リポル、製作:Un Capricho de Producciones / Turanga Films、脚本:ビクトル・サンチェス&アントニオ・エスカメス、撮影:ジョアン・ボルデラ、音楽:シモン・スミス、編集:フリアナ・モンタニェス
キャスト:イングリッド・ガルシア=ジョンソン、エレナ・マルティン、ロレナ・ロペス、ジョー・マンジョン、カルロス・トロヤ
18)The Gigantes メキシコ、米国、2021年、94分 (字幕)
監督:ベアトリス・サンチス、製作:Animal de Luz Films / Cazador Solitario Films / Cebolla Films / Godius Films / Índice、脚本:ベアトリス・サンチス&マーティ・ミニッチ、撮影:ニコラス・ウォン・ディアス、音楽:アーロン・ルクス、編集:ベアトリス・サンチス、セルヒオ・ソラレス・アルバレス
キャスト:サマンサ・ジェーン・スミス、アンドレア・サット、レヒナ・オロスコ、アナ・ライェブスカ、ペドロ・デ・タビラ・エグロラ
19)Utama ウルグアイ、2022年、87分、デビュー作
監督・脚本:アレハンドロ・ロアイサ・グリシ(ボリビア1985)、製作:Alma Films、撮影:バルバラ・アルバレス、音楽:セルシオ・プルデンシオ、編集:フェルナンド・エプスタイン
キャスト:ホセ・カルシナ、サントス・チョケ、ルイサ・キスペ
★以上7作のうちには、イマノル・ウリベやマリア・リポルのようなベテラン監督が新人監督に混じってノミネートされている。女性監督は5人でした。アウト・オブ・コンペティション部門の2作は次回にまわします。ロベルト・ブエソの「Llenos de gracia」はクロージング作品、カルラ・シモンの「Alcarràs」はベルリン映画祭コンペティション正式出品作品。
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