第16回ラテンビート映画祭2019上映作品発表 ① ― 2019年10月06日 17:57
いよいよ秋恒例のラテンビート開幕――ご紹介作品も何作か目につきました
★今年は新宿・大阪・横浜に京都が加わりました。東京会場の新宿バルト9は11月7日~10日、11月15日~17日の2週末です。昨年に続いてブラジル映画の特集があるようです。なかに閉幕したばかりのサンセバスチャン映画祭2019の金貝賞(作品賞)受賞作品、パックストン・ウィンタースの「Pacificado」が邦題『ファヴェーラの娘』としてエントリーされました(LBFF表記:パクストン・ウィンターズ)。まだ9作と全体像は見えてきませんが、開幕まで1ヵ月に迫りましたからもう間もなくです。
*上映作品は以下の通り9作です(10月5日現在)。分かり次第追加いたします。
◎スペイン語(ガリシア語)映画
①『戦争のさなかで』 原題「Mientras dure la guerra」
監督:アレハンドロ・アメナバル
キャスト:カラ・エレハルデ、エドゥアルド・フェルナンデス
トレビア:スペイン内戦を背景に学者ミゲル・デ・ウナムノの最期の人生が語られる。サンセバスチャンFF 2019セクション・オフィシアル出品。
*作品紹介は、コチラ⇒2018年06月01日/2019年09月27日
②『8月のエバ』 同「La virgen de agosto」
監督:ホナス・トゥルエバ
キャスト:イチャソ・アラナ、ビト・サンス、イサベル・ストフェル、ミケレ・ウロス
トレビア:カルロヴィ・ヴァリFF 2019 国際映画批評家連盟賞賞・審査員スペシャル・メンション、トゥールーズ・シネエスパーニャFF 脚本賞・女優賞受賞。『再会』がNetflixでストリーミング配信された。
*作品紹介は、コチラ⇒2019年06月03日
③『ファイアー・ウィル・カム』 同「Lo que arde / Fire Will Come」
スペイン・フランス・ルクセンブルク合作、90分、バスク語
監督:オリベル・ラセ(LBFF表記:オリヴァー・ラクセ)
キャスト:アマドール・アリアス、ベネディクタ・サンチェス、イナシオ・アブラオ
トレビア:カンヌFF 2019「ある視点」審査員賞、サンセバスチャン映画祭ペルラス部門出品、東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映
*作品紹介は、コチラ⇒2019年04月28日/05月29日
④『蜘蛛』 同「Araña / Spider」2019、チリ・アルゼンチン・ブラジル合作
監督:アンドレス・ウッド
キャスト:メルセデス・モラン、マリア・バルベルデ、フェリペ・アルマス、
マルセロ・アロンソ
トレビア:LBFF上映『マチュカ』『サンティアゴの光』『ヴィオレータ、天国へ』のアンドレス・ウッドの新作、サンセバスチャンFF 2019ホライズンズ・ラティノ部門出品
*作品紹介は、コチラ⇒2019年08月16日
⑤『猿』 同「Monos」2019、コロンビア・アルゼンチン・オランダ・ドイツ他
監督:アレハンドロ・ランデス
キャスト:ジュリアンヌ・ニコルソン、モイセス・アリアス、ホルヘ・ラモン
トレビア:サンダンスFF 2019ワールド・シネマ・ドラマ部門審査員特別賞受賞、サンセバスチャンFF ホライズンズ・ラティノ部門出品、米アカデミー国際長編映画賞コロンビア代表作品、『コカレロ』がLBFFで上映されている。
*作品紹介は、コチラ⇒2019年08月21日
⑥『列車旅行のすすめ』 同「Ventajas de viajar en tren」2019、
スペイン・フランス合作、103分、スリラー
監督:アリッツ・モレノ
キャスト:ピラール・カストロ、ルイス・トサール、エルネスト・アルテリオ、
マカレナ・ガルシア、キム・グティエレス、ベレン・クエスタ
トレビア:シッチェス・カタルーニャFF 2019 出品、モレノ監督のデビュー作、スペイン映画でお馴染みのスターが出演するエンターテイメント。東京国際映画祭コンペティション部門でも上映されます。
*作品紹介は、コチラ⇒2019年10月14日
◎第2回ブラジル映画(ポルトガル語)
①『ファヴェーラの娘』 原題「Pacificado」
監督:パックストン・ウィンタース(LBFF表記:パクストン・ウィンターズ)
キャスト:ブカッサ・カベンジェレ、カシア・ジル、デボラ・ナスシメント
トレビア:サンセバスチャンFF 2019、金貝賞(作品賞)、男優賞、撮影賞受賞。
*作品紹介は、コチラ⇒2019年10月12日
②『見えざる人生』 同「A vida invisível de Euridice Gusmao」ドイツ合作、139分
監督:カリン・アイヌーズ(カリム・アイノーズ?)
キャスト:カロル・ドゥアルテ、ジュリア・ストックラー、フェルナンダ・モンテネグロ、クリスティナ・ペレイラ
トレビア:カンヌFF 2019「ある視点」作品賞受賞作品。米アカデミー国際長編映画賞ブラジル代表作品。
③『神の愛』 同「Divino Amor / Divine Love」2019、
ウルグアイ・デンマーク・チリ他合作、101分
監督:ガブリエル・マスカロ
キャスト:ジラ・パエス、ジュリオ・マシャード、テカ・ペレイラ
トレビア:サンダンスFF 2019ワールド・シネマ・ドラマ部門出品、ベルリンFFパノラマ部門出品、グアダラハラFF FEISAL賞、ワールド・シネマ・アムステルダム特別メンション、ダーバンFF監督賞受賞などの話題作。クラウディオ・アシスの『マンゴー・イエロー』やブレノ・シウヴェイラの『フランシスコの2人の息子』で7人の子供の母親になったジラ・パエスが登場する。
★残りは発表がありしだい順次追加いたします。次回はブラジル映画『ファヴェーラの娘』をアップします。
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