ロドリーゴ・プラの新作はサスペンス*東京国際映画祭2015 ①2015年10月04日 17:23

          スペイン語映画が3作上映されます

 

★東京国際映画祭TIFFの大枠がはっきりしてきました。見落としがなければスペイン語映画は、コンペティションにロドリーゴ・プラの『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』、ワールド・フォーカスにホセ・ルイス・ゲリンの『ミューズ・アカデミー』と、ラテンビート共催上映のセサル・アウグスト・アセベドの『土と影』の合計3作がアナウンスされました。

 

★コンペ上映の『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』メキシコ)は、ベネチア映画祭2015でご紹介したUn monstruo de mil cabezasの英題をそのまま仮名で表記したものです。作品解説によると「~平凡な主婦が絶望的な行動に走る様を、抜群のテクニックで描くノンストップサスペンス」と紹介されています。また「~前作『The Delay』において~」とあるのは、La demoraの英題、「ラテンビート2012」で『マリアの選択』の邦題で上映された映画です。生れ故郷ウルグアイに戻って製作、主人公マリアに扮したロクサナ・ブランコが高い評価を受けた映画でした。監督と脚本家のラウラ・サントゥリョは夫婦で共にウルグアイ出身です。新作はメキシコに戻って撮ったメキシコ映画、既にスタッフ、キャスト、監督キャリア&フィルモグラフィーなどトレビアを含めてご紹介しています。

Un monstruo de mil cabezasの記事は、コチラ⇒2015810

  


セサル・アウグスト・アセベドの『土と影』については、ラテンビート2015、またはカンヌ映画祭2015に、スタッフ、キャスト、監督キャリア&フィルモグラフィーなどトレビアを含めてご紹介済みです。ラテンビートは1011日(日)21001回だけの上映です。遅い時間帯だけに帰宅の足が心配な方は、是非TIFFで。

カンヌ映画祭2015の記事は、コチラ⇒201551 9


8月の暑い盛りに開催されるスイスのロカルノ映画祭の話題作、ホセ・ルイス・ゲリンの久々の新作『ミューズ・アカデミー』については、次回アップいたします。TIFFの公式サイトに「ドキュメンタリー」とありましたが、さて、これはドキュメンタリーでしょうか。


                (ホセ・ルイス・ゲリン監督)