東京国際映画祭2014*スペイン語映画2014年10月05日 16:41

★ラテンビートが終わると東京国際映画祭TIFFが始まる。見落としがなければコンペ1作、ワールド・フォーカス2作、合計3作と寂しい。昨年はアマ・エスカランテの『エリ』がラテンビートと被りましたが、今年はジョン・ガラーニョ&ホセ・マリ・ゴエナガの『Flowers / Loreak』が、こちらでは『フラワーズ』の邦題で共催上映されます。

 

★コンペティション部門

『ロス・ホンゴス』オスカル・ルイス・ナビア(コロンビア≂仏≂独≂アルゼンチン)
  2014103


作品解説:スケボー少年と、その友人。グラフィティ・アートの趣味を共有するふたりは、大規模なゲリラ・ペインティング企画に参加するが。若者文化のみならず、様々な世代の音楽、そして宗教や政治やジェンダーなど、多様な視点を自由に含み、コロンビアの今を伝えてくるユーモラスで風通しの良い青春映画。               (本映画祭公式サイトよりの引用)

10231445~/251755~/281040~の3回上映

 

カリ出身のルイス・ナビア監督の長編第2作、舞台もカリです。ロカルノ映画祭(スイス)特別審査員賞受賞など他多数受賞しており、TIFF3回上映は異例ではないかな。それだけの魅力を備えているということでしょう。監督の実父や大おばも出演、主役の若者二人ラスとカルビンはアマチュアの中から選ばれました。後日紹介記事をアップいたします。

 

                            

                            (銀ヒョウのトロフィーにキスする監督、ロカルノ映画祭にて)

★ワールド・フォーカス部門

『フラワーズ』ジョン・ガラーニョ/ホセ・マリ・ゴエナガ(スペイン)2014
  バスク語、
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作品解説:差出人不明の花束が毎週届いて戸惑う人妻。建設現場の大型クレーンの操縦席から地上を観察する男。様々な人間模様が巧みに交差し、練られた脚本と端正な映像が見事な感動をもたらす鮮やかなヒューマンドラマ。            (本映画祭公式サイトよりの引用)

10251150~の1回上映

★ラテンビート2014作品紹介③ で紹介しています。922

 


『ヴォイス・オーヴァー』クリスチャン・ヒメネス(チリ≂仏≂カナダ)201496

作品解説30代の姉妹はそれぞれ問題を抱えているが、突然離婚を決意した父親に戸惑い、新たに家族と向き合うはめになる。美しい地方都市を舞台に、4世代が同居する家族が転機を迎える様を、丁寧で繊細なタッチで描いていく秀作。       (本映画祭公式サイトよりの引用)

10252030~/272010~の2回上映

 


★サンセバスチャン映画祭2014 ③「オフィシャル・セレクション」で紹介しています。
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ストーリー、監督、キャストなどを簡単に紹介しています。ヒメネス監督の第3作目、彼の作品はデビュー作『見まちがう人たち』、第2作『盆栽』とすべて本映画祭で上映されるという幸運に恵まれています。プログラミング・ディレクター氏の好みでしょうかね。2回ともQ&Aに出席、地球の反対側から来日しています。

                                    

                                    (主演ソフィア役のイングリッド・イセンセ)