第40回ゴヤ賞2026結果発表*ゴヤ賞2026 ⑧ ― 2026年03月05日 10:26

(ゴヤ賞2026の受賞者全員)
★2月28日、第40回ゴヤ賞2026の授賞式がバルセロナの国際会議センターで盛大に開催されました。ホスト役の総合司会者は、カタルーニャ出身のシンガーソングライターのリゴベルタ・バンデーニと顎髭を白髪染めしたルイス・トサールが務め、予告通り歌って踊って軽快に登場しました。カタルーニャ語、スペイン語、バスク語、英語、手話と言語も多様性に富んでいました。40周年ということで懐かしい過去の名画、受賞作、総合司会者の紹介が挟みこまれ、結果3時間を超す長丁場でした。招待客にはペドロ・サンチェス首相の姿もあり、ゴヤ栄誉賞のゴンサロ・スアレス監督、国際ゴヤ賞受賞者スーザン・サランドン(ニューヨーク1946)の登壇にはスタンディング・オベーションで敬意を表していました。米イスラエルのイラン攻撃には「イラン政府を援助することはない」が、両国の事態を悪化させるだけの迷走に警告を発していた。スペインに2ヵ所ある米軍基地の使用を認めないようです。


(歌って踊って登場したホスト役のリゴベルタ・バンデーニとルイス・トサール)

(AACCE会長フェルナンド・メンデス=レイテ、サンチェス首相、レッドカーペットにて)

(拍手を送るサンチェス首相、隣席にベゴーニャ・ゴメスも・・・)
★結果は以下の通りですが、アラウダ・ルイス・デ・アスアの「Los domingos」が主要部門(作品・脚本・監督・主演女優・助演女優賞の5冠)を制覇、米アカデミー賞の国際長編映画賞と音響賞にノミネートされているオリベル・ラシェの 「Sirāt」は、オリジナル作曲・プロダクション・撮影・編集・美術・録音賞の最多受賞でしたが、監督自身の登壇はありませんでした。会場ではサランドンと隣り合って座っており、インタビューの受け答えも場慣れしたのか実に友好的でした。

(国際ゴヤ賞受賞者スーザン・サランドンと6冠のオリベル・ラシェ)
*第40回ゴヤ賞2026の受賞者一覧(太字受賞者)*
作品賞
「La cena / The Dinner」 製作:クリストバル・ガルシア、リナ・バデネス、
ロベルト・ブトラゲーニョ
「Maspalomas」製作:アンデル・バリナガ=レメンテリア・アラノ、ハビエル・ベルソサ
アンデル・サガルドイ・ムヒカ、フェルナンド・ラロンド、
「Sirāt」 製作:アグスティン・アルモドバル、エステル・ガルシア、オリオル・マイモー、
ハビ・フォント
「Sorda」 製作:アドルフォ・ブランコ、ミリアム・ポルテ、ヌリア・ムニョス・オルティン
◎「Los domingos」(フォルケ賞・フェロス賞受賞作品)
製作:マリサ・フェルナンデス・アルメンテロス、サンドラ・エルミダ・ムニョス、
マヌ・カルボ、ナヒカリ・イピニャ
*プレゼンターは、クララ・セグラを含めて5名

(製作者4名がそれぞれスピーチ、キャスト&スタッフが大勢登壇しました)

(作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞の3冠)

監督賞
アイトル・アレギ、ホセ・マリ・ゴエナガ 「Maspalomas」
カルラ・シモン 「Romería」
オリベル・ラシェ 「Sirat」
アルベルト・セラ 「Tardes de soledad」『孤独の午後』
◎アラウダ・ルイス・デ・アスア 「Los domingos」バッチ右襟
*プレゼンターは、J. A. バヨナ監督、他

新人監督賞
イオン・デ・ソサ 「Balearic」
ジャウマ・クラレト・ムサルト 「Estrany riu / Extraño río」
ジェンマ・ブラスコ 「La furia」
ヘラルド・オムス 「Muy lejos」
◎エバ・リベルタード 「Sorda」(ガウディ賞監督賞受賞)
*プレゼンターは、昨年の作品賞受賞者マルセル・バレナ(El 47)とアランチャ・エチェバリア(La infiltrada)の2人の監督でした。


(エバ・リベルタード、背後にバレナ監督とエチェバリア監督)
オリジナル脚本賞
◎アラウダ・ルイス・デ・アスア 「Los domingos」(フェロス賞受賞者)
*プレゼンターは、昨年の受賞者エドゥアルド・ソラ、他

脚色賞
◎ホアキン・オリストレル、マヌエル・ゴメス・ペレイラ、ヨランダ・ガルシア・セラノ
「La cena」
*プレゼンターは、スペイン映画アカデミー会長の経験者である、元文部大臣で監督兼脚本家のアンヘレス・ゴンサレス=シンデ(2006~09)と監督・脚本家のマリアノ・バロッソ(2018~22)の大物シネアストでした。


(ヨランダ・ガルシア・セラノは欠席)
オリジナル作曲賞
◎カングディング・ライ(カンディン・レイ)「Sirāt」(ガウディ賞オリジナル作曲賞受賞)
*プレゼンターは、俳優でラッパーのエル・ランギ(杖をついて登場)、他


オリジナル歌曲賞
◎「Flores para Antonio」作曲:アルバ・フローレス、シルビア・ペレス・クルス
「Flores para Antonio」監督エレナ・モリナ、イサキ・ラクエスタ
*プレゼンターは、かつてのゴヤ賞新人女優賞受賞者の2人、アンナ・カステーリョは2017年、ラウラ・ワイスマーは昨年貰ったばかりです。受賞者アルバ・フローレスは、亡き父親アントニオについて語り、少しだけ歌も披露しました。


(アルバ・フローレスとシルビア・ぺレス)
主演男優賞
アルベルト・サン・フアン 「La cena」
ミゲル・ガルセス 「Los domingos」
マリオ・カサス 「Muy lejos」
マノロ・ソロ 「Una quita portuguesa」
◎ホセ・ラモス・ソロイス 「Maspalomas」(フォルケ賞・フェロス賞受賞者)
*プレゼンターは、『クリアチューラ Creatura』でゴヤ賞2024助演男優賞ノミネートのアレックス・ブレンデミュール

(アイトル・アレギ&ホセ・マリ・ゴエナガ両監督に感謝のスピーチ)

(ホセ・マリ・ゴエナガ & アイトル・アレギ、レッドカーペットにて)
主演女優賞
アンヘラ・セルバンテス 「La furia」
アントニア・セヘルス 「Los Tortuga」 監督ベレン・フネス *
ノラ・ナバス 「Mi amiga Eva」
スサナ・アバイトゥア 「Un fantasma en la batalla」
◎パトリシア・ロペス・アルナイス 「Los domingos」(フォルケ賞・フェロス賞受賞者)
*プレゼンターは、『死んでしまったら私のことなんか誰も話さない』でゴヤ賞1996主演女優賞を受賞したビクトリア・アブリル、他ノミネートのコレクター。

(大先輩ビクトリア・アブリルからトロフィを受け取る受賞者)

(どうしても涙が止まらない受賞者)

(子供時代の暴力に光を与えた監督に感謝のスピーチをした)
助演男優賞
ミゲル・レリャン 「El cautivo」 監督アレハンドロ・アメナバル
フアン・ミヌヒン 「Los domingos」
カンディド・ウランガ 「Maspalomas」
タマル・ノバス 「Rondallas」 監督ダニエル・サンチェス・アルバロ
◎アルバロ・セルバンテス「Sorda」(ガウディ賞助演男優賞・マラガFF男優賞受賞)
*プレゼンターは、エンリク・アウケル、ミキ・エスパルベ、カルロス・クエバスなど5名、受賞者をもみくちゃにしていました。



助演女優賞
エルビラ・ミンゲス 「La cena」
ミルヤム・ガジェゴ 「Romería」
エレナ・イルレタ 「Sorda」
マリア・デ・メデイロス 「Una quinta portuguesa」
◎ナゴレ・アランブル 「Los domingos」(フェロス賞受賞者)

新人男優賞
フリオ・ペーニャ 「El cautivo」
ウーゴ・ウェセルWelzel 「Enemigos」 監督ダビ・バレロ
ジャン・モンテル・パラウ 「Leo & Lou」
ミッチ・ロブレス 「Romería」
◎アントニオ〈トニ〉・フェルナンデス・ガバレ 「Ciudad sin sueño」監督ギジェルモ・ガロ
*プレゼンターは、ナタリエ・ポサ、ミシェル・ジェンナー、ルイス・トサール


(今宵最も短いスピーチ・ナンバーワンのトニ、25.05秒)
新人女優賞
ノラ・エルナンデス 「La cena」
ブランカ・ソロア 「Los domingos」
エルビラ・ララ 「Los Tortuga」
リュシア・ガルシア 「Romería」
◎ミリアム・ガルロ 「Sorda」
*プレゼンターは、『パンズ・ラビリンス』でゴヤ賞2007新人女優賞を受賞したイバナ・バケロ、他。受賞者が言葉に詰まると、会場から「ガンバッテ」と手話で応じる波がおきました。







衣装デザイン賞
◎エレナ・サンチス 「La cena」
*プレゼンターは、アルトゥーロ・バルス、他


(最速スピーチ、ナンバー3のエレナ・サンチス、34.30秒)
メイクアップ&ヘアー賞
◎アナ・ロペス=プイグセルベル、ベレン・ロペス=プイグセルベル、ナチョ・ディアス
「El cautivo」(『囚われ人』)監督アレハンドロ・アメナバル
*プレゼンターは、「A cambio de nada」のダニエル・グスマン監督と主役を演じたミゲル・エランのコンビでした。



特殊効果賞
◎パウラ・ガリファ・ルビア、アナ・ルビオ 「Los Tigres」


アニメーション賞
◎「Decorado」(フォルケ賞アニメーション賞受賞作品)
アルベルト・バスケス、ホセ・マリア・フェルナンデス・デ・ベガ、他
*全員バッチをつけて登壇した受賞者たち


ドキュメンタリー賞
◎「Tardes de soledad」(ガウディ賞ドキュメンタリー賞受賞)
アルベルト・セラ、ルイス・フェロン、モンセ・トリオラ、ペドロ・パラシオス
*プレゼンターは、女優のフアナ・アコスタとカルメ・エリアス

(サングラスが「うん、ちょとね」のアルベルト・セラ)

(反トランプの受賞者、赤絨毯でも噛みついていました)
イベロアメリカ映画賞
◎「Belén」(アルゼンチン、2025、フォルケ賞ラテンアメリカ映画賞受賞作品)
製作:レティシア・クリスティ、マティアス・モスティリン、ウーゴ・シグマン
監督ドロレス・フォンシ
*プレゼンターは、カルラ・ソフィア・ガスコンとパコ・レオン

(受賞スピーチをするドロレス・フォンシ、右にカルラ・ソフィア・ガスコン)

(レッドカーペットにて)
ヨーロッパ映画賞
◎「Valor sentimental / Sentimental Value」『センチメンタル・バリュー』
(ノルウェー他、2025) 監督ヨアキム・トリアー
*プレゼンターは、ビクトリア・ルエンゴ、他。監督は欠席、配給元のエンリケ・コスタが代理でトロフィを受け取った。

(エンリケ・コスタのスピーチは、27.19秒で最速ナンバー2でした)
短編映画賞
◎「Angulo muerto」(フォルケ賞短編賞受賞作品) 監督クリスティアン・ベテタ
製作:ホセ・ルイス・ランカーニョ、パブロ・ロペス・トーレス
*プレゼンターは、アントニア・サン・フアンとレオノール・ワトリング


(右端は主演のエバ・リョラチ)
短編ドキュメンタリー賞
◎「El Santo」 監督カルロ・ドゥルシ
製作:アダン・アリアガ、カルロ・ドゥルシ、ミゲル・モリナ・カルモナ
*プレゼンターは、白いドレスのシルビア・アブリル、他

(カルロ・ドゥルシ監督)

短編アニメーション賞
◎「Gilbert」 監督アレックス・サル、アルトゥーロ・ラカル、ジョルディ・ヒメネス
*プレゼンターは、アントニア・サン・フアン、レオノール・ワトリング、カジェタナ・ギジェン=クエルボ、シルビア・アブリルなどと豪華版



◎ゴヤ賞2026栄誉賞 ゴンサロ・スアレス
*プレゼンターは、ポルトガルの女優マリア・デ・メデイロス、自身も「Una quinta portuguesa」出演で助演女優賞にノミネートされていました。
*受賞者紹介記事は、コチラ⇒2025年12月25日



(マリア・デ・メデイロスと受賞者)
◎第5回国際ゴヤ賞 スーザン・サランドン(ニューヨーク1946)
*プレゼンターは、スペイン映画アカデミー会長AACCEフェルナンド・メンデス=レイテで、臨席のサンチェス首相に出席の御礼の挨拶を述べていた。第4回はリチャード・ギア、今年もハリウッドスターでした。もの言う異色の女優、強い女性のイメージとはかけ離れた、内気でエレガントな、しかし強固で説得力のある感動的なスピーチをした。ドレスはアルマーニの由。
*「歴史を語る人々と一緒にいられることを光栄に思います。私はスペイン、なかでもバルセロナが大好きです。あなた方の芸術、魅力的な美術館、建造物、料理、人々が大好きです」と、戦争に反対するスペイン首相と国民、それに引きかえ自分の周囲で起きている暴力や残虐行為を比較していました。『テルマ & ルイーズ』の主人公は健在でした。写真のように「パレスティナに自由」のバッチを付けていました。また、カメラが過去のAACCE副会長スシ・サンチェスやノラ・ナバスを追っていたのが、やはり40年の歴史を感じさせ印象的でした。


(AACCE会長からトロフィを受け取る受賞者)


★以上のように、フォルケ賞、フェロス賞、ゴヤ賞と似たり寄ったりの予想通りの結果になりました。ホセ・ラモン・ソロイス、パトリシア・ロペス・アルナイスのように3個のトロフィーを手にした人もいました。今回は直前に米国とイスラエルのイラン攻撃を受けて、「STOP ストップジェノサイド」または「FREE パレスティナに自由」のバッチを思い思いの場所に付けている出席者が大勢目につきました。ガザ爆撃が始まった2024年の授賞式とは比較にならないほどの参加者でした。
★ゴヤ賞ガラの総合司会を一人で3回もこなしたバルセロナ生れのロサ・マリア・サルダの紹介で始まった点鬼簿コーナーでは、この1年間で多くの映画人が鬼籍入りしました。ベレン・アギレラの ”Si te vas” をバックに、エクトル・アルテリオ、セルソ・ブガチョ、ベロニカ・エチェギなどが映しだされ、個人的にも或る感慨にふけりました。女優だけでなくコメディアンの実力を遺憾なく発揮したスペイン映画史に残るサルダの懐かしい映像に見入ってしまいました。
★視聴率26パーセント、最近5年間では最高、ホストの二人も面目を施した。疲れも吹き飛んだことでしょう。参加者の多くが戦争反対を表明した授賞式となりました。

(衣装を変えてフィナーレに登場したリゴベルタとトサール)
第29回マラガ映画祭ノミネート発表*マラガ映画祭2026 ① ― 2026年03月09日 13:43
セクション・オフィシアル――スペイン映画12作、ラテンアメリカ映画10作

★今年はゴヤ賞ガラが約1ヵ月遅かったこともあって、既に全容が発表になっているマラガ映画祭(3月6日~16日)のアップが遅れてしまいました。セクション・オフィシアルが22作、うちスペインが12作、メキシコ、アルゼンチンなどラテンアメリカ諸国が10作です。アウト・オブ・コンペティションの21作は2作以外スペイン映画です。期間中に全セクションで263作が上映される予定です。他に大賞マラガ-スール賞(ロッシ・デ・パルマ)以下の特別賞、審査員団、特別上映などが発表になっています。一応セクション・オフィシアルのノミネート作品のタイトル・監督・脚本家・キャストを列挙しておきます。新人登竜門の映画祭とはいえ、昨今ではオープニング作品のマリヤム・トゥザニの「Calle Málaga」のように、既に国際映画祭巡りをしているベテラン勢が増加しています。最もオープニング作品はコンペティション部門ですがグランプリ受賞は先ずないでしょう。
*第29回マラガ映画祭2026セクション・オフィシアル作品(スペイン)*
1)「Calle Málaga」(モロッコ=西=仏=ベルギー=独)2025年、116分
オープニング作品
監督:マリヤム・トゥザニ(Maryam Touzani、1980、モロッコ、タンジール)、モロッコの映画監督、脚本家、女優。2019年、「Adam」(邦題『モロッコ、彼女たちの朝』)で長編デビューする。2作目『青いカフタンの仕立て屋』(22、「Le bleu du caftan」)、両作ともカンヌFF「ある視点」に出品、後者でFIPRESCI賞を受賞し、米アカデミー賞モロッコ代表作品になった。新作「Calle Málaga」が3作目、スペイン語・アラビア語、ドラマ、116分。ベネチアFF2025、トロント、チューリッヒ、バンクーバー、BFIロンドン、シカゴなどの国際映画祭上映作品、他多数。
脚本:ナビル・アユチ、マリヤム・トゥザニ
キャスト:カルメン・マウラ(マリア・アンヘレス)、マルタ・エトゥラ(娘クララ)、アーメド・ブーラン(アブスラム)、マリア・アルフォンサ・ロッソ(ホセファ)、ミゲル・ガルセス、他多数


2)「Altas capacidades / Better Class」(スペイン=ウルグアイ)2025年、101分
監督:ビクトル・ガルシア・レオン、共同脚本:ボルハ・コベアガ、ビクトル・ガルシア・レオン
製作:Buena Pinta Media / Think Studio / Sayaka Producciones / Altas capacidades Película
キャスト:マリアン・アルバレス、イスラエル・エレハルデ、フアン・ディエゴ・ボット、ナタリア・レイェス、ピラール・カストロ、スソ・ナンクラレス


3)「Después de Kim」(スペイン)2025年、107分
監督&脚本:アンヘレス・ゴンサレス=シンデ
製作:Después de Kim AIE / Voramar Films / Tornasol Media
キャスト:アドリアナ・オソレス、ダリオ・グランディネッティ、グロリア・マルチ、ケビン・ブランド、ロヘル・アランダ、クリスティナ・ローゼンヴィング


4)「Corredora」(スペイン)2026年、96分
監督&脚本:ラウラ・ガルシア・アロンソ
製作:Distinto Films / Elastica Films / Dos Soles Media
キャスト:アルバ・サエス、マリナ・サラス、アレックス・ブレンデミュール


5)「Iván & Hadoum」(スペイン=ドイツ=ベルギー)2026年、101分、長編デビュー作
監督&脚本:イアン・デ・ラ・ロサ、ドイツ出身の監督だがスペイン語で撮っている。ベルリン映画祭初監督テディ賞受賞。
製作:Avalon / Pecado Films / Vayolet Films / Iván & Hadoum AIE / Port au Prince Films / Saga Film、他
キャスト:シルベル・チコン(イバン)、エルミニア・ロ・モレノ(アドゥム/ハドゥムHadoum)、ウルスラ・ディアス・マンサノ(アンパロ)、エスペランサ・グアルダド(カルメン)、ニコ・モントーヤ(マヌエル)、他
★受賞結果:銀のビスナガ審査員特別賞、男優審査員特別メンション(シルベル・チコン)、銀のビスナガ脚本賞(イアン・デ・ラ・ロサ)


6)「La buena hija / The Good Daughter」(スペイン)2025年、101分、長編2作目
監督&脚本:フリア・デ・パス(バルセロナ1995)、ESCAC監督科卒、デビュー作「Ama」(21)はマラガFFプレミア上映、ゴヤ賞、フェロス賞ノミネート。2024年TVシリーズ、アラウダ・ルイス・デ・アスアの「Querer」の共同クリエーター。
製作:Astra Pictures / Avalon / Krater Films / Harta la Película AIE
キャスト:キアラ・アランシビア、ジャネット・ノバス、フリアン・ビリャグラン、ペトラ・マルティネス


7)「Lapönia」(スペイン)2025年、89分
監督&脚本:ダビ・セラーノ(監督、脚本家、製作者、劇作家)、エミリオ・マルティネス=ラサロ監督がマラガFF2002で金のビスナガを受賞した「El otro lado de la cama」の脚本を手掛けている。
製作:The Mediapro Studio
キャスト:ナタリア・ベルベケ(モニカ)、フリアン・ロペス、アンヘラ・セルバンテス(ヌリア)、ブランカ・ラミレス、ヴェビョルン・エンガー


8)「Mala bèstia」(スペイン)2025年、94分、長編デビュー作
監督&脚本:バルバラ・ファレ(脚本家、監督、製作者)2016年ESCAC卒、
製作:Mimosa Produce / Sumendie Filmak / Lagrima Films / Kabak Films Studio
キャスト:イリア・デル・リオ、ロジェール・カザマジョール、マリア・シュヴィンゲン


9)「Mi querida señorita / My Dearest Señorita」(スペイン)2026年、112分
監督:フェルナンド・ゴンサレス・モリーナ、脚本アラナ・S・ポルテロ
製作:Suma Contento
キャスト:エリザベス・マルティネス、アンナ・カステーリョ、パコ・レオン、ナゴレ・アランブル、マヌ・リオス、エネコ・サガルドイ、ロラ・ロドリゲス、他


10)「Pioneras. Solo querían jugar」(スペイン=ポルトガル)2025年、106分、長編3作目
監督&脚本:マルタ・ディアス・デ・ロペ・ディアス、ESCAC監督科卒、2018年デビュー作「Mi querida cofradia」がマラガFF観客賞ほか受賞、共同脚本:セビナ・ゲーラ、1970年代初め、女子のスポーツは禁じられていたが、ある女子高サッカー・クラブを舞台にした女子サッカーの歴史が語られる。
製作:Cine365Film / NadieEs Perfecto / Ciudadano Ciskul / Bando A Parte / Pioneras La Película AIE
キャスト:ソフィア・デ・イスナハル、ブルナ・ルカダモ、ダニエル・イバニェス、アイシャ・ビリャグラン、ノラ・オチョテコ、他多数
★受賞結果:銀のビスナガ観客賞


11)「Pizza Movies」(スペイン)2026年、95分、長編4作目
監督:カルロ・パディアル、監督、脚本家、作家、2012年デビュー作「Mi Loco Erasmus」、TVシリーズも手掛けている。共同脚本:カルロ・パディアル、カルロス・デ・ディエゴ、デシレ・デ・フェス
製作:
キャスト:ジュディット・マルティン、ベルト・ロメロ、ジョセップ・セギ、ルベン・ヒメネス、レオン・マルティネス、ブルナ・クシ、ホアキン・レジェス、ラウル・アレバロ、タマル・ノバス、ミゲル・ノゲラ、他多数


12)「Yo no moriré de amor / I Won’t Die for Love」(スペイン)2026年、94分、デビュー作
監督&脚本:マルタ・マトゥテ
製作:Solita Films / Erastica Films / Saga Film
キャスト:フリア・マスコルト、ソニア・アルマルチャ、トマス・デル・エスタル、ラウラ・ワイスマー、ギジェルモ・ベネト
★受賞結果:金のビスナガ作品賞(スペイン映画部門)、銀のビスナガ「ACマラガ・パラシオホテル」女優賞(フリア・マスコルト)、銀のビスナガ助演男優賞(トマス・デル・エスタル)


★以上がスペイン映画の12作です。映画祭の大賞マラガ-スール賞も3月7日、セルバンテス劇場にロッシ・デ・パルマを迎えて授与式が行われました。プレゼンターは、昨年の受賞者カルメン・マチ以下、監督、脚本家、女優のマベル・ロサノ、本賞2023受賞者ブランカ・ポルティージョ、受賞者の娘、女優のルナ・リオネでした。キャリア紹介の予定です。
第29回マラガ映画祭ラテンアメリカ映画ノミネート*マラガ映画祭2026 ② ― 2026年03月12日 11:09
セクション・オフィシアル――ラテンアメリカ映画10作

★ラテンアメリカ映画部門は、メキシコを中心にアルゼンチン、チリ、珍しくペルー、ボリビア、キューバの作品がノミネートされています。映画祭も既に終盤に入りましたが、作品名、監督、製作、キャストなどのデータをアップします。アルゼンチン出身だがメキシコで活躍しているパウラ・マルコビッチ、ペルーのベテラン監督フランシスコ・J・ロンバルディ、俳優として知名度のあるメキシコのダニエル・ヒメネス・カチョとキューバのホルヘ・ぺルゴリアなどが選ばれており、後半に上映が予定されている作品が多い。
*マラガ映画祭2026セクション・オフィシアル作品(ラテンアメリカ)*
1)「Ángeles」(メキシコ=アルゼンチン)2025年、93分、長編5作目
監督&脚本:パウラ・マルコビッチ(ブエノスアイレス1968)、監督、脚本家、作家。デビュー作「El premio」は自伝的要素の濃い映画でベルリン映画祭2011でプレミアされ、アリエル賞、ハバナやリマの映画祭で作品賞を受賞している。新作はモレリア映画祭2025で既にプレミアされている。
製作:Cuevas de Altamira Producciones / Isla Bonita Films / Gualicho Cine / Disruptiva Films 他
キャスト:アンヘレス・プラダル(アンヘレス14歳)、アビアン・ヴァインスタイン(ダビ)、イサベリャ・ラミレス
★受賞結果:審査員特別メンション女優賞(アンヘレス・プラダル)


2)「El corazón del lobo」(ペルー)2025年、99分
監督:フランシスコ・J・ロンバルディ、ラテンアメリカで有名なシネアストの一人、既に17作を監督しており、サンセバスチャン、モレリア、カンヌ、ベルリン、トロントなど国際映画祭の受賞者、2014年文化国民賞を受賞している。共同脚本:フランシスコ・J・ロンバルディ、アウグスト・カバダ。紹介記事を予定しています。
製作:La Soga Producciones
キャスト:ビクトル・アクリオ・シチャ、ハレド・ビセンテ・サンチェス、シルバナ・ディアス・ゴイコチェア、ラウル・ラミレス・ベルガラ、マルティン・マルティネス・ゴンサレス、他多数


3)「El guardián」(メキシコ=スペイン)2025年、102分、長編デビュー作
監督&脚本:ヌリア・イバニェス、監督、脚本家、メキシコの映画センターCCCで学んだ。ドキュメンタリー映画3作の評価は高い。新作はモレリア映画祭2025でプレミアされ、オペラ・プリマ賞を受賞している。
製作:Miss Paraguay produccionas / Palomo Negra / Solita Films
キャスト:バシリオ・モンカダ・エルナンデス、ヘラルド・トレホルナ、ホルヘ・アブラハム・フエルテ、アンドレア・ララ、ホセ・ミサエル・ムリーリョ、ミゲル・アンヘル・アルセ、他多数


4)「El jardín que soñamos / The Garden We Dreamed」(メキシコ)2026年、102分、3作目
監督&脚本:ホアキン・デル・パソ(メキシコシティ1986)、監督、撮影監督、脚本家、製作者。キューバの映画テレビ学校とポーランドの国立映画学校で学んだ。2016年デビュー作「Maquinaria Panamericana」は、ベルリン映画祭フォーラム部門でプレミアされ、グアダラハラ映画祭メスカル賞、FIPRESCI賞、モンテレイFFメキシコ映画賞、アリエル賞2017オリジナル脚本賞など受賞歴多数。第2作「El hoyo en la cerca」は、ベネチア映画祭2021オリゾンティ部門ノミネート、カイロ映画祭2021金のピラミッド賞などを受賞している。新作はベルリンFFパノラマ部門ノミネート。
製作:Amondo Cine / Carcava Cine
キャスト:ネヘミエ・バスティン、ルス・アイチャ・ピエール・ネルソン、フォースタン・ピエール、キマエレ・ホリー・プレビレ、カルロス・エスキベル
★受賞結果:金のビスナガ作品賞(イベロアメリカ映画)、銀のビスナガ監督賞(ホアキン・デル・パソ)、銀のビスナガ撮影賞(ギョクハン・ティリヤキ)


5)「Hangar Rojo」(チリ=アルゼンチン=イタリア)2026年、81分、モノクロ、デビュー作
監督:フアン・パブロ・サラト、監督、製作者、脚本家、制作会社Villano Produccionesの設立者。2010年ドキュメンタリー「Ojos Rojos」はチリ映画史上、最も見られた映画の一つ。TVシリーズも手掛けており、ジャーナリズム賞、アルタソル賞など受賞している。新作は「もう一つの9.11」と称される1973年9月11日、軍事クーデタが起きたサンティアゴが舞台です。ベルリンFFペルスペクティブ部門上映、劇映画長編デビュー作。脚本:ルイス・エミリオ・グスマン
製作:Villano Producciones / Brava Cine / Rain Dogs / Caravan / Berta Film / TVN
キャスト:ニコラス・サラテ、ボリス・ケルシア、マルシアル・タグレ、カタリナ・ストゥアルド、アロン・エルナンデス、フランシスコ・カラスコ、フアン・カノ
★受賞結果:銀のビスナガ男優賞(ニコラス・サラテ)、銀のビスナガ編集賞(バレリア・エルナンデス、セバスティアン・ブラム)、批評家審査員銀賞(フアン・パブロ・サラト)、銀のビスナガ「エル・パイス」観客賞(フアン・パブロ・サラト)


6)「Juana」(メキシコ)2025年、101分、デビュー作
監督:ダニエル・ヒメネス・カチョ、俳優、監督、イベロアメリカの映画、テレビ、舞台で活躍する最も重要な俳優、アルフォンソ・キュアロン、ペドロ・アルモドバルなどとコラボしている。60作以上に出演している。TVシリーズ「Cronica de castas」(14)を手掛けている。共同脚本:エンマ・ベルトラン。デビュー作は、モレリア映画祭コンペティション部門、エストニアのタリン・ブラックナイツFFノミネート。新聞社で働く40代のジャーナリストのフアナは、女性殺害事件に関する古い調査をするなかで、過去のトラウマに直面する。
製作:Talipot Studio / North Films / Redrum Post / Cactus Film & Video
キャスト:ディアナ・セダノ(フアナ)、マルガリータ・サンス(アメリア)、アルトゥーロ・リオス(ラモン)、アントニオ・フォルティエル(アルマンド)、ナイレア・ノルビンド(アドリアナ・ヌニェス)、アンヘレス・クルス(ナネット)


7)「La mujer de la fila / The Woman in the Line」(アルゼンチン)2025年、105分
監督:ベンハミン・アビラ、監督、脚本家、「Infancia Clandestino」(カンヌFF2011)のような作家性の強い作品を撮っており、新作と同じナタリア・オレイロを起用している。国際映画祭巡りをして受賞歴多数。共同脚本:ベンハミン・アビラ、マルセロ・ミューラー。本作は実話に基づいている。18歳になる息子が冤罪で刑務所に収監されたことで、母親は息子の自由のため闘います。マルティン・フィエロ監督賞、主演女優賞(ナタリア・オレイロ)を受賞している。
製作:Mostra Cine / Buffalo Films / Diving Media
キャスト:ナタリア・オレイロ(アンドレア)、アンパロ・ノゲラ(ラ・ベインティドス)、アルベルト・アンマン(アレホ)、フェデリコ・ハインリッヒ(グスタボ)、マルセラ・アクーニャ(コカ)、リデ・ウランガ(アリシア)、ルイス・カンポス(エミリオ)、ベンハミン・アビラ(サンティリャン)、他多数


8)「La hija Cóndor / The Condor Daughter」(ボリビア=ペルー=ウルグアイ)2025年、
109分、2作目
監督&脚本:アルバロ・オルモス・トリコ、脚本家、監督、製作者、BoliviaCine の創設者。2011年ドキュメンタリー作家としてスタート、2018年、長編フィクション「Wiñay」を撮る。他にアレハンドロ・キロガの「Los de Abajo」などの製作を手掛けている。新作が第2作目になる。若いケチュアの助産師見習いクララの夢は、都会に出て歌手になることだった。言語はケチュア語とスペイン語。
製作:Empatia Cinema / Ayara Producciones / La mayor Cine
キャスト:マリア・マグダレナ・サニソ、マリソル・バジェホス・モンターニョ、ネリー・ワイタ
★受賞結果:銀のビスナガ助演女優賞(マリア・マグダレナ・サニソ)、銀のビスナガ音楽賞(セルヒオ・プルデンシオ、マルセロ・ゲレーロ)


9)「Mil pedazos」(チリ=スペイン=アルゼンチン)2025年、90分
監督:セルヒオ・カストロ=サン・マルティン、チリの監督、脚本家、製作者、ドキュメンタリーやTVシリーズを手掛ける。2015年長編フィクション「La mujer de barro」はベルリンFFでプレミアされ、トゥールーズ、モントリオール、ウェルバ、BFIロンドン、エルサレムほか国際映画祭巡りをした。共同脚本:セルヒオ・カストロ=サン・マルティン、マラ・ペスシオ
製作:Latente films / Amore Cine / Maluta films / Panes Contenidos / Bikini films / Inaudita
キャスト:パオラ・ジャンニーニ、ダニエル・ムニョス(ミゲル)、エミリア・ロドリゲス、フランシスコ・ペレス・バンネン、ヒメナ・マルティン、アンドレア・ロメロ


10)「Neurótica anónima」(メキシコ=キューバ)2025年、96分
監督:ホルヘ・ぺルゴリア・ロドリゲス(ハバナ1965)、俳優、監督、脚本家。『苺とチョコレート』(93)で華々しく国際舞台にデビューした、イベロアメリカを代表するシネアスト、キューバの現代社会の矛盾をテーマにしたドキュメンタリーや映画を撮りつづけている。長編デビュー作「Afinidades」(マラガFF2010,ウラジミル・クルスとの共同監督)、「Fátima o el Parque de la Fraternidad」(ハバナFF2014)など。共同脚本:ミルタ・イバラ、ホルヘ・ぺルゴリア。アルコール依存症の夫と暮らす高齢の女性は、辛い現実から逃れるために30年間働いてきた映画館の閉鎖に直面してメンタルな危機に陥る。女性の再生が語られる。共同執筆者のミルタ・イバラが主役を演じる。
製作:Itaca Films Mexico / Audiovisuales ICAIC
キャスト:ミルタ・イバラ、ロベルト・ペルドモ、ジョエル・アンヘリノ、オスバルド・ドイメアディオス、アンドレア・ドイメアディオス、カルメン・ルイス、ダニエル・トリアナ、ジョルディ・モレホン


★以上10作、女性監督が2人は少し寂しい。
特別賞マラガ―スール賞にロッシ・デ・パルマ*マラガ映画祭2026 ③ ― 2026年03月19日 11:10
特別賞の大賞マラガ―スール賞は女優のロッシ・デ・パルマ

★マラガ〈特別賞〉は、マラガ―スール賞を含めて、レトロスペクティブ賞、才能賞、リカルド・フランコ賞、ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞の5賞、それに栄誉賞を含めると6賞となります。今年は紹介が後手に回っておりますが一応アップしておきます。大賞のマラガ―スール賞の受賞者は地中海を眼下にした遊歩道アントニオ・バンデラス通りに手形入りの記念碑を建ててもらえます。マラガ生れのバンデラスはマラガの〈名誉市民〉で、映画祭にも資金を提供しています。今回建ててもらえるのは、スペインの女優ロッシ・デ・パルマです。
★ビスナガ栄誉賞にはウルグアイの女優で歌手のナタリア・オレイロが選ばれ、3月13日に感動的な授与式がありました。今回は他に、アルゼンチンのマリアノ・コーンとガストン・ドゥプラットの監督デュオ、昨年12月に死去したヒホン、セビリア、バジャドリードなど各映画祭のディレクターを歴任したホセ・ルイス・シエンフエゴスを偲んでオマージュが捧げられました。今回は数が多いので、先ず特別賞5賞を駆け足でアウトラインをアップしておきます。
*マラガ映画祭2026特別賞*
◎マラガ―スール賞(スール紙とのコラボ)
ロッシ・デ・パルマ(パルマ・デ・マジョルカ1964)、スペインの女優、モデル、歌手と多才。アルモドバルに映画出演を口説かれてデビューしたのが『欲望の法則』、以来アルモドバルのミューズの一人、『キカ』と『私の秘密の花』でゴヤ賞にノミネートされている。スペイン映画だけでなく、英語、フランス語、カタルーニャ語に堪能で、ロバート・アルトマン、パトリス・ルコンテ、テリー・ギリアム、カリム・ドリディなど国際的に著名な監督のもとで仕事をしており、ドリディの「Hors Jeu」の演技により、ロカルノ映画祭1998特別女優賞を受賞している。他にアマンダ・スターズの英仏西語が飛びかう『マダムのおかしな晩餐会』主演で、フロリダ州のガスパリラ映画祭2017の国際演技賞を受賞している。本作については当ブログにアップしています。

★授与式は3月7日、ペドロ・アギレラの「Día de caza」(25)が上映されました。本作はカルロス・サウラの名作と言われる「La caza」(65)の女性版、カルメン・マチ、ブランカ・ポルティージョなど豪華キャスト、公開を期待しています。部分的にキャリア紹介しておりますが、追って授与式の模様も交えてキャリア&フィルモグラフィーの紹介記事を予定しています。

(自身の手形に手を添える受賞者、バンデラス通りに建てられた記念碑、3月7日)
◎レトロスペクティブ賞-マラガ・オイ(マラガ・オイ紙とのコラボ)
フランシスコ・ロンバルディ(ペルーの監督、タクナ1949)、アルゼンチンのサンタフェ映画学校で学ぶ。長編デビュー作「Muerte al amanecer」(76)が海外で注目され、ロカルノ映画祭1997エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンションを受賞、ハバナやカルタヘナの映画際で上映された。代表作はマリオ・バルガス⋍リョサの同名小説を映画化した『都会と犬達』が、カンヌ映画祭1985併催の「監督週間」にノミネート、サンセバスチャン映画祭では銀貝監督賞を受賞した。ほか『ライオンの棲みか』(88)、『豚と天国』はモントリオール映画祭1990アメリカ部門のグランプリを受賞した。本祭で「El corazón del lobo」(25)がノミネートされているので、新作紹介を兼ねて別途にアップを予定しています。

★3月12日、セルバンテス劇場にて、授与式進行役は女優のエリサ・スルエタ、受賞者は友人や仲間に囲まれて、ラテンアメリカ映画について語りました。ラテンアメリカ諸国とのコラボを推進する製作者のヘラルド・エレーロ、代表作の『ライオンの棲みか』や『豚と天国』をプロデュースした。同プロデューサーのマリエラ・ベスイエフスキー、ペルーとの合作映画「No se lo digas a nadie」や「Tinta roja」に主演したスペイン女優ルシア・ヒメネス、新作の撮影監督テオ・デルガド、同じく新作の製作者グスタボ・サンチェスが登壇しました。受賞者は最後に自身を支えてくれた家族に感謝しました。

(受賞スピーチするレトロスペクティブ賞受賞者、3月12日)
◎マラガ才能賞-マラガ・オピニオン(マラガ・オピニオン紙とのコラボ)
アラウダ・ルイス・デ・アスア(バラカルド1978)、スペインの監督、脚本家。デウスト大学では英文学を専攻、映画はマドリード映画学校 ECAM で学んだ。長編デビュー作「Cinco lobitos」はベルリン映画祭2022パノラマ部門にノミネート、続くマラガ映画祭セクション・オフィシアルでいきなり金のビスナガ作品賞ほか7冠の快挙、第2作はロマンティック・コメディが『だから、君なんだ』の邦題でNetflixで配信されている。3作目「Los domingos」がゴヤ賞ほか受賞ラッシュとなり、当ブログでも度々登場させていますから割愛しますが、TVシリーズ「Querer」(24、4話)も受賞歴を誇り、既に文化省が選考母体の「金のメダル芸術功労賞」を受賞しており、目が離せない。
*「Cinco lobitos」の作品紹介は、コチラ⇒2022年05月14日/同年12月13日
*「Los domingos」の作品とキャリア紹介記事は、コチラ⇒2025年07月27日
*「Querer」の紹介記事は、コチラ⇒2024年10月09日

★授与式は3月8日、セルバンテス劇場にて、進行役の女優ノエミ・ルイスが務め、映画仲間や友人たちが駆けつけました。ECAMで知り合ったというフィルム編集者のアンドレス・ジル、脚本家のエドゥアルド・ソラ、「Cinco lobitos」の主役を演じたライア・コスタ、「Querer」や「Los domingos」でタッグを組んだナゴレ・アランブル、それぞれゴヤ賞、フォルケ賞、フェロス賞の受賞者たち、思い思いに受賞者の豊かな力量と魅力、ほかの人を魔法にかけて巻き込んでしまう稀有な才能について語り、才能賞受賞が相応しいシネアストであることを印象づけました。


(受賞スピーチをするルイス・デ・アスア、3月8日)
◎リカルド・フランコ賞(スペイン映画アカデミーとのコラボ)
マヌエラ・オコン・アブルト(ウエルバ1973、製作者)、スペインでもっとも確固たる、かつ認知度の高い映画製作者の一人、1996年以来およそ30年に及ぶキャリアの持ち主である。複雑なプロジェクトを運営する映画製作者としてプロフェッショナルな地位を築いてきている。20作以上の長編、テレビ・シリーズなど、カテゴリーを問わず手掛けている。カルロス・サウラ(98、『ボルドーのゴヤ』)やフェルナンド・フェルナン=ゴメス(99、「Lazaro de Tormes」)のような主要な監督のもとでスタートした後、アルベルト・ロドリゲスとの出合いが決定的、さらにマテオ・ヒル(99、『パズル』)、サンティアゴ・アモデオ(05、「Cabeza de perro」)、アナ・ロサ・ディエゴ、パコ・バニョスといった監督たちと結びつき、同時代の製作者の視点からアンダルシア及びスペイン映画の展望を再生することに貢献しています。

★主な受賞歴:2015年ACECANホセフィナ・モリーナ賞、2016年、実在のスパイを主人公にしたアルベルト・ロドリゲスの『スモーク・アンド・ミラーズ』でACECANプロダクション賞、ウエルバ・イベロアメリカFFライト賞、同監督の「Modelo 77」でゴヤ賞2023プロダクション賞、アンダルシア映画アカデミーのカルメン賞を受賞しています。ほかノミネートは多数あり、なかでもロドリゲスのフィルム・ノワール『グループ 7』でゴヤ賞2013、公開された『マーシュランド』もゴヤ賞2014でノミネートされています、「La Peste」(17~19、12話)などTVシリーズも手掛けています。作品紹介は、ロドリゲス監督のフィルモグラフィーで紹介しています。
*『マーシュランド』の紹介記事は、コチラ⇒2015年01月24日
*『スモーク・アンド・ミラーズ』の紹介記事は、コチラ⇒2016年09月24日
★授与式は3月10日、アカデミー会長フェルナンド・メンデス=レイテがプレゼンター、監督アルベルト・ロドリゲス、製作者ベレン・サンチェス、ゲルバシオ・イグレシアス、キャスティング監督エバ・レイラ・イ・ヨランダ・セラノなどが登壇した。


(授与式、3月10日)
◎ビスナガ・シウダ・デル・パライソ賞
ビクトリア・ベラ(マドリード1953)、映画、舞台、テレビ女優。4歳でクラシック・バレエを学び始め、当時マドリードを拠点にしていたデンマークのバレリーナで教師でもあったカレン・タフトのバレエ学校やコペンハーゲン歌劇場の演出家レイフ・オルベングのもとで技術を学んだ。13歳からウィリアム・レイトンやミゲル・ナロスの学校でスタニスラフスキー・メソッドを学び、ブレヒトの『第三帝国の恐怖と悲惨』で舞台デビュー、マガジャネス小劇場で活躍する。『アンネの日記』の主役に抜擢され、これが本格的なキャリアの始りとなった。

(エレガントで誠実な女優ビクトリア・ベラ)
★映画デビューは、TVシリーズに出演していた70年代初め、ペドロ・マッソの「Las adolescentes」(76)で女学生役で主演、『新・青い体験』で公開されている。ほかにセバスティアン・ダルボの「Acosada」(85)やハビエル・アギレの「La diputada」(88)に主演する。代表作は、『黄昏の恋』でスペイン初のオスカー監督となったホセ・ルイス・ガルシが、アカデミー賞ノミネート3回目となる「Asignatura aprobada」(87)、ベルリン映画祭1989に出品されたフランシスコ・ロドリゲス・フェルナンデスのサスペンス「Testigo azul」などに主演している。米、イタリア、メキシコなどの合作映画に出演していることもあって、アンソニー・クイン、ピーター・フォンダ(G・ニコラス・ハエックの『ファミリー・エキスプレス』90、BS放映)、アリス・クーパー(クライド・アンダーソンのホラー『モンスター・ドッグ』86、ビデオ)などと共演している。
★TVシリーズでは、ブラスコ・イバニェスの小説をベースにした人気ドラマ「Cañas y barro」(78、6話)でブレイクし、金のテレプログラマを受賞した。「El jardín de Venus」(83、4話、助演)、「Ninette y un señor de Murcia」(84、8話、主演)、イタリアの「Quattro piccole donne」(90)など海外のTVシリーズにも出演、さらに自身の作品「Dame un beso」を監督、プロデュースしている。舞台女優としては、ギリシャ悲劇から前衛派のファスビンダーまで幅広く、オスカー・ワイルド、スペインの劇作家バジェ=インクラン、ベニート・ペレス・ガルドス、ミゲル・ミウラなどの作品に出演しています。優雅さと誠実さを兼ねそなえ、フランコ体制が終焉した民主主義移行期に活躍した〈移行期のミューズ〉と称され、映画と舞台を支配した女優です。


(セルバンテス劇場での授与式、3月9日)
★授与式は、3月9日、セルバンテス劇場にて、アリシア・ロマイ(ジャーナリスト)、セバスティアン・ダルボ(監督)、マヌエル・フランシスコ・レイナ作家が登壇しました。受賞者は国際的な映画に主演できたこと、撮影中に出会った俳優アンソニー・クインの優しさを称賛した。「疲労困憊しているときにみんなをチェスに誘って、自分の人生やフェリーニの映画について語ってくれ、とても素晴らしい友情を示してくれた」と回想した。またアリシア・ロマイは「大女優というだけでなく、自由で本物の女性でもあるベラを今宵祝えることが重要です」とスピーチした。受賞者は「パライソの都市マラガにいる幸せを感謝する」とスピーチを締めくくった。
第29回マラガ映画祭ビスナガ栄誉賞*マラガ映画祭2026 ④ ― 2026年03月24日 11:40
マラガ映画祭ビスナガ栄誉賞はナタリア・オレイロが受賞

★映画祭は、金のビスナガにマルタ・マトゥテの「Yo no moriré de amor」(スペイン)とホアキン・デル・パソの「El jardíin que soñamos」(イベロアメリカ)が受賞して終了していますが、前回に続いてマラガの特別賞としてマラガ栄誉賞ほかをアップいたします。栄誉賞も年々若返りして現役受賞者が増加しています。
◎ビスナガ栄誉賞
ナタリア・オレイロ(女優、歌手、モデル、衣装デザイナー、クリエーター、ユニセフの親善大使、愛称ナティ)、1977年ウルグアイのモンテビデオ生れ、1994年アルゼンチンに帰化して、両国とロシアの国籍を持つ。銀のコンドル3回受賞のベテラン女優、両国で活躍しています。TVシリーズ「Sos mi vida」(アルゼンチン06~07)は、52ヵ国で放映されるなどの成功で、主役を演じたオレイロは〈テレノベラの女王〉と称されました。

★映画の代表作として、エドゥアルド・ミグノグナの「Cleopatra」(03)、マルティン・サストレの「Miss Tacuarembó」(10、イリス女優賞受賞)、ベンハミン・アビラの「Infancia Clandestino」(12、銀のコンドル、スール賞受賞)、ルシア・プエンソの「Wakolda」(13、銀のコンドル受賞、プラチナ賞・スール賞ノミネート)、ロレナ・ムニョスの「Gilda, no me arrepiento de este amor」(16、銀のコンドル、スール賞、プラチナ観客賞受賞)、本祭ノミネートの新作、ベンハミン・アビラの「La mujer de la fila」(25)、マリア・ラウラ・ベルチ&ラウラ・チアブランドの「La noche sin mí」(25)などが挙げられる。映画賞のプレゼンターとして、ウルグアイのプンタ・デル・エステで開催された第3回イベロアメリカ・プラチナ賞2016にサンティアゴ・セグラと、翌2017年にマドリードで開催されたおりにも連続で総合司会を務めています。当ブログでは「Wakolda / The German Doctor」(『ワコルダ/見知らぬ医師』)をアップしています。
★授与式は3月13日、セルバンテス劇場にて、総合司会者は女優エリサ・スルエタによって進行され、受賞者が「あらゆるタイプの登場人物、ジャンル、フォーマットで輝かしい足跡を残している」ラテンアメリカを代表する女優の才能を紹介しました。お祝いに馳せつけた、ロレナ・ムニョス監督、キャスティングディレクターで監督のマリア・ラウラ・ベルチ、監督ベンハミン・アビラ(アルゼンチン)の3人が登壇、それぞれ出遭いと受賞者の才能を語りました。



★1996年交通事故で急死したアルゼンチンの歌姫ヒルダのビオピック「Gilda, no me arrepiento de este amor」でタッグを組んだロレナ・ムニョス監督は、受賞者が出演したタイトルを織り交ぜながら次のように語りかけた。「ナティ、あなたはありそうな多くの人生を演じてきた(“Las vidas posibles”)。最初の結婚で母親になり(”Mi primera boda ”)、ほとんど疲れ切って(“Casi muerta”)、息ができなくなった("Asfixiados")。キャンプに出掛け(“Campamento con mamá”)、声のしない夜を過ごし(“La noche sin mí”)、そして行列に並ぶ最初の女性になった(“La mujer de la fila”)。そんなあなたが大好きよ」と。

(フォトコールにて)

(ファンサービスも怠らないナタリア・オレイロ、レッドカーペットにて)
★デビュー作「La noche sin mí」を監督したマリア・ラウラ・ベルチは、演技者としてのオレイロの感受性や義務を強調した。「私は創作の過程をナタリアと一緒にできたことを幸運に思います。「Infancia Clandestino」の最初の日に彼女に会って、その魅力の虜になりました。仕事に対する大きな愛、感性、誠実さなどです。緻密な視点とカメラの後方にいる私たちに対する配慮を決して忘れなかった」と。最後にベンハミン・アビラもオレイロとの出遭いについて語った。「Infancia Clandestino」の最初の打ち合わせに彼女の家に赴くと、既に台本を深く読み込んでいて、登場人物だけでなく物語の要点についても充分理解していた。「私の目の前にいる人の素晴らしさに直ぐ気づいた。あなたには常に皆をリラックスさせる人徳がある」と受賞者に語りかけた。
*『ワコルダ/見知らぬ医師』の紹介記事は、コチラ⇒2013年10月23日

(スピーチした監督たちに囲まれて)
◎ビスナガ栄誉賞
マリアノ・コーン(1975)、ガストン・ドゥプラット(1969)、アルゼンチンのデュオ監督、脚本家、撮影監督、製作者。1993年よりコンビを組んでいるアルゼンチンを代表するシネアスト、知的でシニカル、ユーモアのセンスに溢れ、奇想天外な発想で私たちを挑発します。長編2作目「El hombre de al lado」(09)が、まだ知名度があるとは言いがたかった日本で、『ル・コルビュジエの家』の邦題で公開され、あまりの面白さに仰天した。続く「El ciudano ilustre」(16、『名誉市民』)が『笑う故郷』の邦題で公開されブレイクした。アントニオ・バンデラス、ペネロペ・クルス、オスカル・マルティネスの豪華キャストがスクリーンを魅了した「Competencia oficial」(21)は、『コンペティション』という邦題でネット配信されています。

(監督コンビを囲んで、フェルナンド・メンデス⋍レイテ、A.バンデラス、J.A.ビガル他)
★既成概念を打ち壊す斬新な手法で社会を描いている。本祭では以上3作と新作のブラックコメディ「Homo Argentum」(25、98分)が「レトロスペクティブ・マリアノ・コーン & ガストン・ドゥプラット」で特別上映されました。新作はアルゼンチン文化の特異性をユーモアと自己批判を込めて描いた短編16話で構成されている。ギレルモ・フランチェラ、エバ・デ・ドミニチ、ミゲル・グラナドスなどが出演しているようで、いずれ鑑賞できるでしょう。
★授賞式は3月11日、エチェガライ劇場、プレゼンターはアントニオ・バンデラス、本祭の総ディレクターのフアン・アントニオ・ビガル、スペイン映画アカデミー会長フェルナンド・メンデス=レイテなどが出席しました。当日は『コンペティション』が上映されました。バンデラスは「ビスナガ栄誉賞のプレゼンターであることを名誉に思います。この映画のキーポイントは、なんと言ってもユーモアです。『コンペティション』をご覧になった方は、私たちが賞を作っているのを既にご存じです」と、映画のセリフを思い出してジョークを飛ばした。
*「El ciudano ilustre」『笑う故郷』の紹介は、コチラ⇒2016年10月13日/同年10月23日
*「Competencia oficial」『コンペティション』の紹介は、コチラ⇒2021年09月10日

(左から、M.コーン、G.ドゥプラット、プレゼンターのA.バンデラスとJ.A.ビガル、3月11日)
◎ビスナガ栄誉賞
ホセ・ルイス・シエンフエゴス(映画祭プログラマー)
1964年、アストゥリアスのアビレス生れ、2025年12月2日、脳梗塞のため60歳という若さでマドリードで急逝した。オビエド大学で心理学を専攻し、1991年スペイン国営ラジオ局で脚本や司会者を務めた。その後ヒホン映画祭ディレクター(1995~2011)、セビリア映画祭の映画プログラマーを歴任(2012~22)、バジャドリード映画祭通称 SEMINCI(2023~25)在任中に病に倒れた。そのほかサンセバスチャン映画祭、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭 BAFICI、カルロヴィ・ヴァリ映画祭の審査員を務めている。ヨーロッパ映画アカデミー会員、死後、スペイン文化省より「金のメダル芸術功労賞」が授与された。

(故ホセ・ルイス・シエンフエゴス)
★3月10日にオマージュが捧げられました。スペイン映画アカデミーAACCE 会長フェルナンド・メンデス=レイテ以下、ホセ・ルイス・レボルディノス(サンセバスティアンFF総ディレクター)、マリオナ・ビアデル&ハビエル・エストラダ(バジャドリードFF同)、マラガFFのフアン・アントニオ・ビガルが登壇して功績を讃えました。

(バジャドリード映画祭ディレクターのマリオナ・ビアデル、ハビエル・エストラダ)

(J.A.ビガル、スピーチするM.ビアデル、J.エストラダ、AACCE会長、J.L.レボルディノス)
第19回マラガ映画祭2026受賞結果*マラガ映画祭2026 ⑤ ― 2026年03月30日 11:22
金のビスナガ作品賞にマルタ・マトゥテとホアキン・デル・パソが受賞

(左から、プレゼンターと審査員と審査委員長ハイオネ・カンボルダ)
★授賞式は3月14日、セルバンテス劇場で開催されました。受賞結果はノミネート発表欄(3月9日、同12日)に追加情報としてアップしましたが、今秋の映画祭の目安になるので、例年通り授賞式のフォトなども交えて纏めました。昨年は受賞作品が、スペイン映画に偏っていましたが、今年はイベロアメリカ映画が脚光を浴びました。進行役の総合司会者は、エレナ・サンチェスとナシ・ロドリゲスが務めました。

(進行役を務めたエレナ・サンチェスとナシ・ロドリゲス)
★審査員は、委員長にハイオネ・カンボルダ(サンセバスティアン1983、監督、脚本家、アートディレクター、『ライ麦のツノ』)、以下ベレン・フネス(バルセロナ1984、監督、脚本家、昨年監督賞受賞)、ダニエラ・ミシェル(モレリア映画祭の設立者、2003年より同映画祭ディレクター)、ロレト・マウレオン(スペインの映画・TV・舞台女優)、ロサ・モンテロ(マドリード1951、ジャーナリスト、作家『世界を救うための教訓』、脚本家)、ガストン・パウルス(ブエノスアイレス1972,俳優『華麗なる詐欺師たち』『陽に照らされて』、製作者、脚本家)、サンティアゴ・ロンカリオロ(リマ1975,作家、脚本家、ジャーナリスト)、以上の7名です。セクション・オフィシアルの受賞結果は以下の通りです。

(ロサ・モンテロ、スピーチする審査委員長ハイオネ・カンボルダ)

(ダニエラ・ミシェル、サンティアゴ・ロンカリオロ、ロレト・マウレオン、
ベレン・フネス、ガストン・パウルス、ロサ・モンテロ)
*第29回マラガ映画祭2026セクション・オフィシアル受賞結果*
◎金のビスナガ作品賞(スペイン映画、副賞8.000ユーロ)
「Yo no moriré de amor」スペイン、監督マルタ・マトゥテ



(中央が監督、フォトコール、3月11日)
◎金のビスナガ作品賞(イベロアメリカ映画、副賞8.000ユーロ)
「El jardín que soñamos / The Garden We Dreamed」メキシコ、
監督ホアキン・デル・パソ



(フォトコール、3月13日)
◎審査員特別賞(銀のビスナガ)
「Iván & Hadoum」スペイン=ドイツ=ベルギー、監督イアン・デ・ラ・ロサ


(左から、前列2人め主役エルミニア・ロ・モレノ、3人め監督、
後列2人め主役シルベル・チコン、フォトコール、3月12日)
◎監督賞(銀のビスナガ)
ホアキン・デル・パソ 「El jardín que soñamos」

◎主演女優賞(銀のビスナガ「マラガ・パラシオ・ホテルAC」)
フリア・マスコルト 「Yo no moriré de amor」


◎主演女優賞(審査員スペシャル・メンション)
アンヘレス・プラダル 「Angeles」メキシコ=アルゼンチン、監督パウラ・マルコビッチ


(中央がマルコビッチ監督、フォトコール、3月13日)
◎主演男優賞(銀のビスナガ「MAKE & MARK」)
ニコラス・サラテ「Hangar Rojo」チリ=アルゼンチン=イタリア
監督フアン・パブロ・サラト

(フォトコール、3月7日)
◎主演男優賞(審査員スペシャル・メンション)
シルベル・チコン 「Iván & Hadoum」

(フォトコール、3月12日)
◎助演女優賞(銀のビスナガ)
マリア・マグダレナ・サニソ 「La hija cóndor / The Condor Daughter」
ボリビア=ペルー=ウルグアイ、監督アルバロ・オルモス・トリコ


◎助演男優賞(銀のビスナガ)
トマス・デル・エスタル 「Yo no moriré de amor」


(フォトコール、3月11日)
◎脚本賞(銀のビスナガ)
イアン・デ・ラ・ロサ 「Iván & Hadoum」

◎音楽賞(銀のビスナガ)
セルヒオ・プルデンシオ、マルセロ・ゲレーロ 「La hija cóndor」


(アルバロ・オルモス・トリコ監督、右)
◎撮影賞(銀のビスナガ)
ゴーハン・ティリヤキ Gokhan Tiryaki 「El jardín que soñamos」
◎編集賞(銀のビスナガ)
バレリア・エルナンデス、セバスティアン・ブラム 「Hangar rojo」

◎批評家審査員特別賞(銀のビスナガ)
「Hangar Rojo」 監督フアン・パブロ・サラト

◎観客賞(銀のビスナガ、「エルパイス」紙)
「Hangar Rojo」 監督フアン・パブロ・サラト


(ニコラス・サラテ、フアン・パブロ・サラト監督、フォトコール、3月7日)
◎観客賞(銀のビスナガ、観客の投票)
「Pioneras. Sólo querían jugar」 監督マルタ・ディアス・デ・ロペ・ディアス


(監督、フォトコール、3月8日)
★前半上映のため既に帰国してしまったりして、授賞式のフォトが入手できないプロジェクトには、フォトコールにいたしました。
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