第28回マラガ映画祭2025開幕*マラガ映画祭2025 ②2025年03月17日 19:07

      3人の歌手フデリネ、ラ・タニア、アントニオ・オロスコで構成されたガラ

   

           

              (セルバンテス劇場、314日)

 

314日(現地)、第28回マラガ映画祭2025がマラガのセルバンテス劇場で開幕しました。総合司会者は、バレンシア出身の女優、TVシリーズでお馴染みのパトリシア・モンテロ1988)が務めました。司会者は社会における文化の重要性にふれ、「文化は人々の理性や感情の発展のために重要な手段となります。なぜなら個々人の批判精神、自覚、責任と連帯などを決めるからです」と語った。またパトリシアはマラガ映画祭の先駆的特徴として、「女性シネアストの重用」を上げました。「実際に今回のセクション・オフィシアル作品の60%が女性監督です」とも語った。数えたら22作中13作が女性監督でした。

    

     

     (総合司会者のパトリシア・モンテロ)

 

★司会者を掩護したミュージシャンたち、最初に登場したカディス生れのJudeline(本名ララ・フェルナンデス・カストロ)は、2003年生れの22歳という若いシンガーソングライター、今宵は Bodhitale を披露した。中盤にラ・タニアが登場して El emigrante を、しんがりをアントニオ・オロスコが務め、場内から盛大な拍手を貰いました。

   

      

                (フデリネ Judeline

   

           

                 (ラ・タニア)

 

★セクション・オフィシアル審査員8名のうち、ピラール・パロメロ監督、カルロス・マルケス=マルセ監督、歌手のプチョ(ゴヤ賞2024オリジナル歌曲賞受賞)などが登壇しました。審査委員長はアルゼンチンの女優メルセデス・モランも登場してスピーチしました。審査員紹介は後日アップしますが、女性6名男性2名とここでも女性が多い。なかにチリの女優で歌手のダニエラ・ベガ、『ナチュラルウーマン』(17)で主役を演じた。本作は監督のセバスティアン・レリオが米アカデミーのオスカー像(外国語映画賞)を手にした作品でした。本祭のメインディレクターを連投しているフアン・アントニオ・ビガルの挨拶が続きました。

   

       

           (司会者と審査委員長メルセデス・モラン)

 

★特別賞のマラガ―スール賞以下、レトロスペクティブ賞、マラガ才能賞ほか、マラガ栄誉賞などが紹介されました。金の映画に選ばれた「Furtivos75、ホセ・ルイス・ボラウ監督)は、公開50周年ということが受賞理由の一つのようでした。セクション・オフィシアル、アウト・オブ・コンペティション、ZonaZine、ドキュメンタリー、短編、シネマ・コシナなど、各セクション紹介があり、最後にアントニオ・オロスコがガラを締めくくりました。この後、オープニング作品、ダニエル・グスマンの「La deuda」上映に移った。

    

     

               (アントニオ・オロスコ)

     

   

    (左から4人め、アカデミー会長フェルナンド・メンデス=レイテ、

       マラガ映画祭総指揮フアン・アントニオ・ビガル)

     

  

      (左端ダニエル・グスマン監督、開幕作品La deuda