バスク映画特集として5作品上映*東京国際映画祭20232023年10月14日 16:22

      金貝賞「O Corno / The Rye Horn」が『ライ麦のツノ』の邦題で上映

   

        

   

★今年の東京国際映画祭2023 TIFF では、ワールド・フォーカス部門にラテンビート共催作品5作、バスク映画特集に5作、コンペティション部門の1作を含めると11作品がエントリーされた。うち先だって閉幕したサンセバスチャン映画祭 SSIFF のセクション・オフィシアル(コンペティション)にノミネートされた女性監督の3作(うち1作が金貝賞)、オリソンテス・ラティノス部門やマラガ映画祭の金のビスナガ賞受賞作を含む2作、カンヌ映画祭の短編を含む3作と、長短はあるもの一応作品紹介をオリジナル・タイトルでアップ済みです。未紹介はチリのクリストファー・マレーの『魔術』(「Sorcery / Brujeria」)とベルタ・ガステルメンディ&ロサ・スフィアの『ディープ・ブレス 女性監督たち』の2作です。

 

コンペティション部門

『開拓者たち』(「Los colonos / The Settlers」)

データ:製作国チリ=アルゼンチン=イギリス=ドイツ、ほか計8ヵ国、2023年、スペイン語・英語、歴史ドラマ、97分、カンヌFF「ある視点」に正式出品、長編デビュー作。

監督フェリペ・ガルベス(サンティアゴ1983)は、監督、脚本家、フィルム編集者。

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230515

 


       

                   

 

ワールド・フォーカス部門ラテンビート共催作品

『犯罪者たち』Los delincuentes / The Dlinquents

データ:製作国アルゼンチン=ブラジル=ルクセンブルク=チリ、2023年、スペイン語、コメディ、90分、カンヌ映画祭「ある視点」正式出品。本作は長編4作目になる。

監督ロドリゴ・モレノ(ブエノスアイレス1972)は、監督、脚本家、製作者。

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230511

      

      

         

 

『ひとつの愛』Un amor

データ:製作国スペイン、2023年、スペイン語、140分、サラ・メサのベストセラー小説の映画化、豪華キャストの話題作。SSIFFセクション・オフィシアルにノミネート、フェロス・シネマルディア賞を受賞、ホヴィク・ケウチケリアンが助演俳優賞(銀貝賞)を受賞した。

監督イサベル・コイシェ(バルセロナ1960)、監督、脚本家。

作品紹介は、コチラ2023年10月27

     

       

          

 

Totem』(原題「Tótem」)

データ:製作国メキシコ=デンマーク=フランス、2023年、スペイン語、ドラマ、95分、ベルリンFFコンペティション部門、エキュメニカル審査員賞受賞、SSIFFオリソンテス・ラティノス部門ノミネート、ほか受賞歴多数。

監督リラ・アビレス(メキシコシティ1982)は、監督、脚本家、製作者。

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230831

     

   

 

(アビレス監督と、ベルリンFFにて)


   

『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』(短編「Strange Way of Life」)

データ:製作国スペイン、2023年、英語、30分、ウエスタン、カンヌ映画祭2023アウト・オブ・コンペティション、特別上映。

監督ペドロ・アルモドバル

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230504

     

         

        

 

『魔術』(「Sorcery / Brujeria」)

データ:製作国チリ=メキシコ=ドイツ、ファンタジードラマ、100

監督クリストファー・マレー(サンティアゴ1985)は、ラテンビートFF2016で『盲目のキリスト』が上映されており、監督キャリア&フィルモグラフィーを紹介している(表記マーレイで紹介)。パブロ・ラライン兄弟の制作会社「Fabula」が手掛けている。別途作品紹介の予定。

作品紹介は、コチラ⇒2023年10月16日

     

       

       

 

ワールド・フォーカス部門バスク映画特集

20,000種のハチ』(仮題「20.000 especies de abejas」)

データ:製作国スペイン、2022年、スペイン語・バスク語・フランス語、ドラマ、129分、ベルリン映画祭プレミア(9歳のソフィア・オテロ銀熊賞)、マラガ映画祭金のビスナガ賞、SSIFF セバスティアン賞受賞など受賞歴多数。

監督:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレンのデビュー作

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230303

    

          

 

  (金のビスナガ賞を受賞したエスティバリス・ウレソラ、マラガFFにて)

 

  

『女性たちの中で』(「Las buenas compañías」)

データ:製作国スペイン=フランス、2023年、スペイン語、93分。舞台が1970年代のバスク州のサンセバスティアンで実話に基づいています。

監督シルビア・ムント(バルセロナ1957)、女優、監督、脚本家、舞台演出家。ドキュメンタリー、TVムービー、短編、マラガ映画祭監督賞他、受賞歴多数。

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230308

 

       

      

                   (女優の知名度が高いシルビア・ムント監督)

 

  

『ライ麦のツノ』(「O Corno / The Rye Horn」)

データ:製作国スペイン=ポルトガル=ベルギー、2023年、ガリシア語、ポルトガル語、103分。

監督ハイオネ・カンボルダ(サンセバスティアン1983)、監督、脚本家、アートディレクター、長編2作目が、SSIFF コンペティション部門にガリシア語映画として初めてノミネートされ、見事金貝賞を受賞したばかりです。

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230717

 

       

        

   (金貝賞のトフィーを手にしたカンボルダ監督と製作者、SSIFF 2023 授賞式)

   

 

『スルタナの夢』SF アニメーション「El sueño de la sultana / Sultanas Dream」)

データ:製作国スペイン=ドイツ、85分、SSIFF コンペティション部門ノミネート、バスク映画部門イリサル賞受賞作品。

監督イサベル・エルゲラ(サンセバスティアン1961)、アニメーション作家、長編デビュー作、短編多数。

監督キャリア&フィルモグラフィー紹介は、コチラ20230717

 

         

      

     (イリサル賞受賞スピーチをするエルゲラ監督、SSIFF 2023 授賞式)

 

 

『ディープ・ブレス 女性映画監督たち』ドキュメンタリー)

Arnasa Betean / A pulmón. Mujeres Cineastas / A Deep Breath,Women Filmmakers

データ:製作国スペイン(バスク自治州)、2023年、バスク語・スペイン語、75

監督ベルタ・ガステルメンディロサ・スフィア、海中撮影にはルベン・クレスポが手掛けている。    

キャスト:エレア・ロペス、ララ・ララニャガ、アイノア・インコグニート(以上3人はダイバー)、主な映画監督に、来日したこともあるアランチャ・エチェバリア(『カルメン&ロラ』)、イサベル・エルゲラ(『スルタナの夢』)、ゴヤ賞2023の新人監督賞のアラウダ・ルイス・デ・アスア(「Cinco lobitos」)、アナ・ムルガレン(「García y García」)、SSIFF2023 のガラの監督の一人ミレイア・ガビロンド、『20,000種のハチ』をプロデュースしたララ・イサギレ、ほか多数。ここ最近のバスクの女性監督たちが出演している。

   

    

              (バスクの女性監督たち)

      

 
  (ベルタ・ガステルメンディとロサ・スフィア) 
             

     

★今年の話題作、ベネチアFF金獅子賞を受賞したヨルゴス・ランティモスの『哀れなるものたち』、カンヌFFの監督賞、SSIFF でクリナリー映画賞を受賞したトラン・アン・ユンの『ポトフ』など、公開が決定している映画も上映される。1014日からチケット発売が始まっている。