ゴヤ賞ガラに参集したセレブたち*ゴヤ賞2022 ― 2022年02月21日 11:07
6冠のレオン・デ・アラノア・チーム、手ぶらだったアルモドバル・チーム
(スピーチをするスペイン映画アカデミー会長マリアーノ・バロッソ)
★去る2月12日、ルイス・ガルシア・ベルランガ生誕100周年記念行事の締めくくりとして、第36回ゴヤ賞ガラは彼の生地バレンシアで開催された。新型コロナ感染が一向に収束する気配のないなかで、観客を入れての厳しい開催だった。受賞者の面々は前回アップいたしましたので、今回は思い思いにドレスアップしてゴヤの夕べに参集したシネアストたちのフォトを集めてみました。最多受賞はフェルナンド・レオン・デ・アラノアの「El buen patrón」の6冠(作品・監督・オリジナル脚本・主演男優・編集・オリジナル作曲)、28カテゴリーのうち、1作品がマックスで貰えるのは20個ですから約3分の1を制覇したことになります。二番手はダニエル・モンソンの「Las leyes de la frontera」がテクニカル部門を含む4冠(脚色・新人男優・美術・衣装デザイン賞)と奮闘した。
★続くはイシアル・ボリャインの「Maixabel」の3冠(主演女優・助演男優・新人女優)、同じくマルセル・バレナの「Mediterráneo」の3冠(撮影・プロダクション・オリジナル歌曲賞)でした。そして無冠に終わったのがなんとペドロ・アルモドバルの「Madres paralelas」なのでした。明暗を分けた原因は何だったのでしょうか。監督は主役のペネロペ・クルスと今回新設された国際ゴヤ(Goya Internacional)に選ばれたオーストラリアの女優ケイト・ブランシェットのプレゼンターとして登壇しただけで、手ぶらで帰ることになったのでした。アルモドバルがプレゼンターになったのは、次回作にルシア・ベルリンの短編「Manual para mijeres de la limpieza」をベースに映画化する新作の主役にブランシェットを起用するからでした。英語映画になります。
「映画館でお会い致しましょう!」
★以下は赤絨毯に登場したシネアストのフォト集です。受賞者、候補者、プレゼンター、カップルも結構目につきましたが、ベストドレッサーに選ばれた女優さんを選んでみました。マスク着用が原則ですが、フォトコールはマスク無し、メディアのインタビューは有る無しに分かれました。では今度は「映画館でお会い致しましょう!」
(「幸せで呆然としています。今夜はゴヤの人形を頂きに参りました」とコメント)
(タキシードで正装したホセ・サクリスタンとアンパロ・パスクアル)
(イシアル・ボリャインと映画のモデルとなったマイシャベル・ラサ)
(アルモドバル・チームのアイタナ・サンチェス・ヒホン、ペネロペ・クルス、
監督、ミレナ・スミット)
(ベストドレッサー2位のケイト・ブランシェット、ジョルジオ・アルマーニ)
(主演男優、主演女優のハビエル・バルデムとブランカ・ポルティーリョ)
(フェロス賞主演女優賞を受賞したばかりのペトラ・マルティネス)
(主演女優賞ノミネートのエンマ・スアレス)
(主演男優ノミネートのルイス・トサールとマリア・ルイサ・マジョール、
ルイサのドレスはコルドバ出身のアンドリュー・ポクリッド)
(エドゥアルド・フェルナンデスと新しいパートナー?のアイノア・アルダノンド)
(ペドロ・アルモドバルとペネロペ・クルス)
(夫婦円満をアピールするバルデム、クルスのカップル)
(シャネル2021春夏コレクションのオートクチュール)
(アイタナ・サンチェス・ヒホン、ロベルト・ディスのデザイン、宝石はカルティエ)
(ミレナ・スミット、フランスの若手オリヴィエ・ルスタンのデザイン)
(短編映画賞受賞のベロニカ・エチェギとアレックス・ガルシア、ディオールの
2022春夏コレクション、Maria Grazia Chiuri)
(いつも奇抜な衣装でファンを楽しませるマカレナ・ゴメスとアルド・コマス、
バルセロナのデザイナー、テレサ・エルビグHelbig)
(歌手ルス・カサル、テレサ・エルビグ、次回のコンサートに着用する)
(ベストドレッサー1位のフアナ・アコスタ、オスカル・デ・ラ・レンタのデザイン)
(同3位のニエベス・アルバレス、リズ・テイラーが所有していた宝飾品、
ステファン・ロランドの春の最新パリ・オートクチュール)
(昨年のゴヤ栄誉賞受賞者アンヘラ・モリーナ、ディオール)
(ナイワ・ニムリ、スパンコールのドレス、ジバンシーのデザイン)
(金色のスカートが印象的なバルバラ・レニー、グッチ、宝石はカルティエ)
(インマ・クエスタ、ペドロ・デル・イエロのデザイン)
(カルメン・マチ)
(パンツルックに透明な広がったスカートのベレン・ルエダ、
デザインはバレンスエラ・アテリエル)
(パープルの袖なしに金のサンダル、パウラ・パラシオス監督)
(話題を呼んだパウラ・エチェバリアのドレスは、コルドバ出身
の若いデザイナー、アンドリュー・ポクリッドのデザイン)
(新人女優賞候補者アルムデナ・アモール、ヴァレンティノ)
(挑戦的なデザインのエドゥアルド・カサノバ、デザインはハイメ・アルバレス)
(マルタ・ニエト、ローマ出身のデザイナー、ジャンバティスタ・ヴァリ)
(流行の透け透けルック、クリスティナ・カスターニョ、ロベルト・ディス)
(新人男優賞ノミネートのホルヘ・モトス、デザインはパロモ・スペイン)
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