第18回ラテンビート2021*東京国際映画祭共催上映2021年10月08日 15:41

      今年のラテンビートは東京国際映画祭共催上映の3作品のみ

 

   


★残念ながら、ラテンビート2021は危惧していた通りになってしまいました。東京国際映画祭TIFF1030日~118日)共催上映の3作品のみとなりました。せめてオンライン上映だけでもと思っていましたが叶いませんでした。3作のうちロレンソ・ビガス『箱』(原題 La caja)と、アレックス・デ・ラ・イグレシア『ベネシアフレニア』(原題 Veneciafrenia)は、既に原題でご紹介しています。クララ・ロケ『リベルタード』(原題 Libertad)は次回アップします。

 

            TIFF 共催上映の3作品

 

『箱』(原題 La caja2021、製作国メキシコ=米国、スペイン語、スリラー・ドラマ、92

監督:ロレンソ・ビガス(ベネズエラ)

トレビア:『彼方から』がベネチア映画祭2015金獅子賞を受賞している。ベネチア映画祭2021コンペティション部門、トロント映画祭、サンセバスチャン映画祭2021ホライズンズ・ラティノ部門ノミネート作品。

紹介記事は、コチラ20210907

    

 

  

 

『ベネシアフレニア』(原題 Veneciafrenia2021、製作国スペイン、スペイン語、スラッシャー・ホラー、100

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア(スペイン)

トレビア:デビュー作『ハイル・ミュタンテ 電撃XX作戦』以来タッグを組んでいる脚本家ホルヘ・ゲリカエチェバリアと共同執筆、痛みのジェットコースター、エモーションと凍りついた笑い満載、現地ベネチアにて撮影。

作品紹介は、コチラ20211006

 

     

 

 

『リベルタード』(原題 Libertad2021、製作国スペイン=ベルギー、スペイン語、ドラマ、104

監督:クララ・ロケ(スペイン)

トレビア:カンヌ映画祭「批評家週間」にノミネートされた監督デビュー作。

 監督キャリア&作品紹介予定

作品紹介は、コチラ⇒2021年10月12日

    

  

  

 

★以上3作です。その他、コンペティション部門にベテラン監督と称してもいいマヌエル・マルティン=クエンカ『ザ・ドーター』(原題 La hija)が選ばれていました。トロント映画祭でワールドプレミアされた関係で、サンセバスチャン映画祭ではアウト・オブ・コンペティション枠でした。TIFFのコンペティション部門はデビュー作から23作目までと聞いておりましたが、コロナ禍の昨年から幅が広がっています。また、共にウルグアイ出身でメキシコで製作しているロドリゴ・プララウラ・サントゥリョ夫妻が手掛けた『もうひとりのトム』(原題 The Other Tom)の言語は英語です。反対に言語はスペイン語、メキシコでオールロケしたというルーマニアの監督テオドラ・アナ・ミハイ『市民』(原題 La civil)も選ばれており、今年の国際映画祭の話題作がノミネートされています。ロドリゴ・プラはTIFF 2015『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』で来日しています。次回からアップしていく予定です。

東京国際映画祭のチケット発売は、1023です。

     

  

         (マヌエル・マルティン=クエンカの『ザ・ドーター』から)