第24回マラガ映画祭2021のポスター*マラガ映画祭2021 ①2021年04月19日 14:22

          24回マラガ映画祭2021のメイン・ポスターが決定しました 

 

       

   (ベネズエラのデザイナー、ラミロ・ゲバラの作品「マラガの光」に決定)

   

2021年のポスターがラミロ・ゲバラの作品Luz de Málaga「マラガの光」に決り、去る329日お披露目され、いよいよマラガ映画祭も始動しました。マラガ市長フランシスコ・デ・ラ・トーレが発表しました。今回オンラインで公募したところ135人が応募、ベネズエラのグラフィック・デザイナー、ラミロ・ゲバラの作品が選ばれ、副賞3000ユーロが与えられます。審査委員は、マラガ市議会文化部総ディレクターのスサナ・マルティン、ピカソの生家の管理所長ホセ・マリア・ルナ、ピカソ美術館芸術監督ホセ・レブレロ、マラガのティッセン美術館芸術監督ルルド・モレノ、他にマラガ大学美術学部長ヘスス・マリン・クラビホ、マラガ映画祭総ディレクターのフアン・アントニオ・ビガルなどで構成され、全会一致でラミロ・ゲバラの<マラガの光>を選びました。

     

★当日のプレス会見には、マラガ市長や映画祭総ディレクターのほか、マラガ政府副代表、マラガ市議会文化評議員、映画&視聴覚芸術研究所やアンダルシア同盟の面々、メリリャのラ・カイシャ財団、スール紙のディレクターなどなど大勢が参加しましたが、受賞者ラミロ・ゲバラはマイアミ滞在でオンライン会見でした。

 

     

(受賞者を発表するマラガ市長デ・ラ・トーレとオンライン参加の受賞者ラミロ・ゲバラ)

 

ラミロ・ゲバラは、1969年カラカス生れ、現在米国とカラカスを往復して活躍。ベネズエラのプロデザイン協会でビジュアル・コミュニケーションを専攻(199195)する。エル・ナシオナル紙、ソニー・エンターテインメントTV、科学博物館、アレハンドロ・オテロ美術館、アンドレス・ベジョ・カトリック大学、ベネズエラ中央大学など、種々様々な企業や研究機関のデザイン・プロジェクトに参加している。1998年にデザイン会社Metaplug2006年にIdeografを設立、出身校やヤラクイの国立実験大学に講座をもち後進にデザインを教えている。国際レベルのビジュアル・コミュニケーションのプロジェクト、デザイン・コンサルタント、ブランド開発を手掛けている。

 

★受賞者によるビジュアルのコンセプトは、マラガの起源から継続的に拡がっていく光のビームから始まります。画像は中心の球体を部分的に描く同心の白いラインで輪郭が描かれ中央で結合している。最初のフラッシュは、色、形、コントラストの連続する輪が領域を超える出発点であり、空間と時間を超える光の効果を感じることができる。<マラガの光>は、ユニークで、継続的であり無限です。生き生きした多様なカラー、動きがあり、音とリズム、境界を超えて拡がる空間を再創造している。難しいことはさておき、イベロアメリカの多様性を重んじ、祝祭と出会いのフェスティバルにふさわしいことが評価されたのでしょう。

   


  

★昨年は恒例の3月開催から8月に延期されるなど波乱含みでしたが、それでも開催に漕ぎつけました。ロックダウンなどがあれば別ですが、今年の63日~13は予定通り開催されると思います。特別賞やセクション・オフィシアル部門以下各カテゴリーの発表はこれからです。

 

★マラガ特別賞の一つ「レトロスペクティブ賞―マラガ・オイ」にスペイン映画アカデミー現会長のマリアノ・バロッソが選ばれました。昨年はメキシコのアルトゥーロ・リプスタイン監督でしたが、コロナ禍で来マラガが叶いませんでしたが、今年はその心配はありません。当ブログには度々登場してもらっていますが、フィルモグラフィーについては未紹介、次回に予定しています。

   

          

         (スペイン映画アカデミー会長マリアノ・バロッソ) 

  

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