第5回イベロアメリカ・フェニックス賞2018*結果発表 ― 2018年11月20日 15:18
コロンビアの『夏の鳥』が作品賞と女優賞にカルミニャ・マルティネス
★去る11月7日、メキシコシティのエスペランサ・アイリス・シティシアターで授賞式が行われました。今年は結果発表とラテンビートが重なり大分遅れのアップになりました。作品賞がラテンビート上映の『夏の鳥』だったので、部分的にはラテンビートに絡めて触れております。フェニックス賞はメキシコの「シネマ23」主導の映画賞で、過去4回ともラテンアメリカ諸国の作品が受賞しています。元の宗主国スペインとポルトガルから選ばれたことはなく、今年はそもそも作品賞・監督賞にノミネーションさえありませんでした。映画部門とTVシリーズ部門に分かれています。ノミネーションは以下にアップしています。
*イベロアメリカ・フェニックス賞2018ノミネーション発表の記事は、コチラ⇒2018年09月30日
*映画部門*
◎作品賞(長編7作品)
「Alanis」監督アナイ・ベルネリ(アルゼンチン)
「As boas maneiras」同フリアナ・ロハス&マルコ・ドゥトラ(ブラジル)
「Cocote」同ネルソン・カルロ・デ・ロス・サントス・アリアス(ドミニカ共和国)
「Las herederas」同マルセロ・マルティネシ(パラグアイ) 邦題『相続人』
「Museo」同アロンソ・ルイスパラシオス(メキシコ)
〇「Pájaros de verano」チロ・ゲーラ&クリスティナ・ガジェゴ(コロンビア)邦題『夏の鳥』
「Zama」同ルクレシア・マルテル(アルゼンチン) 邦題『サマ』
(クリスティナ・ガジェゴを囲んで喜びの関係者一同)
◎監督賞(7人)
アナイ・ベルネリ「Alanis」
フリオ・エルナンデス・コルドン「Cómparame un Revólver」(メキシコ)
〇マルセロ・マルティネシ「Las herederas」
ラウラ・モラ「Matar a Jesús」(コロンビア)
アロンソ・ルイスパラシオス「Museo」
チロ・ゲーラ&クリスティナ・ガジェゴ「Pájaros de verano」
ルクレシア・マルテル「Zama」
(『相続人』のマルセロ・マルティネシ監督)
◎女優賞
カルミニャ・マルティネス 『夏の鳥』
◎男優賞
ロレンソ・フェロ 「El Angel」監督ルイス・オルテガ(アルゼンチン、西)
(トランプ大統領とアルゼンチン大統領マクリを批判したロレンソ・フェロ)
◎脚本賞
ラウラ・モラ&アロンソ・トレス「Matar a Jesús」(コロンビア)
◎撮影賞
ルイ・ポサス 「Zama」
(ミゲル・アンヘル・シルベストルからトロフィーを受け取るルイ・ポサス)
◎美術デザイン賞
レナータ・ピネイロ 「Zama」
◎衣装賞
メルセ・パロマ 「La librería」 監督イサベル・コイシェ(スペイン、イギリス)
◎録音賞
グイド・ベレンブラム&エマニュエル・クロセット「Zama」
◎編集賞
ミゲル・シュアードフィンガー&カレン・ハーレー 「Zama」
◎オリジナル音楽賞
レオナルド・Heiblum 『夏の鳥』
◎長編ドキュメンタリー賞
「Muchos hijos, un mono y un castillo」 監督グスタボ・サルメロン(スペイン)
(左から2人目の監督とヒロインの母親)
◎ドキュメンタリー撮影賞
フアン・サルミエント G. 「Central Airport THF」監督カリム・アイノズ(ブラジル、独、仏)
◎ネットフリックス・オペラ・プリマ賞
『相続人』マルセロ・マルティネシ(パラグアイ、独、ブラジル、ウルグアイ、ノルウェー、仏)
◎批評家賞
ルシアノ・モンテアグド(アルゼンチンの映画批評家)
◎シネアスト賞
ルイス・カルロス・バヘット(ブラジルの映画プロデューサー)
◎Exhibidores賞
「Perfectos desconocidos」監督アレックス・デ・ラ・イグレシア(スペイン)
*テレビ部門*
◎TVシリーズ
「La casa de Papel」シーズン2 (スペイン) 邦題『ペーパー・ハウス』
◎俳優アンサンブル賞
「Aquí en la tierra」シーズン1(メキシコ)
★写真は入手できたもの。
最近のコメント