全部門の審査員が決定*サンセバスチャン映画祭2018 ⑳2018年09月18日 15:49

          チケット販売も始まり、開幕が近づいてきました!

 

    

★映画祭チケット販売が始まり、初日に65,135枚、昨年より5,000枚ほど多かった。是枝監督のドノスティア賞授賞式に合わせて上映される『万引き家族』は初日完売、ほか人気が高いのは、アルフォンソ・キュアロンの金獅子受賞作品Roma、ブラッドリー・クーパーの「A Star is Born」(『アリー/スター誕生』)、ベネチア、トロントでもガガ旋風を巻き起こし、東京国際映画祭のオープニング作品にも選ばれ、年内に公開されます。またベネチアのオープニング作品に選ばれたデイミアン・チャゼルのFirst Man / ファースト・マンも好調、アポロ11号船長アームストロングのビオピック、主役のライアン・ゴズリング本人もSSIFFに登場するとかで人気上昇、本邦公開も来年2月に決定、相変わらずUSA映画強しです。

 

★さて本題、若干変更のあったセクションもあったようですが、913日に最終発表がありました。金貝賞を競うセクション・オフィシアル、ホライズンズ・ラティノ部門、ニューディレクターズ部門、サバルテギ-タバカレラ部門、他たくさんありますが以下は割愛します。

 

セクション・オフィシアル6人)

製作者に贈られる金貝賞(作品賞)、以下銀貝賞監督賞・女優賞・男優賞)、撮影賞、脚本賞、以上6賞を審査します。

アレクサンダー・ペイン(委員長)米国の監督・脚本家

Bet Rourich スペインの撮影監督 カタルーニャ映画視聴覚上級学校ESCAC卒 

アグネス・ヨハンセン アイスランドのプロデューサー

ナウエル・ペレス・ビスカヤート フランスの俳優 

  ブエノスアイレス生れだがフランスで活躍、カンピヨの『BPM ビート・パー・ミニット』主演

Constantin Popescu ルーマニアの監督・脚本家、昨年「Pororoca」がSSIFF正式出品男優賞受賞

ロッシー・デ・パルマ スペインの女優

 

    

                  (左から上記の順番)

 

ホライズンズ・ラティノ部門3人)

ラテンアメリカ諸国の映画(スペイン他合作を含む)

Eugenia Mumenthaler(委員長)プロデュー 

アルゼンチン生れだが国籍はスイス、2008年ジュネーブで制作会社Alina Filmを設立。

アドリアナ・パス メキシコの女優、最新作はマヌエル・マルティン・クエンカの「El autor

フェルナンド・フランコ バルセロナ出身のスペイン監督

 

    

                 (左から上記の順番)

 

ニューディレクターズ部門5人)

Katrin Pors(委員長)プロデューサー ラテンアメリカと北欧のコラボに尽力している。

ディエゴ・レルマン アルゼンチンの監督

インマ・メリノ バルセロナ出身の映画評論家・ジャーナリスト

Nashen Moodley 監督、2012年よりシドニー映画祭のディレクター、トロント、ロッテルダム、

東京などの各映画祭で審査員を務めている。

Léa Mysius ボルドー出身の監督・脚本家、デビュー作「Ava」がカンヌの「批評家週間」で評価される。

 

    

                  (左から上記の順番)

 

サバルテギ-タバカレラ部門3人)

Santos Zunzunegui(委員長)

バスク大学オーディオビジュアル情報学部の名誉教授、記号論学者、アナリスト、映画史家

Juliette Duret ヨーロッパ映画アカデミーのメンバー

  2013年よりブリュッセルのBOZAR(芸術センターCentre for Fine Arts)のディレクター

フィリパ・ラモス 作家・映画編集者

 

     

                  (左から上記の順番)