新年のご挨拶*今年で5歳になります ― 2018年01月01日 18:37
光陰矢の如し、’El tiempo pasa como una flecha’
★早くも5回目の新年を迎えるとは我ながら驚きです。自分のアタマの体操、もっとスペイン語映画が公開されることを願って始めたブログでしたが、思った以上に時間が取られるものでした。しかし「小人閑居して悪を為すEl ocio es la madre de todos los vicios」とも言いますので、飽きるまでしばらくは続けたいと思います。
★映画界は年初から2月にかけて映画賞の季節、スペインもフォルケ賞(1月13日)、フェロス賞(1月22日)、ガウディ賞(1月28日)、ゴヤ賞(2月3日)が予定されています。うちガウディ賞は未紹介ですが、カタルーニャ語に特化しておりスペイン全体を網羅しておりません。カタルーニャ映画アカデミーが選考母体、カテゴリーはカタルーニャ語とカタルーニャ語以外の言語(主にスペイン語と英語)に大別されています。今年はアグスティ・ビリャロンガの新作「Incerta glòria」がノミネーション最多の16個と独走中、受賞の可能性が高そうです。公開された『ブラック・ブレッド』(10)とテーマが似通っています。
★一応、ガウディ賞の作品賞と監督賞をアップしますと、こんな具合です。(ゴチック体は当ブログ紹介作品)

(第10回ガウディ賞2018のポスター、背景は「Incerta glòria」から)
◎作品賞(カタルーニャ語)
Brava 監督ロセル・アギラル
Estiu 1993 (Verano 1993)『夏、1993』 監督カルラ・シモン ノミネーション14個
Incerta glòria (Incierta gloria) 監督アグスティ・ビリャロンガ 同最多16個
La película de nuestra vida 監督エンリケ・バロ
◎作品賞(カタルーニャ語以外)
Júlia ist 言語スペイン語 監督エレナ・マルティン
La llamada 『ホーリー・キャンプ!』言語スペイン語
監督ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ
Tierra firme 言語英語・西語 監督カルロス・マルケス=マルセ ノミネーション11個 The Bookshop (La librería) 言語英語 監督イサベル・コイシェ 同12個
◎監督賞
アグスティ・ビリャロンガ Agustí Villaronga (Incerta glòria)
カルラ・シモン Carla Simón (Estiu 1993)
カルロス・マルケス=マルセ Carlos Marques-Marcet (Tierra firme)
イサベル・コイシェ Isabel Coixet (The Bookshop )
★授賞式の総合司会者は、『夏、1993』と「Tierra firme」に出演しているダビ・ベルダゲルです。次回は英語映画ですが、いずれの賞にもノミネートされながら未紹介のイサベル・コイシェの映画から始めたいと思っています。(*1月7日アップしました)

(イサベル・コイシェの「La libreria」のポスター)
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