上映作品の一部がアナウンスされました*ラテンビート2017 ① ― 2017年08月14日 08:23
パブロ・ラライン、カルラ・シモン、エドゥアルド・カサノバ・・・
★8月14日現在で7作品が発表されただけですが、そのうち当ブログでピックアップしたパブロ・ララインの ”Neruda” とカルラ・シモンの ”Verano 1993”(カタルーニャ語題Estiu 1993)の2作、ゴヤ賞2017でご紹介したかったエドゥアルド・カサノバの “Pieles” が含まれていました。
★パブロ・ララインの「ネルーダ」は、公開が以前から予告されており、この度『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』という邦題で11月11日に公開が決定しています(新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデン・シネマ)。従って宣伝を兼ねた先行上映になりますね。既にカンヌ映画祭2016の「監督週間」にノミネーションされた折りに、監督紹介、スタッフ、キャスト、プロットなど詳細を記事にしておりますので、ラテンビートでは割愛します。
*「ネルーダ」の記事は、コチラ⇒2016年5月16日
★カルラ・シモンの ”Verano 1993”(西題)のオリジナル・タイトルは ”Estiu 1993”、ベルリン映画祭、マラガ映画祭などの折に、ラテンビートを意識してその都度ご紹介してきましたが、今回新しいニュースを補足して再構成いたします。監督自身の少女時代が語られます。こちらは『夏、1993』と邦題もすっきり、余計な副題からも救われています。変更しないことを切に願っております。
* ”Verano 1993” の主な記事は、コチラ⇒2017年2月22日
★エドゥアルド・カサノバのデビュー作 “Pieles” は、ラテンビートでは『スキン』で上映される。しかし本作は既にネットフリックスで『あなたに触らせて』の邦題で放映されているから、新たに字幕を入れ替えて上映するということでしょうか。スクリーン鑑賞が後になるということに時代の変化を感じています。ベルリン映画祭2017パノラマ部門、マラガ映画祭セクション・オフィシアル部門での話題作。理不尽な暴力が痛々しいメロドラマに変化するという、社会批判を込めた辛口コメディ、ダーク・ファンタジー、とにかくスペインにアンファン・テリブルが誕生した。アレックス・デ・ラ・イグレシアとカロリナ・バング夫婦が、カサノバの才能に惚れ込んで製作した。本作については改めてアップいたします。
(エドゥアルド・カサノバとアレックス・デ・ラ・イグレシア)
★カルロス・サウラの ”Jota de Saura” は、いずれ公開されるでしょうし、解説の必要はないでしょう。
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